下請けからの脱却、製造業編

SWOT分析

部品製造の会社でも建設業でも、下請けが長いと自ら仕事を作るという感覚が鈍くなってきます。
社員の中には”仕事は降ってくるもの”と勘違いしてしまう者も。
「取引先が大丈夫ならウチも安泰」
「むしろ営業マンいらなくない?」
そうなってしまうと、会社としては危機的状況。
営業は御用聞き以下の働きしか出来ませんし、自社開発なんて発想も社内から出てこなくなります。

会社として存在している以上はどの会社でも何らかの技術や特徴を持っています。
ならば、新商品の開発の可能性、新しい分野進出への可能性があるのです。
そのヒントは、実は自社の中にあります。
自社の特徴・強みをどれだけ把握できているかにかかってきます。
一度自社のSWOT分析などして、社内でじっくり話し合ってみるべきでしょう。

以前に私が体験したのは、みんなで自社の特徴を100件上げよう、というものです。
それこそなんでも良いから上げてみる。
「クレームが少ない」とか「対応が早い」とか。
「社長が元気すぎる」なんていうのもありました。
それをポジティブに”優れた特徴”と見ては如何でしょうか?

自社の優れた部分をいくつも用意できれば、自社の”売り”の部分が見えてきます。
ここから先はマーケティングの仕事です。
以前にご紹介しましたコンテンツくるくる当番表で組み合わせてPRしていきましょう。

自社の技術を求めている新たな市場と出会えるチャンスです。

コンテンツくるくる当番表2

初めてのマーケティングに悩んだら
http://wp.me/p7Btdf-4u

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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狩猟型と農耕型と釣り師型

狩猟型と農耕型と釣り師型

自宅のPCサーバーのデータを整理していたら、昔のスピーチ原稿が出てきました。

10年ほど前、営業マンだった頃。
毎週月曜の朝礼では3分間スピーチがありました。
ある私の当番の時、自分の営業スタイルについて話をしました。
狩猟型営業と農耕型営業があり、猪突猛進タイプの営業の○○さんは典型的な狩猟型ですが、自分は農耕型である、と。
当時の私は既存顧客を受け持っていて、客先で勉強会を開催し自社商品の啓蒙活動に努め、自社のファンに育てあげる形で、他の営業よりも売り上げを伸ばしていきました。

スピーチ原稿を眺めていて、ふと思いました。
マーケティングとは何型なのだろう?
餌を撒き、幾重にも仕掛けをし、掛かるのを待って収穫をする・・・
釣り師型?

それともうひとつの営業の型があります。
一度販売したら次のエリアへ。
常に新規開拓、次から次へ。
今さえ売れれば良いという営業スタイル。
焼き畑型?

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マーケティングってなんですか?再び

冷やしマーケティング

このところ色々な会合に参加させていただき、自分の事業を紹介する機会が多いのですが、たまに聞かれるのは、
「マーケティングってよく分からい」
という事なのです。

以前にこんな記事を書きました。
マーケティングってなんですか?と言われて
http://wp.me/p7Btdf-27

世間一般には
”マーケティング・リサーチ”(調査する仕事?)とか、
”ウェブマーケティング”(ホームページやSEO?)とか、
よく耳にするものをマーケティングと連想てしまいますが、
わたし的には、
「売り上げにつながる、営業を含めたすべての活動」
と解釈しております。
上記2つも含まれます。
そして、マーケティング担当者は、営業がやっている活動以外の活動が仕事だと思っています。

マーケティングには、決まった形のある手法もあれば、形のないやり方もあります。
そしてまだ見ぬ新しい手法もこれから登場してくるでしょう。

また、業界や取り扱う商品サービス、ビジネスモデルによっても、その会社に合うマーケティング・合わないマーケティングがでてきます。

・駅前でチラシを配ることでその日の売り上げを増やす会社
・展示会に出展することで新規開拓する会社
・ネット広告でユーザーを集める会社
・ブランディング活動することでライバル社と差をつける会社

会社によって、マーケティングの位置付けが異なります。

肝心なのは、営業と一緒になって行動することです。
マーケティングと営業が別々の戦略ではいけません。
せっかく集客しても刈り取りが出来なければなんにもなりません。

マーケティングはひとつではありません。
色々試して自社に合った手法を探し出すことです。
また、複数の手法を組み合わせるのも効果があります。

そんな会社に合ったマーケティングの構築のお手伝いすることが、私の事業になります。

マーケティング・セミナー開催

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マーケティング内製化プロデューサー
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初めてのマーケティングに悩んだら

