以前はさすらいの営業マンとして、今はマーケティング専門のコンサルタントとして企業を渡り歩いていますが、企業に根付く文化・社風はなかなか変えることができないことを、多くの会社で体験させられました。
新入社員やコンサルタントなど外部からやってきた人から見て、この会社のココはちょっとまずい、と気付くことが多々あります。
指摘しても、「それが会社の基本ルールだ」「ウチの業界はこうだ」と言わんばかりに拒絶されます。
例え社長が「今のままではダメだ、社内に変化が必要」とか「イノベーションが必要だ」とか言って外部から新しい血を入れようとしても、あるいは社長自身が、あるいはベテラン社員のほとんどが、変化を嫌い保守に走り、現状維持に全力に努めます。
馴染んでしまった企業文化はなかなか壊せないものです。
無理に企業文化を壊そうとすれば、社員や役員の大離反を引き起こしかねません。
営業至上主義の会社では、マーケティング的な考え方を導入しようとしてもなかなか受け入れてもらえません。
「何故そんなのが必要なの?」とみんなから全力で拒否されます。
マーケティングに早々に成果が出てくればみんなから少しずつ理解を得られるのですが、それまでは小さく地道にやっていくしかありません。
マーケティングはそんなにすぐには成果が出るものではありませんので。
まずこちらが小さく小さく変えてみる、そうすれば相手も少しずつ変わってきます。
時間はかかりますが、企業文化を変えるには小さく小さく変えていくことです。
マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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