初めてのマーケティングに悩んだら

マーケティングにはいろいろな手法があります。
売り上げを伸ばす仕掛け、引き合いを増やす仕掛け、すべてマーケティングと呼んで良いと思います。
営業マンの活動もマーケティングの一環と考えて良いでしょう。

これから自社でマーケティングをやろうと考えた場合、
”どうしてよいか分からない”
”コンテンツ制作に困った”
という方に向けて、
くるくる当番表みたいな図を作ってみました。
今回はアウトプット版(情報発信)です。

コンテンツくるくる当番表
※業界・ビジネスモデルに合わせて、追加・削除してお考えください。

情報発信を行うにあたって、
まず内容を決めていかなければなりません。
商品の特長や実績、使い方などです。

次に、内容を表現する方法です。
文章(テキスト)オンリーでは、理解するまでに時間がかかってしまいますので、イラストや写真といったビジュアルで表現するのが良いでしょう。

そして、何で情報発信するか、発信媒体です。
内容・表現方法・媒体の円の内側・中側・外側をくるくる回して実行することで、幾通りもの情報発信が出来ると思います。

顧客に”飽きさせない”ことが大事です。

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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提案出来ない営業には技術者同行を

人生初の富士山登山へ行ってきました。
丁度、山小屋の最終日。
閉鎖に向けてばたばたしていました。
当然、トイレも参入口もこの日のお昼で閉鎖となりますので、今登っている人は早く下山しなければなりませんし、これからの入山は出来なくなります。
知ってか知らずか、私たちが頂上から降りてくる最中に入山してくる人、特に外国人が結構いました。
同行してくれた山岳ガイドさんは登ってくる人にいちいち声をかけ、トイレがない旨、山小屋が閉鎖される旨を伝えていました。
なかなか出来るガイドさんです。

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さて、私の参加した富士山登山ご来光ツアー、旅行会社の企画なので、当然一般の人が参加しています。
老若男女問わず、です。
子供や体力のない女性も一緒ですので、体力弱者に合わせてのペースで登っていくのです。
そうなると、私のようにマラソンに向けて鍛えてる人には物足りなくなる訳です。
そんな不満を、下山して温泉につかりながらガイドさんに不満をもらしてしまいました。
すると、ガイドさんから提案がありました。
本来はメニューにない、個人に合わせたプランです。
すごく気に入りました。
やはり出来るガイドさんです。

お客さんの不満を聞いて、即行で、カタログ・メニューにはないお客さんに合う提案を、みなさんの会社の営業マンは出来ますでしょうか?

こういった提案が出来ない営業マンはたくさんいます。
どちらかというと、現場寄りの人・技術者の方が、カスタマイズ提案が得意です。
出来ない営業マンには是非、技術者を同行してのお客様訪問をお勧めします。
自分にないスキルと経験を彼らは持っているのです。
お客様の要望を満たす方法を技術者は知っています。

ちなみに私たちのツアーでは、頂上は天候不順であったため、残念ながらご来光を拝めませんでした。

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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マーケティング活動の仕込みにかかる日数

マーケティング活動は、準備から仕掛け・実施まで、結構な日数がかかるものです。
仕込み開始から実施に至るまでの凡その日数を挙げてみました。
ちなみに制作日数は、イラストや写真、キャッチコピー、説明文が揃った上での(やることが決まっている)作業時間とします。

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【ホームページ】
自社で運営しているのであれば、当然即日掲載になります。
コンテンツ制作には、内容が決まっていれば社内チェックを合わせて2・3日もあれば可能でしょう。
コンテンツの内容には、いつも頭を悩ませるものです。

【パンフレット】
早い印刷業者だと、原稿入稿の翌日には納品されます。
綴じ加工(ホチキス留・無線綴じ)やラミネート加工があると、もう2・3日納期がかかります。
原稿制作は社内チェックを合わせて2・3日もあればできると思います。

【販促物(名入れボールペン)】
商品が国産の場合は1ヵ月以内、海外製であると2ヵ月かかる場合もあります。
原稿はロゴと社名(書体)だけなので、1時間程度でできるでしょう。

【DM(ポリ袋封入)】
パンフレット制作に引き続き、印刷物が納品されるまで2・3日、封入作業は量にもよりますが、1000部×2名×3時間/日の体制で3日もあれば準備できると思います。
メール便扱いでヤマト運輸や郵便局に依頼するのであれば、お客さんのポストに届くまで2日~1週間かかります。
原稿制作はパンフレットと同じです。

【Web広告】
Google AdWordsであれば、申し込み登録の翌日から掲載開始可能です。
原稿はほとんどテキストで文字数も少ないので、キャッチコピーを考えてあるのであれば、1時間もかからないでしょう。

