営業とマーケティング部門は近い関係、その2

私の職歴と販促経験

マーケティング戦略を仕掛けるにあたりマーケティング担当者は『営業』というものを知っておかなければなりません。
クリエイタースキルだけでは顧客は釣れないのです。
技術者に『営業』させるのと同じことです。
その点、営業出身者は『営業』がなんたるか、顧客が何を欲しているのか理解できるので、マーケティング担当者に向いています。

画像は私のセミナー『マーケティング担当者ってナニするの?』の冒頭で使っているスライドで、私の職歴と販促経験を表したものです。
私は転職回数が多く、ほとんど営業職に勤めてきました。
営業職と言いながら販促活動全般を経験しており、ホームページ制作から展示会ブース装飾・事例集小冊子の制作など自分でやっていました。私の売り上げを伸ばすためにやってきたことなのですが、完成した販促ツールは他の営業メンバーにも使ってもらっていました。
販促活動は『営業』を判っているからこそ出来たこと。
営業が顧客にどう伝える?
その際にどんな情報があったらいいのか?
自分ならこんな情報を載せて顧客に見せたい!
これが私流のマーケティングの原点です。

マーケティング部門の仕事とは『営業』の一部であり、営業スタッフと顧客がマーケティング部門にとっての顧客なのです。
彼ら(営業スタッフと顧客)を満足させるにはどうしたらいいのか?を追求することがマーケティング部門の仕事であると思っています。

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営業とマーケティング部門は近い関係、その1

導線の設計

営業部門とマーケティング部門、かみ合わない事が多いです。
営業は売り上げ重視に対して、マーケティング部門は机上の戦略を計画通りにやり遂げようと動く。
マーケティング部門はどちらかといえば社長方針に従っているところもあるので、営業と社長方針がかみ合っていないことになります。

さてマーケティング部門の販促活動は、『顧客を営業に導く』ことを念頭に置かなければなりません。
顧客と直接コンタクトしクロージングに持ち込むのは営業たちなのですから。
そのため顧客→営業→受注への導線を設計した上での販促活動となります。
導線が間違っていたら受注へとつながりません。

顧客と商品とのマッチング、顧客と営業とのマッチング。
マーケティング部門は顧客とつなぐ仕事です。
そのためマーケティング部門は顧客の事をよく知らなければなりません。
同時に営業の事もよく知らなければなりません。
営業部門とマーケティング部門はもっと近い関係でいるべきでしょう。

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展示会でのマーケティング担当者の役割

展示会でのマーケティング担当者の役割

販促活動のひとつ、展示会出展。
新規顧客開拓としては手っ取り早い活動です。
展示会出展の流れとマーケティング担当者の役割を挙げてみました。

<展示会の流れと役割>
1.展示会企画(いつ?どんな?何を出展?)
2.社内調整(出展するしない、何を出展?)
3.出展申し込み諸手続き
4.準備(パンフ制作、パネル制作、模型製作、告知)
5.運営(搬入/搬出、ブース設営)
6.ブース説明員
7.発表者(セミナーコーナー)
8.もらった名刺のデータ入力と社内共有
9.来場者へのお礼メールと営業フォロー

展示会は主役が営業!
営業には存分に動いてもらい、新規顧客をゲットしてもらわなくてはなりません。
そのためマーケティング担当者の役割は営業を盛り上げるための裏方。進行役です。
地味かもしれませんが、サポート役がいるからこそ営業は動けるのです。
表舞台の営業に花を持たせるのが、マーケティング担当者の仕事です。

新規顧客開拓の方法としてビッグサイト等で行う展示会以外にも、人を集めて商品サービスを知ってもらう、リアル集客があります。

<リアル集客>
・展示会(+セミナーコーナー)
・常設技術展示室への参加
・技術講演会・技術発表会・学会セミナーへの参加
・得意先/販売店の内覧会への出展(サードパーティ)
・得意先/販売店での勉強会
・自社主催のセミナー・勉強会

リアル集客に適したイベントは多数ありますが、国・自治体・協会等の主催するイベントは来場者数も多く参加者も経営者や技術者が多いので狙い目です。

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ターゲットの設定、誰にとってのメリットなのか

スポーツジムの例

人の欲求・人の目的はそれぞれ違います。
宣伝活動は焦点を間違えると伝わらないので、誰にとってのメリットなのかを明確にする必要があります。
誰(ターゲット)の設定です。

スポーツジムを例に挙げます。
ジムに通う目的は人それぞれです。
そして複数ある事務の中から選択する『決め手』も人それぞれです。

目的:
筋力トレーニングしたい(体全体)、腹筋を鍛えたい(一部強化)、体力維持(持続)、痩せたい(数値目標)、美しいBODYを維持(持続)

決め手:
・設備の有無・設備の豊富さ(ランニングマシン、ウェイトマシン、ストレッチルーム、ヨガルーム、ダンスルーム、スイミングプール、サウナ)
・他所とは違う付加価値:24時間営業、フリードリンク、無料貸し出し備品、駅前徒歩1分、無人受付、マンツーマントレーナー

例えば『40代サラリーマンが体力維持のためにスポーツジムに通いたい』と想定した場合、
・運動を持続してもらうために様々な設備の紹介で飽きさせない
・仕事帰りでも通えるように駅前徒歩1分で24時間営業
などが謳い文句になります。

体力維持以外にも筋トレ派やダイエット派向けなど目的別に紹介できる宣伝文句も用意しておくべきでしょう。
ターゲット層が複数あるならば、それぞれの目的別に事例など宣伝材料を用意することで、広く集客することができます。

余談ですが、私も半年ほどスポーツジムに通っていました。
「体全体を動かしたいからスイミングをやりたい」
「体力が無いのでのんびり泳ぎたい」
スイミングプールのある近所のジムに入会したのですが、初心者用コースではクロールでガンガン飛ばしている人達ばかりでした。
中級・上級者レーンは空いているのに。
平泳ぎでのんびりやってたら他人に迷惑がかかる、そんな環境だったので足が遠ざかり解約してしまいました。
今は誰にも邪魔されず自分のペースでできるジョギングを続けています。

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ドラッカーが自分に合わないと感じたなら

マネジメント

ピーター・ドラッカー氏の『マネジメント』を愛読しているビジネスマンは結構いらっしゃると思います。
ところが自分の事業に合わない、と感じられる方もいらっしゃいます。
自身の事業がBtoCとBtoBとの違いなのかな、と思います。
『マネジメント』を読んでいるとBtoB企業や行政の組織がベースになっているようですので、BtoCやCtoCの事業の方には違和感があるのでしょう。
逆に、流行りのSNSマーケティングの成功例は個人(一般消費者)向けがほとんどなので、BtoB企業の営業スタイルとは全く異なるわけです。
BtoBにおけるマーケティングは、法人営業を起点に設計すべきです。

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