さいたま国際マラソンが近いこともあって、コースの下見兼リハビリに、ウォーキングをしてきました。
日中歩いていると目に付くのは、新・ママさん自転車。
小径タイヤ・低重心・電動アシスト・子供用シェル型椅子
大変よく見かけます。
2015年6月の道路交通法改正により、子供専用椅子があれば、自転車の前でも後でも乗せることが出来ます。3人までOKです。
以前より問題になっていた幼児を乗せての転倒事故も、この低重心構造により、ある程度は解決しそうです。
実際に走っているのを見ていると、車道から歩道に乗り上げるのに良さそうです。
小径タイヤで低重心であるため、乗り手に伝わる振動が少なそうに見えました。
さて、電動アシスト式自転車がもっと普及するかと思ったのですが、他のタイプ、従来のママチャリタイプなどはそれほど見かけません。
”電動アシストが付いた”だけでは、まだ安価な普通のママチャリの方が優勢なのかもしれません。
小径タイヤ・低重心・電動アシスト・子供用シェル型椅子の新・ママさん自転車は、付加価値を複数付いたことで、”子育てママさん”には絶大の人気が出ています。
複数の付加価値とターゲットの絞り込みで市場に絶対的な優勢に持ち込んだこのケースは、マーケティング的には参考にすべき事例です。
付加価値を2つ以上増やすことでライバルと優勢に差別化することができます。
ちなみにこの自転車、男性には不人気のようです。
ママさんが乗る自転車というイメージの定着で、男性には格好悪く感じるみたいです。
ターゲットを絞り込むと二兎は追えないのですが、絞り込んだ方では市場で優位に立てます。
マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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