選挙とマーケティング

都議会選挙

アメリカ大統領選・フランス大統領選はことごとく世論調査の予測が外れ、イギリス総選挙でも予想された数値とは違った結果となりました。
人々の考え方の多様化は、もう予測しきれないのでしょうか。

選挙時の活動は営業活動でありマーケティング活動でもあります。
各党、様々なマーケティング手法の活用が見受けられるので、参考になります。
なにせマーケティング活動の結果が分かるので。

街頭演説、有力な有権者へのあいさつ回り、Youtube/Twitter等でのPR、機関誌やちらしのポスティング・・・
一般の企業でも参考になるマーケティング手法はあるでしょう。
ただ、商品サービスを扱う企業と異なるのは、不快感の減点方式であるということです。

汚点が付く度に、有権者は遠ざかります。
この2週間でニュースになるくらいの汚点がいくつも出ています。
政党の音頭を取る幹事長としては頭の痛い話でしょう。

先日の昼日中、ウチのすぐ近くで突如、街頭演説が始まりました。
私は坐骨神経痛の痛みで寝ていました。
迷惑だなーと感じていました。そこへ、
「うるせー」
近所の住民の怒鳴り声で、演説はおとなしくなりました。

何が人に不快感を与えるのか?
政治家は、自分の発言と行動に責任が無さ過ぎると常々思います。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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自分で考えて行動をしない社員の将来像

考えるAI上司

昨日は坐骨神経痛の痛みに耐えながらも、無事に15時の部・17時の部の2つのセミナーを終えることが出来ました。
ほっと一安心。疲れがドッと出ました。

さて、セミナーに参加いただいた、私と同年代くらいの方と、
「最近の若手社員は自分で考えて行動することが出来ない」
という話をしておりました。

・自分で考えて行動しない
・指示待ち
・失敗する可能性の高いことはやらない

経済系サイトのコラムやキャリア系サイトのコラムでも最近目にする課題です。

経営者側からすると、自ら考え行動する社員・自走する社員が理想です。
そのために様々な社員研修を設けているところがあります。

私の若い頃を振り返ってみると・・・
20代前半で営業をやりたくて転職。
入った会社で「営業を勉強してバリバリ仕事するぞ」と意気込んでいたのですが、いきなり上司に嫌われて放置。

「勝手に売ってこい!ヘヘッ(笑)」

途方に暮れた私は、分からないながらも自分で”営業とは”を考え、本を読んで勉強し、行動しました。
インターネットがまだ普及していない時代、新規開拓の訪問リスト作りは、電話帳(イエローページ)から住所を手書き転記して、飛び込み営業をかけました。
1日あたり1万~2万歩、歩きましたが、ほとんど話になりませんでした。
失敗と試行錯誤の結果、マーケティングを取り入れた独自の営業スタイルを確立し、その後転職した会社では大きな売り上げを上げていきました。

”失敗があったから、次の手を考える”

この経験は自分の人生では大変有意義な体験でした。
ところが、簡単に情報入手できる現在、”これをやると失敗する”ことが世の中に知られてしまっています。
最近の若手社員は、根拠を知らずしてその結果だけを知っているので、失敗するようなことはやりたがらないのです。

失敗から学ぶことは、あります。
そのため失敗を体験させる研修もありますが・・・
コバヤシマルシミュレーションみたいな。

自分で考えて行動をしない社員・指示待ち社員は、近い将来、考えるAIの上司に使われる日が来るような気がします。
そんなことを考えながら、昨日のセミナーのひとり反省会をしつつ、次回のセミナーに向けて資料の修正・追記をしています。

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ニュースサイトの広告サイト化

ニュースサイトの広告サイト化

最近はPCやスマホでニュースサイトをよく見ます。
情報過多の今の時代、ニュースのタイトル一覧で取捨選択しなければ、頭の中がいっぱいいっぱいです。

ニュースタイトルは文字制限があるため、簡略表現や略語ばかりで、女子高生のハッシュタグ会話か?と難解です。

タイトルだけで想像すると、こんな解釈をしてしまいます。

「首相、やっぱり賄賂もらってたのか」(→してない?)とか
「あのアパレル大手、とうとうアメリカ撤退したのか」(→してない)とか
「あの人、やっぱり辞任したのか」(→まだしてないの!)とか

