イラスト化した理由は満足いく写真がなかったから

八ッ場ダム工事現場見学会

Webサイトの制作にあたり、もしくはパンフレット制作にあたり、顧客に商品サービスを伝える工夫をします。
その際、見せたい説明したいイメージがない、手元の写真で良いものがない、ネット販売されているものに満足のいく写真がない、といった悩みがあるのではないでしょうか?

イメージとしてすごく良い実績写真があるけれど、クライアントから使用禁止されていたり、社会的にヤバい業界であったりと、使いたくても使えない写真もあります。

先週、土木学会の現場見学会に参加し、八ッ場ダムを見てきました。
その時に現場責任者の方が、現場写真を安易にSNS投稿しないでほしい、と言われていました。
蓋し建設中の現場には、公開したくないゼネコンのノウハウがあり、作業員さんの顔が映りこんでしまったり、一般には公開してほしくないヤバい場面があるから、と一人合点してました。
現実、前職・建設業では同様の場面を見てきましたので。

マーケティング担当者としては、写真が安易に使えないことが悩みの種でした。
当時私が編み出した解決策は、写真のイラスト化でした。
営業時代もPowerpointやWordのオートシェイプで図形を描いて提案書にしていたこともあり、あとはたくさん描いて慣らしていくだけでした。
結果として他社とは比べられないオリジナリティが出せました。
そして慣れると営業の要望に即時対応できるスキルに育っていました。

イラストの描き方についてはここでは述べませんが、私流は写真の輪郭をなぞって塗り絵する、という方法です。
イラストを部品化してストックしておけば、組み合わせでいくらでも対応できます。

10年以上も前、電線・ネットワークの業界で働いていた時の話です。
LANケーブル・モジュラーケーブルの製造販売に携わっていて、プラグ(LANコネクター)を説明するのに良い写真がなく、設計図しかありませんでした。
そこでプラグ(LANコネクター)をイラスト化して配線の説明を、と描いていたら社長に怒られました。
営業が外に出ないで何やってるんだ!と。
顧客に説明するまともな資料がないから自分で制作している。
手ぶらで顧客に訪問してどうするの?
会社としてまともな営業資料を用意してほしかった、と未だに愚痴っています。

その当時の思いと工夫が、マーケティング担当者になって営業支援のためのノウハウになり、現在はマーケティングのコンサルタントとしてマーケティング支援のノウハウにもなりました。

LANケーブル単線より線

【活用事例づくりから始めるマーケティング内製化】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

情報共有はマーケティング活動の副産物

マーケティング担当者による情報収集

マーケティング活動は、マーケティング担当者ひとりでできるものではなく、営業や間接部門スタッフ、社長も含めて協力していかないとできない活動です。
なぜならマーケティング担当者から発信する情報は、マーケティング担当者ひとりで見つけてきた情報というわけにはいかず、常に顧客に接している営業や商品サービスに最も詳しい技術スタッフ、会社設立以来最大の経験値を持つ社長から得られた情報がベースになっているからです。
そして各位の持つ情報を収集し、顧客向けに編集したものが、コンテンツとなります。

さて、このコンテンツ、マーケティング担当者が社内(あるいは社外)から収集したものですが、編集したものを社内に再発信することで社内の情報共有となりうることにお気づきでしょうか。
何故なら、営業は隣の営業の情報を持っていないからです。
営業は営業同士かつ工場や技術部門・システム開発部門とは情報共有しない生き物だからです。

『顧客への情報発信』という名目で各営業から情報を収集し各営業へも発信してあげることで、各営業は隣の営業の情報を知ることになります。
その情報には、隣の営業のノウハウや顧客分野、あるいは技術スタッフの持つノウハウも含まれます。
マーケティング担当者が社内の情報ハブとなって行動することで『情報共有』が生じるわけです。
情報共有はマーケティング活動の副産物とも言えます。
経営者はこの点に早く気が付いて上手にマーケティング担当者を用いるべきでしょう。

マーケティング担当者による情報発信

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

ウチのライバルってどこだ?

