マーケティングは続けることでノウハウ蓄積

展示会報告書

マーケティングには様々な活動があります。
ホームページ・ダイレクトメール・展示会・広告・・・
やってきたことを記録し改善し続けることは、その会社専用のマーケティングのノウハウが蓄積されることになります。

忘れがちですが、やってきたことを記録することが大事です。
例えば展示会。
毎年同じ時期に同じ場所で開催されます。
前回どうやったか、費用はいくらかかったか、どんなことをやったら引き合いが増えたか。
人の記憶だけでは頼りになりません。
ましてや前回のスタッフが辞めてしまっていたら、もう分かりません。
そのためにも展示会報告書などのレポートを残しておくことをお勧めします。
出展にかかった費用、準備した機材のリスト、ブースレイアウト図、搬入搬出の手段とかかった時間、名刺獲得数、スタッフの感想、良かった点・今後の課題点、出展テーマとキャッチコピー、事前の顧客への案内などなど。
電源タップが足りなくて当日に会場近くのホームセンターに買い出しに行った、搬出時にガムテープが無くて隣のブースに借りた、なんてことがよくあります。
事前に準備しておけばこんな無駄を省けたことです。
前回の記録を参照して次回はスムーズに取り組むことができます。
こうして回を追うごとに改善されノウハウとなって蓄積できるのです。

ホームページでもダイレクトメールでも同じことが言えます。
人の記憶に頼るのではなく、記録保存しておくことは会社全体のためになることです。

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机上営業という職種

商標_デスクトップセールスマン

営業を支援する部門をマーケティング部もしくは営業推進部ないし営業企画部と呼ばれます。
残念ながら営業の下請けです。
現実、アレやっといて、コレ作っといて、と営業から言われた事しかやらないクリエイターやアシスタントばかり見かけます。
営業が主体、営業至上主義の会社では仕方がないのかもしれませんが。

経営者は社員に受動的ではなく能動的・自発的に行動することを期待しています。
しかしそれができる環境や立場がなければ社員の自発的行動は抑制されてしまいます。
営業を支援する部門も営業至上主義の会社では力の関係で営業の下請け(受動的)になってしまいます。

私が提唱するデスクトップセールスマン(机上営業)構想は、自ら営業思考をもって営業部門まるごと支援する部隊を組織することです。

そもそも営業職は顧客開拓を自ら考えて行動します。
どこに顧客がいるのか、顧客は何を必要としているのか、どうすれば顧客を説得できるのか。
そういった営業思考を持つことで営業たちには何が必要か明確になり、自分が営業を支援するのにどう行動すべきかが見えてくるというものです。
そして顧客にどうすれば説得できるかも理解できるのです。

営業は個々に顧客を担当し売り上げノルマが課されています。
営業は自分の担当する顧客は分かるが担当外顧客については知りませんし関わろうとしません。。
全体の顧客層を知る立場にあるのは営業部門長ないしは社長です。
新規開拓のために行う広告の企画は、全体を見ている社長の指示で動いているものが多いのではないでしょうか。
社長の指示を受けてマーケティング担当者という作業者が原稿制作または業者に丸投げして広告を出している感じです。

全体の顧客層と新たな顧客に対しての販促活動において、従来は社長企画で動いていたものを、専属の担当部門が企画設計から実施・顧客を営業に渡すまでを任務とするのがデスクトップセールスマン(机上営業)構想です。
デスクトップセールスマン(机上営業)は営業部門まるごと支援しつつ新規開拓の初手を打つのが役割の職種です。
私はコンサルタントとしてそんな新しい組織の構築を目指しています。

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逆引き辞典式カタログ

総合カタログとコーディネート集

アスクル、内田洋行、RSコンポーネンツ、家具メーカー等の分厚い総合カタログは、私のようなモノ好き・テクノロジー好きならば眺めているだけで幸せです。
しかし普通の人は必要がなければまず見ない。
”総合”というだけあって大量の商品が掲載されており、必要に迫られていざ見ようとしても目的のものが探せないこともあります。
また目的を達成するための手段(商品)がわからないのでカタログのどこを見ればいいのかわからず、目的の商品までたどり着くことができないこともあります。

私がExcel-VBAやC言語で開発していた時、命令文がABC順に載っている参考書よりも目的の逆引き辞典の方が役に立ちました。
目的・手段・解決策から調べる方法です。

該当する名前(商品名)が分かっているのであればABC順が良いのですが、該当する名前(商品名)が分からない場合は目的順・用途順・課題順から調べられる逆引き辞典式カタログが便利です。

例えばファッション、夏の暑い日にカジュアルで着るコーディネートを提示してあげることで解決策(コーディネート)が得られるのです。
品ぞろえプッシュの総合カタログに加えて、お客様の課題・場面を例に挙げて「こんな場面ではこんな商品は如何ですか?」という見せ方の逆引き辞典式カタログも用意しては如何でしょうか。

また、場面に必要な商品組み合わせ(コーディネート)を提示することで、単品販売だけでなく抱き合わせて販売することができます。
コーディネート集や導入事例集、課題解決集などはお客様への商品の活用のヒントになるので、喜んで見てもらえるはずです。
商品の使い方を教えるという啓蒙活動にもつながります。

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マーケティングごっこ

マ担ちゃんねる_youtuber

企業において徐々にマーケティングが認知されて、重要視する企業も増えつつあります。
一方でSNSマーケティングが猛威を奮い間違った解釈をされた結果、バズる(Buzz)ことに懸命になって本来の目的から遠ざかってしまった企業もあります。
Twitter担当辞めてマーケティング終了とか、現実の話です。
そんなアクセス数だけを追いかけて営業部門に貢献しない”マーケティングごっこ”が大流行です。

本来のマーケティングは『顧客が集まる仕組み』『売れるための仕組み』と解されています。
営業主体の事業であれば、マーケティング部門の役割は営業と顧客とをつなぐ活動。
決してなんでもいいから集めるではないのです。
余計な客データは営業に顧客選別の負担をかけてしまいます。
そのためにも焦点が合わない余計な客の来訪をご遠慮いただく工夫・設計が必要です。

焦点の合ったターゲット層に情報を届けるのが賢いマーケティング担当者。
ターゲット層がどこにいるかは営業が知っています。
営業とマーケティング担当者は密接に情報のやり取りをすることが大事です。

もしどうしても面白刺激を追求したいのであれば、業務用冷蔵庫に入ったり、睡眠薬をエナジードリンクで飲りすればいい。
社長と営業各位から了解を得られるのであればやれば。

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