あるサイトでは、タイトルに入っているキーワード自体が記事の本文中に存在しなかったりする悪質なケースもあります。
いくら広告収入のためとはいえ、サイトへの集客手法として過剰です。
これではもう、スポーツ新聞か女性週刊誌と同レベルの信憑性のない広告サイトです。
過剰な集客手法は、読者が離れて行ってしまいます。

先ごろGoogleの検索エンジンのアルゴリズムが変更になるようなニュースがありました。
ニュース系への信憑性向上のための施策らしいです。
過剰集客なニュースサイトが減っていけば、ネットの信憑性も少しは向上していくことでしょう。

最近読んだ記事で、サプリメントは全く効かない、みたいな話がありました。
ライターはその手の著者でもあるようですが、その記事に責任を持って書いているのか?それとも話題作りなのか?と疑問に思います。
サプリメント愛好家のひとりとしては心配です。
私が今までやってきたのは無駄だったの?と。

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多様化している社会の変化

問題発言により辞任

問題発言により辞任に追い込まれた議員に公務員。
SNSで炎上した会社、芸能人。

議員の問題発言は昔から存在していて、近年特に増えたという訳ではないと思います。
変わったのは、情報伝達のスピード化と、それに伴う人々の考え・意識の多様化、そして個人からの情報発信の増加です。

情報の伝達スピードの高速化により、人々は容易に情報を入手でき、発信できます。
情報量の増加に伴って、人々の考え方・意識・趣向も多様化してきました。
その流れのひとつとして、『働き方改革』という取り組みが挙げられてきました。

10年前・20年前と現在とでは、人々の考え方が多様化してきて、仕事環境も多様化し、結果として仕事のあり方も多様化してきました。
多様化している社会の変化に気付かずに、従来と変わらない行動をしてしまうと、辞任に追い込まれた議員さんのようになりかねないのです。

1億総監視時代、自分の発言には慎重に、責任を持って。
社会は変化しています。
そこらの会社社長の、いつも口にしている暴言などが世に出たら、会社は炎上では済まないことでしょう。

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自社の生産性が高いと思う理由

自社の生産性が高いと思う理由

東京商工会議所から公表された『生産性向上・ICT活用状況に関するアンケート調査結果』報告書を眺めていて興味を引いたこと、その2です。

自社の強み・立ち位置を認識しているか、というアンケートの結果が気になりました。

同業他社に比べて自社の生産性が高いと思う企業が33%。
そのうち、その理由の第1位が
「取引先・顧客への信用力がある」が51%、
「商品サービスの品質面で競争力がある」が31%、
となっています。

信用力があって取引がうまくいっているのですから、これをPRしない手はありません。
ところが自社の信用・信頼という強みを上手に表現できずに損をしている企業はたくさんあります。
ホームーページには商品サービスのスペックだけでなく、信頼の証となるもの、例えば社内の取り組み等をもっと挙げるべきではないでしょうか。

”顧客から信用される・信頼される”自社の取り組みはいろいろあります。

3S5S・QCサークル・気付き活動・地域ボランティア・BCP(事業継続計画)・ISMS・・・

商品サービスの品質向上と信頼獲得のための活動をやっている訳なので、もっとPRしても良いのではないでしょうか?

以前にこんな記事を書きました。
「営業部以外は顧客への意識が低い」
http://wp.me/p7Btdf-3v

工場見学や作業所の見学には、以下のような効果があります。
①作業員にとっては、
顧客の顔が見える→顧客を意識して仕事をするようになる
②顧客にとっては、
だれが作っているのか分かった、作業の工程や環境を確認できた→成果物への信頼・品質への安心感

工場見学会・作業所の見学会もPRのひとつの手です。

さて、他社に比べて自社の生産性が高いかどうか分からない企業が31%もありました。
自社の自己評価が出来ていない、自社の立場が分かっていない、ということは、市場競争で後れを取ってもやむを得ない、と言えます。
市場競争は競争なのですから、ライバル社・ライバル商品との比較・研究は必須です。

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