社内へのマーケティング啓蒙は報告会で

社内へのマーケティング啓蒙は報告会で

社内へのマーケティングの啓蒙を『インナーマーケティング』と言うそうです。
自分でやっていてそんな言葉があるとは知りませんでした。

近い言葉では、『インナーブランディング』とか『インターナルマーケティング』とか言うそうです。
インナーブランディングは、どちらかというと社員意識の取り組み感が強く感じます。
クレドとか社是とか合宿とか。

私が推進する『マーケティング内製化』では、この社内へのマーケティングの啓蒙を重要視しています。
マーケティング担当者がスムーズに活動するには、社長や社員の理解と協力がなければマーケティング活動はままなりません。
そのためには、何のためにマーケティングを行っているのか、マーケティング活動のためにはどんな協力が必要なのか、社内に知らしめる必要があります。

社内では様々な報告会があります。
マーケティング会議、営業会議、全社会議などです。
会議ではマーケティング担当者も自分の活動を主張するよう勧めています。

マーケティング担当者にとっての報告会の目的は、
①表向き→営業並びに間接部門との情報の共有(主に情報提供)
②真の目的→マーケティングの社内啓もう(マーケティングへの理解)
有用な情報を提供しつつ、理解と協力を求める、という事です。

マーケティングは担当者ひとりで活動するものではありません。
担当者は営業の下請けだけやっていれば良いのでもありません。
マーケティングは会社全体の取り組みとして活動していくものです。

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商標を武器にブランディング強化

商標登録査定通知

私のマーケティングに対する考え方、その根底にあるのは、営業。
15年以上の営業人生から来ています。
私の主張する『マーケティング担当者の仕事』は、売上につながる行動をする点では、営業と同じ。
営業と違うのは、特定の顧客を担当していない事。
未知の顧客、既存の顧客、そして営業マンがマーケティング担当者の顧客であると定めています。
事務仕事スタイルで集客とファン顧客作りと営業を支援する、その事からマーケティング担当者現役時代は、私自身を『デスクトップセールスマン(机上営業)』と呼びました。

という訳で、かねてより申請していた商標『デスクトップセールスマン』の登録査定の通知が来ました。
そして今日、特許庁に登録料を納付に行ってきました。

時間がかかりました。
申請から9か月です。
”商標登録”で検索すると、半年くらいというように特許事務所のサイトは述べていますが、その情報は古いです。
今は異変が起きています。
8・9か月はかかるようです。
特許庁のサイトでも凡その進捗が確認できます。

何はともあれ、『デスクトップセールスマン』を武器に、ブランディング強化していく予定です。

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活動記録を残す意味

アウトライン化されて元のフォントが分からない

転職すると、新しい会社でいちから仕事を覚えなければなりません。
私も転職回数が多いので、毎回毎回リスタートです。
残念ながら、前任者からの引き継ぎの経験があまりありません。
私が入社すると既に前任者がいないからです。

マーケティング職で引き継ぎなしで困ったのは、今までどうやってやってきたのか、活動の記録が残っていないことです。

今までどんな広告を出してきたのか?
今までどんなプレスリリースをやってきたのか?
今までどんな展示会装飾だったのか?
今までどんなHPの構造だったの?(制作ツールのTEMPゴミファイルが邪魔!)

そんな中で一番困ったのは、保存されていたロゴやフォントがアウトライン化されていて、元のフォントが分からないものがありました。
最悪なのは、JPEGファイルしかなくて・・・
はっきり言って、再現できません。
全面改装しました。
どうやら前任者が個人所有のフォントを使っていたらしいのです。

システム開発会社にいた頃にも似たようなことがありました。

販売しているソフトウェアのソースが保存されておらず、実行ファイルしか残っていない。
バージョンアップの度にソースを上書きされて、過去のバージョンや手直しの箇所の履歴が残っていない。
コメントアウトが無く、一見では分かりにくい。(構造解析ソフトで視覚化してなんとか理解した)

プログラマーが一人だけだったので、その人のPCの開発アプリの中にしかソースが存在しないのでした。

1年経って再びイベントが発生した時、活動記録は役立ちます。

前回の展示会でどんなことやったっけ?課題は?
前回の広告原稿のデザインをちょっと手直しして使ちゃえ!

活動記録は、過去の反省、次回の改善、次世代への継承に役立てられます。
そして活動記録はその会社だけのノウハウ集です。

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展示会パネル吊り下げ術

展示会パネル吊り下げ術1

展示会の前日、ブースの設営においてよく見かける風景があります。

「もうちょい右!いやもうちょっと左へ」

一人がパネルを持ち上げて、もう一人が後ろの方から角度の指示をしている。
そんなこんなで、パネル設置だけで1時間2時間かけている企業が結構あるのです。

また、当日に電源タップやガムテープが足りなくて近所のホームセンターまで買い出しに行ったりと、展示会場でぶっつけ本番で設営を行うと、段取りが悪くて時間がどんどん経ってしまいます。

搬入リストやレイアウト構想等、事前準備をしっかりやっておけば、設営にそれほど時間はかかりません。
マーケティング担当者現役時代、私一人でも2時間程度で終わらせられました。

展示会パネルに関して言えば、あらかじめ吊り下げ紐(チェーン)の長さを決めて、S字フックとOリングを用意しておけば、設置は簡単です。斜めになることはありません。

年に何回もやらないので展示会の事前準備は疎かにしがちですが、早く仕上げれば早く別の仕事にかかれます。
事前準備をしっかりやることで、仕事は捗ります。

展示会パネル吊り下げ術2

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落としたのは金のパンフレット?

金のパンフレット

綺麗なパンフレットをいただきました。
外国の美しい風景が全面に押し出されいて・・・
でも、”きれいな”という部分は購入判断には何の影響も与えてくれません。

同様に、業者に立派なホームページを作ってもらっても、購入者にとっては立派かどうかより、内容の方が重要です。

海外の美しい風景をHPやパンフレットに載せているのを見かけますが、事業や商品とは関係ないのであれば載せるべきではありません。
その余計なスペースはもっと購入意欲につながるものを載せましょう。

購入者にとって重要なのは、会社の信頼度であったり、商品サービスの質・スペックであったり、購入による期待度であったりします。
購入判断につながらないものは、余計です。
外注さん(制作業者)に依頼すると、その余計なものに労力をつぎ込んで請求金額をかさ上げしてきます。

金の斧・銀の斧という童話があります。
金銀の斧では木こりという仕事には役に立ちません。
同様に綺麗なだけのパンフレットも営業の役には立ちません。
金のパンフレット、個人的にはちょっと欲しいところですが。

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