営業の付帯業務、誰がやる?

私の営業マン時代、”何故営業活動が出来ないのか?”というテーマで何度か調査・議論しました。
”付帯業務が多すぎて営業に出れない”問題を解決するための議論です。

各営業マンに協力してもらい、仕事内容を細分化し重み付して、どんな業務が営業活動を阻害しているのかを調べました。

ISOを取得している会社に在職していた時は、受注から製造・納品に至るまで様々な文章を作成し社内に回します。
非常に手間暇のかかる書類作成作業でした。
また、積算型の見積もりを採用している会社に在職していた時は、見積もり書作成だけで半日かかるような仕事でした。
そして提案書の作成。
技術部門から様々なデータをもらい、実績や売り文句を考え、イラストを描いて見やすくわかりやすく工夫し・・・
在職していた会社によっては付帯業務は様々で、受注入力、伝票発行、商品の検品、試作品製作、データ解析、不具合報告書作成、プログラミング・・・

さて、どこまでが営業の仕事なのでしょうか?

営業にしかできないこと、営業の感覚でしかできないことがあります。
見積もりの匙加減やお客さんにウケるキーワードなどです。

QCやカンバンが目指していたのは、業務の標準化による誰でも均一の仕事と効率化です。
可能な限り仕事を標準化し、サポートする部隊が自動で仕事が回る体制作りが大事だと思います。
お客さんと直接とかかわる部分には、マーケティング担当者の活用をお勧め致します。

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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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