「社長が勝手に顧客対応してしまうので動きづらい」
「社長がどこまで手を付けているのか進捗が判らないので、対応できない」
私も営業時代に何度か経験しました。
経営者自身が営業として活動するのはよくあることですが、中途半端に対応して面倒になると営業マンに押し付けてしまうこともよくあります。
社長の影響力が強すぎる場合、お客さんは営業マンを相手にしなくなります。
社長に直接言った方が安くなったり無理がきいたりするからです。
担当させられる営業マンにしてみれば、非常にやりにくい話です。
”営業”というのは楽しい仕事です。
しかし営業マンに任せずに社長が営業回りをしていては、営業が育ちません。
また、主管担当が不明であると、お客さんに対する営業担当という意識が薄くなってしまいます。
営業マンが担当を持つということは、そのお客さんに対して”責任がある”、ということです。
営業マンが育たないと嘆く前に、営業マンに責任という意識付けが必要だと思います。
経営者はマーケティング担当者と一緒に、営業マンが動けるような環境作りに力を入れていくことをお勧めいたします。
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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