【専門誌広告】
大手出版社(日経とか)だと2~3ヵ月前、遅くても1ヵ月以上前に申し込み・入稿を締め切ってしまいます。
原稿制作はパンフレットと同じです。

【新聞広告】
発行スパンにもよります。ほぼ毎日発行であれば数週間前までに、月2回発行の新聞であれば1ヵ月前には締め切ります。
原稿制作はパンフレットと同じです。

【展示会】
だいたい8ヵ月前、早いところでは1年半前より出展の申し込みが始まっています。
開催の6ヵ月前には締め切っています。
場合によっては先着順になります。
申し込み日から開催までの期間が準備期間となり、その間に出展物(試作品等)や下記のような制作の準備を行います。

・展示会主催者発行のガイドブックの原稿制作
・開催中に配布するパンフレットや販促物の制作
・展示パネルの制作は、業者にもよりますが、早いところだと入稿から2日納品可能です。
・模型の制作には内作・外注ともに時間がかかります。

十分に設計して取り掛かった方が良いです。

マーケティング活動は仕掛けるまで時間がかかります。
そして実施してからの反響が出るまでも時間がかかります。
長期戦を覚悟して取り掛かっていきましょう。

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映画『JOBS』にみる、マーケティング

映画『スティーブ・ジョブズ(JOBS)』(2013)を見ました。
2015年版もあるみたいですが、そちらは次回に。

さて、この映画にはマーケティング要素がたくさん盛り込まれていましたので、ご紹介。
勉強になります。

Apple1号機の納品の場面。
ICチップはんだ付けマイコンボード、なんて懐かしいことか。
このモニターなし、キーボードなし、本体ケースなしのマイコンボードだけを見せて、ジョブズの言った言葉。
「可能性」
ユーザーの勝手し放題、どんな使われ方をするか分からない”可能性”というニーズを提供することを示唆しています。
部品メーカーであれば、ホームページに自社製品の特長を掲載することで、お客さんがそれを見つけ、自社の想定外のニーズを発見することができるかもしれません。

AppleⅡの後継機リサの開発メンバーを前にして、ジョブズの言った言葉。
「なぜユーザーは他社でなくアップルを選ぶと思う?
自慢できる、
ステイタス・・・それ以上、社会的通貨だ」
現在のマーケティングに通じる考え方です。
よく例に挙げられる”スターバックス”などがそれに当たります。

マッキントッシュ・プロジェクトメンバーを前にした、ジョブズの言った言葉。
「他社製品を見たら改善を考えるよりも、別のアプローチを考えろ」
実に営業的。
営業マンであれば、自社製品を他社製品と比較された場合、この精神でお客さんを説得しなければなりません。

ペプシ・チャレンジを成功させたマーケティング専門家(名前忘れた)の言葉。
「諸君は優れた製品を作った。
だが諸君が売るのはより優れたものだ。
我々はコンピュータでできることを売り込む。
心のツールだ。そしてそのツールには限りがない。
人々はより多くを得るだろう、仕事から、結婚から、金から、人生から、マックを使って、どんな夢でも叶えられる。」
当時、パーソナル・コンピュータの利用価値はそこまでありませんでした。
しかし今、インターネットの普及によって、パソコンで得られた価値は皆さんの知っての通りです。
コトラーのマーケティング4.0でいう自己実現のためにパソコンを、そしてスマホが、その価値を実現しているのが現在です。

この映画、パソコンの歴史を知らないと、訳が分からない、つまらない映画だと思います。
30年以上パソコンの歴史とともに歩んできた私にとっては、楽勝でしたが。

iPod-miniに始まり、iPad・iPhone・MacbookProと、気付かぬうちにAppleのマーケティング戦略にまんまとハマっている私。
今夜のアップル スペシャル イベントが待ち遠しくなっています。

apple special event

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ブログ100記事目になりました

ビジネスブログがおかげさまで100記事目を迎えました。

ネット検索で、”ブログ100記事”で検索すると、
”100記事超えたあたりからの反響”云々
が色々とヒットしてきます。
当ブログも80記事超から、期待していたキーワードでの検索が目に見えて増えてきたのが分かります。
ホームページだけでは達成しえなかった圧倒的文字量が、SEO的に良い影響を与えているのでしょう。

実は明日、人生初の富士山登山に挑戦します。
そのため、事前に持ち物や服装のチェックを、と思いネットで検索していると、Q&A系やブログばかりがヒットしました。
そして、やはりブログが情報源になってきます。

企業からの情報発信、個人の情報発信。
情報過多の時代になりました。
マーケティングも情報過多を生き抜く工夫が必要です。

富士山登山準備

追記:
明日の登山は、台風の影響で中止との連絡が旅行会社からありました。
4日後に再予約を入れましたで、9/10-11でトライしてきます。

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