マーケティング担当者になったら勉強すべき事

マーケティング担当者になったら勉強すべき事

マーケティング担当者になったら、こんな事を勉強すると良いでしょう、というものを挙げてみます。

①営業理論・営業センス・営業感覚
アプローチの仕方が異なりますが、営業部門もマーケティング部門も、最終的には『売上げの向上』を目標にします。
「お客様に選んでいただくには」
「再びお客様に買っていただくには」
顧客のニーズと向き合い、『売る』という感覚が必要です。

②マーケティング理論(経営・心理・市場)
『売る』を科学的に・論理的に考えるのがマーケティングの理論です。
マーケティング理論には様々な方面があります。
経営学的なもの、心理学的なもの、市場分析的なもの、です。
取り扱う商品サービスや業界、ターゲットによって合う合わないがありますので、自社にマッチしたものを見つけるのも勉強です。

③制作技術(Web・イラスト・写真・EXCEL)
プログラミングやIllustrator/Photoshopのテクニックなど、主にIT技術を指します。
統計を取ったりリスト作成など、EXCELも結構使います。
文章から特定キーワードを抽出しフラグを立てるマクロを組んで、統計に活用しました。
私もいくつもEXCEL-VBAの本で勉強したものです。

④業界知識・自社の商品・技術について
私はいくつもの異なる業界を転々としました。
いつもゼロからの業界知識の勉強です。
そしてゼロからの商品サービスの勉強です。
業界と自社商品を理解していないと、マーケティングは出来ません。
知識もないのに顧客に説明する文章なんて書けませんので。
毎回、自社の過去の実績や応用事例を調べて、自分なりの解釈を作りました。
過去の・既存のカタログが正しいとは限りません。
カタログの検証をやると、理解が速くなります。

マーケッター、マーケティング担当者をデザイナーとかクリエイターを思っている人が多いのですが、
マーケティング担当者の仕事は、営業とは違う形で営業活動をしているのです。
それを私はこう呼んでいます。

【 デスクトップセールスマン 】

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マーケティング内製化プロデューサー
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事例紹介のリスクその2、リスク回避

架空の場面を描く

事例紹介で顧客の購買意欲をつかみたい。
マーケティングに携わるものなら誰しも思います。

「この事例、挙げちゃっていいのだろうか?社長は公開しろ!って言うし」

その結果、事例の顧客から怒られるのはWeb担当です。
営業も社長も庇ってくれません。
「担当が勝手にやった」と身代わり山羊さんにされてしまいます。

そうならないために、私のやっていたリスク回避する方法のひとつをご紹介します。

実績のある事例を、出来るだけ実名が分からないように工夫します。
実績紹介というよりも、活用事例紹介とします。
会社名・ロケーション名・商品名等すべて架空の名前を付け、相談内容・依頼内容も原形が分からないようにアレンジします。

それと、掲載する写真は似ているフリーライセンスの画像を使う、またはイラスト化して色を変えたり数を増やしたりして原形をなくします。
イラスト化する場合、Google画像検索などで似ている画像を参考にするのもいいでしょう。
その場合、まねた画像のライセンスに気を付けなければなりません。
ディズニーなんかパクったら後で訴訟問題になりますので。

一番良いのは、実例の顧客から実名を出しても良いという了承を得ることです。
それも顧客の上層部から。
担当レベルで了解をもらっていても、後から顧客の社長に見つかって取り消し、ということもあります。

また、実例顧客のクライアントからクレームを付けられることもあります。
エンドユーザーが役所であったため、後日削除させられた経験があります。
根回しは重要です。

事例紹介には細心の注意を払って、上手にマーケティングの活用に役立ててみてください。

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事例紹介のリスク

事例紹介のリスク

事例を挙げて顧客ニーズとのマッチングを伝える。
お客様の声を挙げて購買の安心感を促す。
”売れるための仕組み”マーケティングの代表的な手法です。

しかしこの事例紹介・実績紹介にはリスクが含まれていることを認識していただかなくてはなりません。
「ライバル社に真似される」というのは言わずもがな、挙げた事例紹介でその顧客に迷惑が掛からないか、ということです。

事例紹介・お客様の声として取り上げることに、当該顧客からの了承を得ているのか?
秘密厳守の技術情報を口外していないか?
お悩み相談の内容をバラしていないか?
場面の写真の無断使用をしていないか?

