「なんでそんなことに気が付かないんだ!
誰でも分かることだろ!!」
社内でよく耳にする、怒気をはらんだフレーズ。
社員に対して”使えない”を連発する社長、いますね。
必ずしも社員がダメ、という訳ではないのです。
社内の情報の流れが問題なのかもしれません。
会社の組織が上手く機能していない場合、特に社長のワンマン経営が強い場合は、社内の情報の流れが上への一方通行になりがちです。
社員はみんな、社長の方を向いて仕事をしているからです。
これでは社員同士、横への情報共有が出来ません。
情報は社長に集中します。
社長は社内全体が把握できる位置にいるので、”ちょっとした事”にも気付くのです。
社員ひとりひとりは自分の周囲しか分かりませんので、社長の気付いた”ちょっとしたこと”にはなかなか気付くに至りません。
営業職は、自分の営業成績にしか頭にないので、同僚の営業とは情報の共有を行いません。
また、技術職の人、製造部門・サービス部門・SE部門は”何故か”営業と仲が悪いので、こちらも情報共有を行いません。
社員は単独で仕事をしているのです。
管理職や情報収集する部門など、ワンクッション置くことで情報の共有ができるようになった例があります。
情報ハブの役割になってもらうことで、情報は一方通行にならず、情報の流れがスムーズになります。
社長の言う「誰でも」は、情報が集まる位置にいて且つ第三者的な位置にいる社長のような立ち位置なら、「誰でも」と言えます。
情報の流れがおかしくないか?
組織がちゃんと機能しているか?
本来はハブとなる管理職も社長の方を向いて仕事をしていないか?
この点にも社長には気付いてほしいものです。
組織は社長がいなくても、ショート問題を解決できるようでなければなりません。
マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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