マーケティングにはいろいろな手法があります。
売り上げを伸ばす仕掛け、引き合いを増やす仕掛け、すべてマーケティングと呼んで良いと思います。
営業マンの活動もマーケティングの一環と考えて良いでしょう。

これから自社でマーケティングをやろうと考えた場合、
”どうしてよいか分からない”
”コンテンツ制作に困った”
という方に向けて、
くるくる当番表みたいな図を作ってみました。
今回はアウトプット版(情報発信)です。

コンテンツくるくる当番表
※業界・ビジネスモデルに合わせて、追加・削除してお考えください。

情報発信を行うにあたって、
まず内容を決めていかなければなりません。
商品の特長や実績、使い方などです。

次に、内容を表現する方法です。
文章(テキスト)オンリーでは、理解するまでに時間がかかってしまいますので、イラストや写真といったビジュアルで表現するのが良いでしょう。

そして、何で情報発信するか、発信媒体です。
内容・表現方法・媒体の円の内側・中側・外側をくるくる回して実行することで、幾通りもの情報発信が出来ると思います。

顧客に”飽きさせない”ことが大事です。

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マーケティング活動の仕込みにかかる日数

マーケティング活動は、準備から仕掛け・実施まで、結構な日数がかかるものです。
仕込み開始から実施に至るまでの凡その日数を挙げてみました。
ちなみに制作日数は、イラストや写真、キャッチコピー、説明文が揃った上での(やることが決まっている)作業時間とします。

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【ホームページ】
自社で運営しているのであれば、当然即日掲載になります。
コンテンツ制作には、内容が決まっていれば社内チェックを合わせて2・3日もあれば可能でしょう。
コンテンツの内容には、いつも頭を悩ませるものです。

【パンフレット】
早い印刷業者だと、原稿入稿の翌日には納品されます。
綴じ加工(ホチキス留・無線綴じ)やラミネート加工があると、もう2・3日納期がかかります。
原稿制作は社内チェックを合わせて2・3日もあればできると思います。

【販促物(名入れボールペン)】
商品が国産の場合は1ヵ月以内、海外製であると2ヵ月かかる場合もあります。
原稿はロゴと社名(書体)だけなので、1時間程度でできるでしょう。

【DM(ポリ袋封入)】
パンフレット制作に引き続き、印刷物が納品されるまで2・3日、封入作業は量にもよりますが、1000部×2名×3時間/日の体制で3日もあれば準備できると思います。
メール便扱いでヤマト運輸や郵便局に依頼するのであれば、お客さんのポストに届くまで2日~1週間かかります。
原稿制作はパンフレットと同じです。

【Web広告】
Google AdWordsであれば、申し込み登録の翌日から掲載開始可能です。
原稿はほとんどテキストで文字数も少ないので、キャッチコピーを考えてあるのであれば、1時間もかからないでしょう。

【専門誌広告】
大手出版社(日経とか)だと2~3ヵ月前、遅くても1ヵ月以上前に申し込み・入稿を締め切ってしまいます。
原稿制作はパンフレットと同じです。

【新聞広告】
発行スパンにもよります。ほぼ毎日発行であれば数週間前までに、月2回発行の新聞であれば1ヵ月前には締め切ります。
原稿制作はパンフレットと同じです。

【展示会】
だいたい8ヵ月前、早いところでは1年半前より出展の申し込みが始まっています。
開催の6ヵ月前には締め切っています。
場合によっては先着順になります。
申し込み日から開催までの期間が準備期間となり、その間に出展物(試作品等)や下記のような制作の準備を行います。

・展示会主催者発行のガイドブックの原稿制作
・開催中に配布するパンフレットや販促物の制作
・展示パネルの制作は、業者にもよりますが、早いところだと入稿から2日納品可能です。
・模型の制作には内作・外注ともに時間がかかります。

十分に設計して取り掛かった方が良いです。

マーケティング活動は仕掛けるまで時間がかかります。
そして実施してからの反響が出るまでも時間がかかります。
長期戦を覚悟して取り掛かっていきましょう。

マーケティング内製化プロデューサー
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