まだ届かないマイナンバー

昨日、個人情報保護士向けのマイナンバー講習会を受けてきました。
従来の個人情報と個人番号(マイナンバー)との利用の違い、法制上の違いとい観点での講義でした。

個人番号(マイナンバー)を要約すると、
利用は
・社会保障関係の取得・確認・支給・徴収
・税の賦課・徴収
・被災者生活再建支援金
の事務でのみ使われ、

・行政運用の効率化
・手続き簡素化による国民の利便性の向上
・行政サービスの公平な提供
・マイナポータルでの自分情報の確認(2107年1月スタート)
が目的とされています。

利用目的が限定されているため、一般の社員の方はあまり関わらないのですが、経営者にとっては行政への諸手続きに必須となっています。

・支払調書
・源泉徴収票
・年金保険関係
・健康保険関係
・雇用保険関係 ・・・など

個人番号(マイナンバー)の取り扱いに関しても、従来の個人情報以上に厳しく限定され、違反時の罰則も更に厳しく定められています。

本講座を受けて思ったのは、全ての経営者並びに取扱う事務担当者に教育が必要であると。
知らなかったでは済まない事項がいくつかありました。
経営者が安直に、マイナンバー=社員番号、などとやらないように。

さて、国民みんなに来ている通知カード(紙ペラのやつ)。
私は3月に個人番号カード(マイナンバーカード・写真入りのやつ)を申請しましたが、まだ届いていません。
せっかく勉強して興味を持ったので、早く実物を目にしてみたいです。
北区役所さん、よろしくお願いします。

※7月に事務所を移転します。
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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発注元の発注元を狙え

自社の商品サービスの更なる売り上げ増を目指すのであれば、発注元の発注元を狙いましょう。
直接の取引先(自社から見て発注元)ではなく、発注元の発注元への販促活動をお勧めします。

例えばあなたの会社が建設業における専門工事会社(主に下請け)や建設資材の会社であれば、国・自治体や特殊法人への啓もう活動を行います。
展示会や発注元主催の技術発表会等の機会を見つけて、自社の技術を広くアピールしましょう。
”機会を見つける”ことが重要です。

またあなたの会社が材料メーカーであれば、デザイナーや研究開発者がよく目にする媒体への広告やイベントへ積極的に参加しましょう。
そして直接彼らの意見に耳を傾けましょう。
デザイナーや研究開発者が気に入ってくれれば、メーカー指定・材料名指定での発注が流れて来ることでしょう。

要点は、発注書の仕様書に自社商品サービス名を盛り込んでもらえるような啓もう活動が必要ということです。

まずは自社の商品サービスが売れる発注のメカニズムを解析し理解することです。

販促先が直接の取引先ではないので、営業マンは動きたがらないかもしれません。
しかしこの販促活動は会社全体の売り上げ増につながります。
会社全体の活動には営業個々ではなく、マーケティング担当者をうまく活用しましょう。

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商品企画のアイデアは、すぐ目の前にある

「資生堂 TSUBAKI」
「ブランド再生へ 10年目の挑戦」
今日の新聞を読んでいて、全く別の事を考えていました。

ある女性社員の制服の襟の裏側が濡れているのが気になって聞いてみました。
「髪に”つばき油”を使っていて、制服に付いてしまう」
ということでした。

最近の整髪剤なら衣服に付着することは少ないと思ったのですが、”肌に合わない”とか”昔ながらのコレがいい”というこだわりがあって、天然オイルが好まれているようです。

私も顔に塗るために何種類かのオイルを使用しています。
ホホバオイルや馬油、ハワイ土産のKUKUI-OIL、マラソンの時にはヴァセリン。
他に中年男性用エイジングケアオイルなど、場面や気分で使い分けています。
どのオイルでも上記の課題、”衣服に付着する”が悩みの種です。
最近の中年男性用エイジングケアオイルは結構さらっとして良いのですが、やっぱり天然のホホバオイルとか使いたくなるのです。

既存のオイルという素材はそのままで、他物への付着を防ぐアイテムを開発したら需要があるのではないでしょうか?

ちょっとした声を拾うだけで商品企画のネタになります。
あとは自社の技術で確立できるかどうかです。
声を集めて開発部門と検討しあうのも、マーケティング担当者の仕事です。

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関係性マーケティングという考え方

QCサークルではお馴染みのパレート図での分析で、80対20の法則があります

売上においては2割の既存顧客で売上80%に達しているのであれば、営業労力を既存顧客に集中することで効率の良い活動ができるということになります。

売上のパレート図

ところが。
私が所属したある会社では、常に新規開拓をしなければ食っていけない経営でした。
商品の品質が良くないためリピート顧客がつかなかったからです。

また、ある会社の社長は新規顧客にしか重視しませんでした。
既存顧客は放っておいても買ってくれる、という考えだったのです。

既存顧客を大事にしない経営方針であるため、どちらの会社でも顧客満足度は低い状態でした。
私は顧客にヒアリングしていて、大変恥ずかしい思いをしました。

新規顧客獲得にどれだけの労力が必要なのでしょうか?
営業にしてみれば、労力を少なく、売り上げも安定的に、顧客との関係もより深くなる営業スタイルの方が良いに決まっています。

もちろん新規開拓もしなければジリ貧になってしまうので、営業労力の適切な分配が必要です。
そのためにもマーケティング担当者を設けて、営業活動を半自動化し、営業労力を半減させるべきでしょう。

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ファンになってくれた顧客のアクション

今日は2つのセミナーを受講してきました。
どちらもブログや著書、前回参加したセミナー等でその考え方に共感した先生方です。
気に入った先生方なので再びセミナーに参加したりブログをチェックしたりしています。

私の行動は、マーケティングでいうところの”ファン”の状態です。
ファン化した顧客は再びサービスを受けようという気になっています。
もし同じサービスが飽和状態であれば、別のサービスを提供してみては如何でしょうか?
採用してくれる率が高くなります。
新規で顧客開拓するよりも労力は少なくて済みます。
顧客に如何にしてファンになってもらうか、という活動もマーケティングの仕事です。

セミナーでは、どちらの先生も1時間2時間の講演を休むことなくしゃべりっぱなしでした。
その体力と仕事への情熱を見て、元気をもらって帰ってきました。

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