商品企画のアイデアは、すぐ目の前にある

「資生堂 TSUBAKI」
「ブランド再生へ 10年目の挑戦」
今日の新聞を読んでいて、全く別の事を考えていました。

ある女性社員の制服の襟の裏側が濡れているのが気になって聞いてみました。
「髪に”つばき油”を使っていて、制服に付いてしまう」
ということでした。

最近の整髪剤なら衣服に付着することは少ないと思ったのですが、”肌に合わない”とか”昔ながらのコレがいい”というこだわりがあって、天然オイルが好まれているようです。

私も顔に塗るために何種類かのオイルを使用しています。
ホホバオイルや馬油、ハワイ土産のKUKUI-OIL、マラソンの時にはヴァセリン。
他に中年男性用エイジングケアオイルなど、場面や気分で使い分けています。
どのオイルでも上記の課題、”衣服に付着する”が悩みの種です。
最近の中年男性用エイジングケアオイルは結構さらっとして良いのですが、やっぱり天然のホホバオイルとか使いたくなるのです。

既存のオイルという素材はそのままで、他物への付着を防ぐアイテムを開発したら需要があるのではないでしょうか?

ちょっとした声を拾うだけで商品企画のネタになります。
あとは自社の技術で確立できるかどうかです。
声を集めて開発部門と検討しあうのも、マーケティング担当者の仕事です。

※7月に事務所を移転します。
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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