社長の思惑と担当者の認識のすれ違い

社長の目線と社員の目線

「社長に言われて来ました」
当事務所へご相談に来られる方やセミナーへ参加される方の何割かにいらっしゃいます。
担当者が自ら進んで、ではなく、社長さんが当事務所の事を知り担当者を寄越すケースです。
そして、つまらなそうにして帰っていく方もいらっしゃいます。
たぶん担当者が思っていたマーケティングのイメージが私のマーケティング論と違っていたのでしょう。
最新のデジタルマーケティングを期待していたら、どちらかというと経営・営業寄りの話だった、という訳です。

ここに社長さんの思惑と担当者の認識のすれ違いがあるのです。
それは、経営という立場からみている社長さんは、担当者にも経営的な・営業寄りの意識を持ってほしい、会社にそんな仕組みを持ち込んでほしい、という期待があったのです。
しかし担当者は自分の仕事の範囲で判断してしまうため、思惑通りにはいかなかった、という訳です。

営業にも似たようなことがあります。
「あの会社へ行ってきてみてくれ」
と社長に言われて訪問してみたけれど、ウチの商品を買ってくれなさそうでした、と報告してしまうケースです。
営業は売れる・売れないで判断してしまいます。
しかし経営者はビジネスの勘で、あの会社とは付き合う価値がある、取り引き出来るのなら設備投資して商品を開発してもいい、と考えているかもしれません。
見ている目線・立場・職務範囲で違ってしまうのです。

社員に指示する際に、どういった考えて行かせるのか、社長の思惑も話しておくと良いでしょう。

役所の職員さんを見てみてください。
例え市民が困っていても、担当職務範囲内で出来なければ「出来ない」と判断してしまうでしょう。

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マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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