マーケティング担当者は顧客の選択基準は何かを探れ

顧客の選択基準は何か

よくある営業マンは、自社商品のスペックを高々に謳いあげて、「どや!」って顔で売り込んできます。
不採用判決を下すと「なんで?」と言ってきますが、そこじゃないんだよな、と思ってしまいます。

スペックで商品サービスを選んでいるのであれば購入してもらえるのですが、顧客側の目的に合っていないと選んでもらえません。
『顧客の選択基準は何か?』を探ることで、顧客にマッチする提案が出来ます。

選択の基準には色々あります。
・仕様・機能・性能・スペック的なもの。価格も含まれます。
・用途・目的・場面・環境的なもの。
・デザイン・フィーリング・直感的なもの。

総合カタログやホームページにおける見せ方には商品のアイウエオ順が一般的ですが、用途別・目的別に作っておくのも良いことです。
顧客は別のアプローチを求めているのかもしれませんので。
顧客の選択基準は何かを探り、別のアプローチを試みるのも、マーケティング担当者の仕事と言えます。

マーケティング無料相談
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私(コンサルタント)の仕事は自転車の補助輪

私(コンサルタント)の仕事は自転車の補助輪

交流会などで名刺交換すると「マーケティングってなんですか?」と聞かれます。
私の名刺に『マーケティング事務所』と書いてあるので。

よく耳にするWebマーケティングという言葉から、ホームページを作ってくれる人と思われてしまうようです。
ですが、作ってあげません。
知り合いから販促・DMから連想してポスティングを手伝ってくれる人と思われてしまう。
チラシ配りを依頼して人もいましたが、もちろん断りました。
所属しているグループのFacebookページの管理を任せたいという人も。
知り合いだからと無償でね、と。
当然お断りしました。
『マーケティングは無料』みたいな感覚でいる人が多すぎです。

私の仕事はコンサルティングであって、作業請負ではないのです。
コンサルティングのついでに作業することはあるにしても、作業だけの受託業務はやりません。
私のコンサルティングという仕事は、企業のマーケティングそのもの支援(代行業務)ではなく、企業が社内でマーケティングを行う人への支援(相談・指導・検討)です。

初めて自転車の乗る人の代わりに乗ってあげるのではなく、乗る努力をする人を補助輪として或いは後から支えてあげる、そんな役割を担っています。
自分でやらずに他人に任せてしまっては、いつまで経っても自分でできないからで、自社でマーケティングを運営できる社会が私の目標とすることろであります。

営業に人件費・旅費交通費・接待等諸経費かかるのであれば、マーケティングにも人件費・設備費・広告宣伝費・情報入手の費用等がかかるはずです。
SNSで代表される『マーケティングは無料』という変な風潮が流行っていますが、マーケティングにも人権があるのが当たり前の世の中になってほしいものです。

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マーケティング業務は部品化すると作業が早い

部品化すると作業が早い

仕事を細かく部品化してルーチン化すると、作業が早くなります。
マーケティング業務においては、商品ごと・分野ごとにテキスト・図説イラスト・写真を予め用意しておくと便利です。
Webにしてもパンフレットにしても展示会にしても、基本はテキスト・図説イラスト・写真の使いまわしとアレンジです。

テキストにおいては、行政向けに硬い解説文、SNSやLP用に煽り文句、チラシやディスプレイ広告用にキャッチコピーなど複数用意しておくことです。

また図説イラストでは、見せる環境・背景や小道具も用意しておくとよりリアル感があります。
例えば喫茶店向け商材をイメージさせたいのであれば、スタバ風やルノアール風・移動販売車といった背景、丸椅子や革張りのソファー・スタンドといった家具、ペーパーナプキンやスティックシュガー・醤油さしなどの備品など、用意しておけば組み合わせで様々な見せ方ができます。
色を変えるだけで全くの別物にすることが可能です。
顧客別に提案書を作るのに便利です。

緊急に制作して情報発信しなければならくなった時、いざ始めようと一から文章や画像イメージを考えているのでは時間がかかります。
マーケティング担当者は日ごろからテキスト・図説イラスト・写真のネタのストックを作り置きしておきましょう。
さすれば自分の仕事も早く終わり、残業から解放されます。

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商品を知らないマーケティング担当者はただの作業者

マーケティング担当者が商品を理解したら

もしマーケティング担当者が、営業から、もしくは社長から振られたパンフレットを作りWebの1ページを追加しているだけの仕事であれば、それはただのデザイナー、ただのプログラマー。
パンフレットを印刷屋に丸投げしているのであれば、手配師。
作業員です。
もしただの作業しかしていないのであれば、将来は外注さんに取って代わられることを危惧した方が良いでしょう。

マーケティング担当者は第三者に自社の商品サービスを伝えるのが仕事です。

そのため自分のところで扱っている商品サービスを知らないのは、仕事の放棄と言えます。
昔、社長か誰かが作った文言そのままでパンフレットやホームページ作成しているようでは、ただの作業者です。
商品サービスを自分で理解して、自分なりに顧客に伝わる工夫することで、より顧客に伝わるようになります。

記事広告をおススメしています。
ただの広告より記事の方が信用度が上がるからなのですが、では誰が記事を書くのか?という話になります。
社内の技術スタッフもしくは社長に丸投げしているようでは、顧客に伝わるかどうかの工夫がありません。
社内や社長にヒアリングして、自分で理解して記事を書いてみることが大事です。

自分で理解するためには、一度図解にしてみては如何でしょうか?
営業に見せて分かりやすいと言ってもらえるようなら、使えます。
広告宣伝にも使えますが、営業達への教育にも使えます。
さらに営業に持たせて顧客への説明にも使えます。

マーケティング担当者が自社の商品サービスを理解するということは、自分・営業・社内スタッフ・顧客すべてに役立てられるということです。

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マーケティング活動を継続的に回す仕組み

継続的に回す仕組み

今まで営業主体だった会社でマーケティング活動を始めると、すぐネタ切れで活動がストップしてしまう現象が見られます。
営業の発言力が大きく、マーケティング担当者は営業の下請けとなってしまい、営業の指導・引率の元での活動になってしまいます。
営業の御用聞きです。
「なんかないっスか?」と。

一時のマーケティングブームでマーケティング活動を始めた直後はモチベーションもありアイデアも出て動けたものの、そのうち営業は面倒くさくなって自分の顧客主体の営業活動に戻り、マーケティング担当者は放置されて、徐々にマーケティング活動は縮小となってしまうのです。

そもそも、マーケティング担当者は営業の方を向いて仕事をするのではなく、顧客の方を向いて仕事をするのが、本来のマーケティングです。
マーケティング担当者と営業は対等の関係で協力的な関係でなければなりません。
前衛の営業、後衛のマーケティング。
それぞれの役割があるわけですから。

さてマーケティング活動は、マーケティング担当者が自主的に、問題なく活動できるものでなければ長続きしません。
そこで、継続できるマーケティング活動のひとつとして私がお伝えしているのが、『事例づくり』です。

事例は社内にいくらでもあります。
実績案件、失注案件、問い合わせだけの案件、他にもアイデアや空想など。
そして営業が活動している限り、継続的に案件は存在し続けるのです。
継続的に存在する案件を元に事例を作り上げ、顧客への見せ方を工夫・改善し続けることで、顧客への自社商品の認識率が向上し、結果として営業を支援する形になります。

『事例づくり』を取り入れることで、最終的にはマーケティング活動を継続的に回す仕組みができる、という訳です。

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