小規模企業白書を眺めていると、一部の業種を除くと小規模事業における宣伝としてのITの活用はまだ遠いのだなあ、と気付かされます。
ホームページ・ブログの活用で盛んなのは宿泊業。
なるほど、と思いました。
最近はホテルの予約はすべてネット経由ですし。
残念なことに建設業ではブログ活用が非常に低いデータが示されています。
建設業、特に土木はその特殊な受注形態(公共事業であるため入札形式)なため、大手を除き、自ら情報を発信してファンを作り受注を増やすという必要がないからでしょう。
(暗黒面があるため公にできないケースもあったりします。発電所絡みとか。超・危険地域とか。)
しかし建設業でもブログ等で情報発信を積極的に行っていただきたいと思います。
誇りある仕事をしているのですから。
建設業の情報発信のメリットを3つ挙げさせていただきます。
①クライアント(発注元)向けに:
建築なら施主に、土木なら役所に、改竄できない進捗の報告となります。
結果として信用・信頼につながります。
②将来のお客さんに向けて:
自社の実績の宣伝になります。
お客様の声を追加掲載してあげると、より信用・信頼につながります。
③社員に対して:
誰もが見られるネット上に公表していることで、まずいことができない、という社員への意識付けになります。
この現場には関わっていない社員に向けても同様です。
難しい工事の、その苦労話を追加しておけば、それは自社のノウハウになり、新たに入社する社員への教育にもなります。
社内行事を載せところがありますが、社員募集が目的でないのなら辞めた方が良いです。
花見とか社員旅行とか、ビジネスでは関係ないことですので。
また、工事に関わる行政側からも工事の進捗の報告にも活用していってもらいたいです。
例えば、市役所の建て替え工事の様子を市のブログで公開することで、市民への情報発信、信頼と安心へとつながります。
私も時々、行政側の進捗ブログを見て参考にしています。
私も建設業で仕事をした身。
建設業はお金や事故・不正などブラックなイメージがあり残念に感じています。
しかし現実には私たちの生活、社会インフラに貢献している仕事です。
見える化ならぬ見せる化で、自分達の仕事に誇りを持って紹介してもらってもよいと思います。
マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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