内製化を進めるにあたって

マーケティング内製化プログラム

最近私は”内製化”という言葉を使っていますが、以前は”内作”と呼んでいました。

以前に私が働いていた製造業の世界は、

・素材メーカー
・部品製造会社
・組み立て製造会社
・ブランド会社(メーカー)
・流通会社(卸問屋)
・販売会社(小売り)

で構成されていました。

景気低迷のある時期、革命が起こりました。
アメリカの大手大量販売店が日本に進出してきました。
(トイザラスやオフィスデポのような存在です。)
また、何社かの卸問屋が統合しネット販売で小売りもするようになりました。
(アマゾンやアスクルのような存在です。)

結果、ブランド会社(メーカー)は低価格競争に突入せざるを得なくなり、素材メーカー・部品製造会社へのコストダウンを今まで以上に要求するようになりました。

それでもコストダウンを追い求めた結果、自社で素材や部品を製造するようになってしまいました。
当時、私たちはそれを内作と呼んでいました。

今まで外注が行ってきたノウハウを自社で身に付けて、自動化・効率化した会社は成功したようでした。
大型機械まで導入して一気に製造形態を変えてしまった会社です。
逆に自社でノウハウが身に付かなかった会社は、結局外注に頼るようになっていました。
外注費の方が自社の人件費より圧倒的に安かったのが理由です。

さて、マーケティングの内製化を進めるにあたってですが、
マーケティングのノウハウが身に付かない内は、外部のコンサルタントや”アドバイスをしてくれる”制作会社を頼るのが良いです。
”アドバイスをしてくれない”制作会社はダメです。
後でトラブルになります。

マーケティングのノウハウが身に付いたらできるだけ自社で制作を行います。
・Webは自社運営
・動画はスマホで自分達を撮影
・印刷物は刷るだけの会社に発注する

自社でマーケティングをできるようになるということは、コストダウンも然ることながら、更なるマーケティング・ノウハウの蓄積と、圧倒的な経営スピードが得られることになります。
マーケティングの内製化で会社を成長させていきましょう。

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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マーケティング、何から始めたらいいのか分からない

「マーケティングやりたいけれど、何からやっていいのか分からない」
「マーケティングって色々種類があるけれど・・・」
「マーケティングはやった方が良いのは分かっているけれど・・・」

冷やしマーケティング

実際にマーケティングには、ホームページ/SNS/ブログ/YouTube/ダイレクトメールなど様々な手法があります。
マーケティングを始める前に、先ずは担当者を決めましょう。

・社員の中から任命する?
・営業部長に任せる?
・それとも社長自らやる?

マーケティング活動では、戦略を練る・情報の収集・コンテンツ制作・発信の工程があります。
一貫した工程ですので、管理する人が必要です。
そのためにも、担当する人をまず決めてください。

集めた情報を元に制作したコンテンツは、ホームページ・YouTube・メルマガといくらでも転用できます。
コンテンツを作るための情報収集を指揮統括する人が必要です。
それがマーケティング担当者です。

全社で売り上げアップを目指す活動をする、というベクトル合わせのためにも、経営者直轄の組織に置くのがよいでしょう。

マーケティングに対して、営業の中から不満を抱く人が必ず出てきます。
そういった社員に対しては経営者自ら行動すべきです。

冷やしマーケティング始めました
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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マーケティングってなんですか?と言われて

先日セミナーで会った方と名刺交換していて言われました。

「ごめんなさい、マーケティングってよくわからないんですが・・・」

屋号も豊田マーケティング事務所っていうくらいなので、私にとっては常識的な言葉だったのですが・・・

私がマーケティングという言葉を使いだしたのは5・6年前。
転職先でマーケティング担当者に任命されて以来のことです。
それ以前は私は何と言っていたかというと、

”営業推進”
”販売促進”
”営業企画”

会社によっては実際に上記名称の部署がありました。
売り上げにつながり、且つ営業ではない活動を当時はマーケティングと言っていました。

私自身が営業マンだった頃は、私の営業活動の一部として自分の仕事に組み込んでいました。
おかげで売り上げは良い方だったと思います。
売り上げの芳しくない顧客をあてがわれた時も、翌年には伸ばすことが出来ましたので。

「売り上げは作るけど営業らしくない」
「なんか分からない事をやっている」
私のマーケティングは残念ながら経営者に理解されず、会社を追われたことが何度かありました。

ドラッカーはその著作『マネジメント』の中で、
「企業の第一の機能としてのマーケティングは、今日あまりにも多くの企業で行われていない。言葉だけで終わっている。」
と述べています。
『マネジメント』は1970年代に書かれたものですが、2016年の現在でも、マーケティングは企業であまり理解されていない、と実感しています。

どこからどこまでを”マーケティング”と言うのではなく、売り上げにつながる活動は営業含めて”マーケティング”と呼んでも良いと思います。
むしろマーケティングをベースに営業戦略を組んだ方が、論理的営業活動が出来ることでしょう。

その中でも、
”売れる仕組みを作ること”
”仕事を創出すること”
を専任で活動するのが、マーケティング担当者の仕事です。

マーケティング内製化プロデューサー
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展示会を歩くスピードで目に入るもの

私は年間数十回展示会に行きます。
自分の出展も含め、多い時で39回行っていました。

新規の見込み客探し、新規のパートナー探し、新技術・トレンドの情報集め、ブースの飾り方見せ方、気晴らし。
目的は色々です。
若い頃から展示会巡りをしているので、展示会の歩き方が一般の方と違います。
通路はほぼ回ります。
とりあえず全てのブースを目に入れます。
しかし時間が限られていますので、高速巡回です。
各ブースを猛スピードで抜けていきますので、よほどのブースの見せ方をしないと私の目に留まりません。

そんな中で私が立ち止まったブースこそ、私にとっては参考にすべき見せ方な訳です。

展示会に出展するのではあれば、まずはお客さんを立ち止まらせなければなりません。
お客さんを立ち止まらせるアイキャッチの工夫が最初の大事な事です。

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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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既存の商品も、誰かのニーズがあって出来たもの

「良い製品を作りました。でも売れません。どこへ売りに行ったら良いのでしょうか?」

マーケティングでは製品作りに関して、”プロダクトアウト””マーケットイン”という考え方をします。

”プロダクトアウト”とは、売り手側からの発想で製品作りを行うことで、
”マーケットイン”とは、買い手側の立場に立って製品作りを行うことです。

最近の流行りとしては、”顧客を理解してニーズに応える製品作り”、つまり”マーケットイン”を勧める進める傾向がありますが、これはこれから新商品開発・新事業開発について言えること。
しかし既に存在してしまった製品の販売を考えるのもマーケティングです。

中小企業にとっては、これから新商品開発するというのは大変負担がかかるものです。
ならば所有している既存の商品サービス・技術の価値や市場を作り上げる方が負担は少ないことでしょう。

既存の商品サービスも、誰かのニーズがあって出来たものです。
マーケティングの活用で、所有する自社の価値を更に上げましょう。

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