メディアが作るマーケティング

報道はフェイクだ

日曜日、今年最初のマラソン大会に参戦してきました。
スタート地点で今か今かと待っていると、司会進行役の人が言っていました。
「NIKEのランニングシューズが多い」
確かに周囲の足元を見渡すとNIKEが多く、かく言う私も昨年暮れよりASICSからNIKEに変更しました。
各種メディアが取り上げる厚底シューズとはどんな性能なのか自分で試してみたかったのです。

この冬、マラソン大会や駅伝が開催されるとメディアはこぞってNIKEの厚底シューズを取り上げています。
多くのメディアが報道するものだから消費者も『良い物なんだ』という意識を植え付けられてしまいます。
メーカーとしては上手くいったマーケティング手法ですね。

逆にメディアの報道が原因で客離れが加速するケースもあります。
話題のステーキ屋さんです。
登場したころは各メディア絶賛だったのに、客離れが始まると手のひらを返したように各メディアは客離れを連呼。
消費者は不安になり離れていく。
業績ダウンになるのも当たり前です。

最近のメディアはちょっとしたことでも大げさに報道し、それをコピーして各メディアが一斉に取り上げてしまう。
拡散が拡散を呼べば今まで気にもしなかった消費者さえも『そうなのか』を納得してしまう怖さがあります。

メディア達によって勝手に作られたマーケティング。
メディアに業績が左右されかねないのが今のデジタルマーケティングです。
米国大統領のようにメディアを危険視せざるをえないのかもしれません。

マーケティングコンサルティングのご案内
マーケティングコンサルティング

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
https://www.toyoda.marketing
----------------->