先日セミナーで会った方と名刺交換していて言われました。
「ごめんなさい、マーケティングってよくわからないんですが・・・」
屋号も豊田マーケティング事務所っていうくらいなので、私にとっては常識的な言葉だったのですが・・・
私がマーケティングという言葉を使いだしたのは5・6年前。
転職先でマーケティング担当者に任命されて以来のことです。
それ以前は私は何と言っていたかというと、
”営業推進”
”販売促進”
”営業企画”
会社によっては実際に上記名称の部署がありました。
売り上げにつながり、且つ営業ではない活動を当時はマーケティングと言っていました。
私自身が営業マンだった頃は、私の営業活動の一部として自分の仕事に組み込んでいました。
おかげで売り上げは良い方だったと思います。
売り上げの芳しくない顧客をあてがわれた時も、翌年には伸ばすことが出来ましたので。
「売り上げは作るけど営業らしくない」
「なんか分からない事をやっている」
私のマーケティングは残念ながら経営者に理解されず、会社を追われたことが何度かありました。
ドラッカーはその著作『マネジメント』の中で、
「企業の第一の機能としてのマーケティングは、今日あまりにも多くの企業で行われていない。言葉だけで終わっている。」
と述べています。
『マネジメント』は1970年代に書かれたものですが、2016年の現在でも、マーケティングは企業であまり理解されていない、と実感しています。
どこからどこまでを”マーケティング”と言うのではなく、売り上げにつながる活動は営業含めて”マーケティング”と呼んでも良いと思います。
むしろマーケティングをベースに営業戦略を組んだ方が、論理的営業活動が出来ることでしょう。
その中でも、
”売れる仕組みを作ること”
”仕事を創出すること”
を専任で活動するのが、マーケティング担当者の仕事です。
マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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