当然クレームになりますし、最悪は訴訟問題にもなります。

士業先生はブログやメルマガで、よくこの手の手法をやります。
ある士業の方、ずっと相談事例をブログで紹介していたのですが、ある日を境に事例紹介を停止してしまいました。
顧客からクレームを付けられたのか、それとも自ら秘守義務に気付いたのか。
士業先生には秘守義務に疎い人が多く感じます。
私も過去に被害に遭いましたので、2回も。

顧客クレームはビジネス上の信用問題。
リスクとなることは出来るだけ回避したいものです。
クレームにならない事例紹介の仕方については、次回述べたいと思います。

【マーケティング内製化のススメ】セミナー
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テキストとイラストの役割

テキストとイラストの役割

商品・サービスもしくは会社のPR・宣伝では、テキスト・写真・イラスト図解・動画・成型物といった表現方法で構成されています。
テキスト(キーワード)とイラスト(ビジュアル)とではその役割が異なりますので、役割を意識してマーケティングに活用するのが良いと思います。

テキスト(キーワード)は、Webマーケティングにおいては検索エンジンに認識してもらうことに重きを置きます。
つまりターゲットは、google先生!
検索エンジンに引っかかるように文字情報を多く含めるのが良いです。
ブログやコラムのようなページはその点いい仕事をしてくれます。

”キーワードで検索される”ことを念頭に置けば、写真とスペックだけの商品カタログ的なWebサイトだと、検索エンジンに認識されにくいのです。

逆にWebサイト以外、例えばパンフレット等では、文字情報が多すぎると顧客に認識されにくくなります。

イラスト(ビジュアル)は、人に速攻で認識・理解してもらうことに重きを置きます。
つまりターゲットは、顧客。
文章・テキストの説明では、脳が理解するまでにちょっと時間かかってしまいますが、ビジュアルは瞬時に伝えることが出来ます。
イラスト図解はWebでも紙媒体でも使える便利な表現方法です。

マーケティング活動において、テキスト(キーワード)とイラスト(ビジュアル)の役割を意識することによって、マーケティング担当者が自分たちの仕事の目的と効果がはっきりするようになります。

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箱根駅伝は大学のブランディングチャンス

箱根駅伝は大学のブランディングチャンス

毎年正月は箱根駅伝を見ています。
年末年始は箱根駅伝しかテレビ見ていない、とも言えます。
紅白は見ないし民放はほとんど見ませんし。

私自身マラソンをやるので、陸上系の番組は結構見ています。
疲れた選手の姿、へろへろになった選手の姿が痛いほど共感でき、そこには悲劇という美味しいドラマもあって大好きで見ています。

さてこの箱根駅伝、大学にとってはとても大きいブランディングのチャンスだと思います。
テレビの視聴率、特に今年は高視聴率をたたき出しているので、出場大学はブランドを大いに広めることが出来たのではないでしょうか。

ブランディング活動は、なにも広告費を払って告知するだけではなく、様々なやり方がある、という訳です。
自社にマッチしたやり方を見つけることが大事です。
そのためには様々なやり方を検討し、試行錯誤し、データを取り、検証することが必要です。
見つかるまでちょっと時間はかかります。
それは仕方のないことです。
根気強く検討してみてください。

さて、今年は我が母校が予選会落ちだったので、例年ほど楽しめませんでした。
せっかくのブランディングチャンスを棒に振るなんて。
今年一番の見どころだったのは・・・

9区→10区の繰り上げスタートで、直前で襷を渡せなかった場面。
リアルタイムでネット民は大歓喜でした。
私も「ああああ」とか悲惨な声を上げながら、口角をつり上げてしまいました。

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