東京商工会議所から公表された『生産性向上・ICT活用状況に関するアンケート調査結果』報告書を眺めていて興味を引いたこと、その2です。
自社の強み・立ち位置を認識しているか、というアンケートの結果が気になりました。
同業他社に比べて自社の生産性が高いと思う企業が33%。
そのうち、その理由の第1位が
「取引先・顧客への信用力がある」が51%、
「商品サービスの品質面で競争力がある」が31%、
となっています。
信用力があって取引がうまくいっているのですから、これをPRしない手はありません。
ところが自社の信用・信頼という強みを上手に表現できずに損をしている企業はたくさんあります。
ホームーページには商品サービスのスペックだけでなく、信頼の証となるもの、例えば社内の取り組み等をもっと挙げるべきではないでしょうか。
”顧客から信用される・信頼される”自社の取り組みはいろいろあります。
3S5S・QCサークル・気付き活動・地域ボランティア・BCP(事業継続計画)・ISMS・・・
商品サービスの品質向上と信頼獲得のための活動をやっている訳なので、もっとPRしても良いのではないでしょうか?
以前にこんな記事を書きました。
「営業部以外は顧客への意識が低い」
http://wp.me/p7Btdf-3v
工場見学や作業所の見学には、以下のような効果があります。
①作業員にとっては、
顧客の顔が見える→顧客を意識して仕事をするようになる
②顧客にとっては、
だれが作っているのか分かった、作業の工程や環境を確認できた→成果物への信頼・品質への安心感
工場見学会・作業所の見学会もPRのひとつの手です。
さて、他社に比べて自社の生産性が高いかどうか分からない企業が31%もありました。
自社の自己評価が出来ていない、自社の立場が分かっていない、ということは、市場競争で後れを取ってもやむを得ない、と言えます。
市場競争は競争なのですから、ライバル社・ライバル商品との比較・研究は必須です。
マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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