立ちふさがる壁

営業マン時代、ケーキ製造会社に工程管理のシステムを提案して時の話です。
私はハードウェア会社だったので、主力の端末(ハード)+システム開発(オプション)で攻めていました。
そんな中、そのケーキ製造会社の製造ラインを構築していた会社が、その工程管理システムを受注してしまいました。
彼らは工程管理システムは本業ではないのですが、元々製造ラインの方で取引のあった関係で、私の提案書を見せてもらい同等の提案をして巻き返してきた訳です。
思わぬところにライバルがいたものだ、と気付かされました。

インターネットの検索で、自社を見つけてもらう戦略が当たり前になった現在、検索キーワードにおけるライバルも気にしなければならない点であります。
例えば”マーケティング”というキーワードで検索すると、Webマーケティングに強い会社と、広告宣伝にお金をかけている会社が上位を牛耳っています。
こんな会社が。

・Webマーケティングの会社
・広告代理店
・マーケティングイベントの宣伝
・市場開拓をITで推し進めるハードウェア企業
・人材採用をマーケティングする会社

検索結果は、必ずしも検索したい人のニーズ通りの検索順位であるとは限らないのです。

そういえば20年以上前、POP販促の展示会・POPEYE JAPAN SHOW(ポパイジャパンショー)に出展したことがあります。
上司・同僚の誰も手伝ってもらえず、私一人で準備から運営・説明員までやりました。
そんな中、大手クライアント企業を引き連れてぞろぞろと会場内を回る電通社員。
私自作のブース装飾を見て笑いました。
「売り方を教えてやろうか?へへっ(笑)」
一緒にいたクライアントさんは興味深そうに私の出展した商材に質問してきましたが。
あの日以来、電通を敵と認識しています。

マーケティングというキーワードで常に広告が出てくるこの会社は、同じくマーケティングというキーワードで広告を出している私のライバルともいえます。
ウチのライバルは電通なのかもしれません。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

巷のマーケティングに違和感が

コレジャナイ

世間にはいろいろなマーケティング手法があふれています。
ところが、「なんか違う」とコレジャナイ感いっぱいです。
それが成されるには何かが前提になっている。
しかしその前提は私の主義や環境、目指すものとは異なるので、受け入れられないのです。
だから私がマネをしても上手くいかないのが事前に分かってしまいます。

事業も同じことです。
某メーカーで上手くいってるマーケティングの方法が、必ずしも自分の会社で通用するとは限りません。
自分のところとは、業界も、ターゲット層も、商材も、生産環境も、価格帯も、チャネルも、みんな異なるのですから。

特に個人向け商材を取り扱うマーケティングの方法と、法人向け商材を取り扱うマーケティングの方法とは全く違います。
違う、といことに気付かなければなりません。

自社にマッチしたマーケティングの方法を追求するのもマーケティング担当者の仕事です。
見つけるのに時間も費用も試行の労力も掛かります。
しかし自社独自のマーケティング手法が構築できれば、そのノウハウは会社にとっての財産になります。
今後も継続できる仕組みとなるのです。
できれば他所に真似されない自社独自のマーケティング手法を編み出したいものです。

私はそんなマーケティングに悩める企業のお手伝いをしております。

マーケティングコンサルティングのご案内
マーケティングコンサルティング

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

社長が担当者に丸投げのマーケティング

担当者に丸投げ放置プレイ

当事務所にお越しになる方は、マーケティング担当者が多く、中でも担当に任命されて戸惑っている方が比較的多いようです。
新たにマーケティングに相当する部門が出来て任命された。
でも会社にはマーケティングのノウハウも知識もなく、相談しようにも社内にわかる人がいない。
自分も初めてなので戸惑っている。
そして、社長は自分を任命しマーケティング部門ができてご満悦であるが、こちらは丸投げされて放置プレイの状態。
なかなか仕事が軌道に乗らない。
その上経費節減意識があり、担当者はできるだけ低予算、なるべく無料で、とへんに忖度してしまいがちです。

担当者がスーパーマン人材でない限り、何もないところへ丸投げ放置で上手くいくことはありません。
これは営業職でも同様です。
何もないところから顧客を捕まえてくるなんて、スーパーマン営業にしかできません。

会社で社員が仕事をする上で、活動するための仕組みと、人材を教育する仕組みが必要です。
無いのであれば作らなければなりません。
担当者と一緒に自社に合う仕組みを作っていく過程も、担当者自身の育成にもなります。

マーケティング担当者は、営業社員ひとり分以上に売り上げに貢献できる人材です。
そしてマーケティング活動には情報収集や情報発信(広告・展示会)、スキルアップに制作ツールなど、必ずお金がかかるものです。
SNS=無料、だからマーケティングも無料、などという公式はありません。
営業に営業車や旅費交通費・接待費が必要なように、マーケティング部門にも予算が必要です。
そのあたりを社長さんが理解していないと、せっかくのマーケティング部門が活躍できない状態になってしまいます。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->