社長が担当者に丸投げのマーケティング

担当者に丸投げ放置プレイ

当事務所にお越しになる方は、マーケティング担当者が多く、中でも担当に任命されて戸惑っている方が比較的多いようです。
新たにマーケティングに相当する部門が出来て任命された。
でも会社にはマーケティングのノウハウも知識もなく、相談しようにも社内にわかる人がいない。
自分も初めてなので戸惑っている。
そして、社長は自分を任命しマーケティング部門ができてご満悦であるが、こちらは丸投げされて放置プレイの状態。
なかなか仕事が軌道に乗らない。
その上経費節減意識があり、担当者はできるだけ低予算、なるべく無料で、とへんに忖度してしまいがちです。

担当者がスーパーマン人材でない限り、何もないところへ丸投げ放置で上手くいくことはありません。
これは営業職でも同様です。
何もないところから顧客を捕まえてくるなんて、スーパーマン営業にしかできません。

会社で社員が仕事をする上で、活動するための仕組みと、人材を教育する仕組みが必要です。
無いのであれば作らなければなりません。
担当者と一緒に自社に合う仕組みを作っていく過程も、担当者自身の育成にもなります。

マーケティング担当者は、営業社員ひとり分以上に売り上げに貢献できる人材です。
そしてマーケティング活動には情報収集や情報発信(広告・展示会)、スキルアップに制作ツールなど、必ずお金がかかるものです。
SNS=無料、だからマーケティングも無料、などという公式はありません。
営業に営業車や旅費交通費・接待費が必要なように、マーケティング部門にも予算が必要です。
そのあたりを社長さんが理解していないと、せっかくのマーケティング部門が活躍できない状態になってしまいます。

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豊田マーケティング事務所
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マーケティング担当者は顧客の選択基準は何かを探れ

顧客の選択基準は何か

よくある営業マンは、自社商品のスペックを高々に謳いあげて、「どや!」って顔で売り込んできます。
不採用判決を下すと「なんで?」と言ってきますが、そこじゃないんだよな、と思ってしまいます。

スペックで商品サービスを選んでいるのであれば購入してもらえるのですが、顧客側の目的に合っていないと選んでもらえません。
『顧客の選択基準は何か?』を探ることで、顧客にマッチする提案が出来ます。

選択の基準には色々あります。
・仕様・機能・性能・スペック的なもの。価格も含まれます。
・用途・目的・場面・環境的なもの。
・デザイン・フィーリング・直感的なもの。

総合カタログやホームページにおける見せ方には商品のアイウエオ順が一般的ですが、用途別・目的別に作っておくのも良いことです。
顧客は別のアプローチを求めているのかもしれませんので。
顧客の選択基準は何かを探り、別のアプローチを試みるのも、マーケティング担当者の仕事と言えます。

マーケティング無料相談
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マーケティング業務は部品化すると作業が早い

部品化すると作業が早い

仕事を細かく部品化してルーチン化すると、作業が早くなります。
マーケティング業務においては、商品ごと・分野ごとにテキスト・図説イラスト・写真を予め用意しておくと便利です。
Webにしてもパンフレットにしても展示会にしても、基本はテキスト・図説イラスト・写真の使いまわしとアレンジです。

テキストにおいては、行政向けに硬い解説文、SNSやLP用に煽り文句、チラシやディスプレイ広告用にキャッチコピーなど複数用意しておくことです。

また図説イラストでは、見せる環境・背景や小道具も用意しておくとよりリアル感があります。
例えば喫茶店向け商材をイメージさせたいのであれば、スタバ風やルノアール風・移動販売車といった背景、丸椅子や革張りのソファー・スタンドといった家具、ペーパーナプキンやスティックシュガー・醤油さしなどの備品など、用意しておけば組み合わせで様々な見せ方ができます。
色を変えるだけで全くの別物にすることが可能です。
顧客別に提案書を作るのに便利です。

緊急に制作して情報発信しなければならくなった時、いざ始めようと一から文章や画像イメージを考えているのでは時間がかかります。
マーケティング担当者は日ごろからテキスト・図説イラスト・写真のネタのストックを作り置きしておきましょう。
さすれば自分の仕事も早く終わり、残業から解放されます。

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商品を知らないマーケティング担当者はただの作業者

マーケティング担当者が商品を理解したら

もしマーケティング担当者が、営業から、もしくは社長から振られたパンフレットを作りWebの1ページを追加しているだけの仕事であれば、それはただのデザイナー、ただのプログラマー。
パンフレットを印刷屋に丸投げしているのであれば、手配師。
作業員です。
もしただの作業しかしていないのであれば、将来は外注さんに取って代わられることを危惧した方が良いでしょう。

マーケティング担当者は第三者に自社の商品サービスを伝えるのが仕事です。

そのため自分のところで扱っている商品サービスを知らないのは、仕事の放棄と言えます。
昔、社長か誰かが作った文言そのままでパンフレットやホームページ作成しているようでは、ただの作業者です。
商品サービスを自分で理解して、自分なりに顧客に伝わる工夫することで、より顧客に伝わるようになります。

記事広告をおススメしています。
ただの広告より記事の方が信用度が上がるからなのですが、では誰が記事を書くのか?という話になります。
社内の技術スタッフもしくは社長に丸投げしているようでは、顧客に伝わるかどうかの工夫がありません。
社内や社長にヒアリングして、自分で理解して記事を書いてみることが大事です。

自分で理解するためには、一度図解にしてみては如何でしょうか?
営業に見せて分かりやすいと言ってもらえるようなら、使えます。
広告宣伝にも使えますが、営業達への教育にも使えます。
さらに営業に持たせて顧客への説明にも使えます。

マーケティング担当者が自社の商品サービスを理解するということは、自分・営業・社内スタッフ・顧客すべてに役立てられるということです。

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マーケティング活動を継続的に回す仕組み

継続的に回す仕組み

今まで営業主体だった会社でマーケティング活動を始めると、すぐネタ切れで活動がストップしてしまう現象が見られます。
営業の発言力が大きく、マーケティング担当者は営業の下請けとなってしまい、営業の指導・引率の元での活動になってしまいます。
営業の御用聞きです。
「なんかないっスか?」と。

一時のマーケティングブームでマーケティング活動を始めた直後はモチベーションもありアイデアも出て動けたものの、そのうち営業は面倒くさくなって自分の顧客主体の営業活動に戻り、マーケティング担当者は放置されて、徐々にマーケティング活動は縮小となってしまうのです。

そもそも、マーケティング担当者は営業の方を向いて仕事をするのではなく、顧客の方を向いて仕事をするのが、本来のマーケティングです。
マーケティング担当者と営業は対等の関係で協力的な関係でなければなりません。
前衛の営業、後衛のマーケティング。
それぞれの役割があるわけですから。

さてマーケティング活動は、マーケティング担当者が自主的に、問題なく活動できるものでなければ長続きしません。
そこで、継続できるマーケティング活動のひとつとして私がお伝えしているのが、『事例づくり』です。

事例は社内にいくらでもあります。
実績案件、失注案件、問い合わせだけの案件、他にもアイデアや空想など。
そして営業が活動している限り、継続的に案件は存在し続けるのです。
継続的に存在する案件を元に事例を作り上げ、顧客への見せ方を工夫・改善し続けることで、顧客への自社商品の認識率が向上し、結果として営業を支援する形になります。

『事例づくり』を取り入れることで、最終的にはマーケティング活動を継続的に回す仕組みができる、という訳です。

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