事例紹介のリスクその2、リスク回避

架空の場面を描く

事例紹介で顧客の購買意欲をつかみたい。
マーケティングに携わるものなら誰しも思います。

「この事例、挙げちゃっていいのだろうか?社長は公開しろ!って言うし」

その結果、事例の顧客から怒られるのはWeb担当です。
営業も社長も庇ってくれません。
「担当が勝手にやった」と身代わり山羊さんにされてしまいます。

そうならないために、私のやっていたリスク回避する方法のひとつをご紹介します。

実績のある事例を、出来るだけ実名が分からないように工夫します。
実績紹介というよりも、活用事例紹介とします。
会社名・ロケーション名・商品名等すべて架空の名前を付け、相談内容・依頼内容も原形が分からないようにアレンジします。

それと、掲載する写真は似ているフリーライセンスの画像を使う、またはイラスト化して色を変えたり数を増やしたりして原形をなくします。
イラスト化する場合、Google画像検索などで似ている画像を参考にするのもいいでしょう。
その場合、まねた画像のライセンスに気を付けなければなりません。
ディズニーなんかパクったら後で訴訟問題になりますので。

一番良いのは、実例の顧客から実名を出しても良いという了承を得ることです。
それも顧客の上層部から。
担当レベルで了解をもらっていても、後から顧客の社長に見つかって取り消し、ということもあります。

また、実例顧客のクライアントからクレームを付けられることもあります。
エンドユーザーが役所であったため、後日削除させられた経験があります。
根回しは重要です。

事例紹介には細心の注意を払って、上手にマーケティングの活用に役立ててみてください。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

サイト構築、まずはブログ・コラムから

ブログタイトル一覧表

私もそうなのですが、最初からすばらしいホームページを作ろうとして様々なテクニックを仕入れても、肝心のコンテンツ(内容)が決まらずに中々進まない、ということがあります。

自分(自社)の商品サービスは分かっている、カタログもある、頭の中には全体像っぽいものもある、でも理論整然と並ぶ構造、見せられるストーリーといったものがまとめられない。
誰しも最初から完璧なものは作れません。
それが出来たら本を出版出来ます。士業先生業なら人気のビジネス本になってます。

完璧なものを構築しようとする前に、小ネタにしてテキスト化または図解化(イラスト化)してみると良いです。
アウトプットしたものを自分で見ることで、改めて自分の構想を確認することができます。

小ネタを小出しにするには、ブログ・コラムが適しています。
ブログ・コラムである程度ネタがまとまったら、全体をつなぐストーリを考えればよいのです。

実はブログ・コラムを書いていると、そのサイトは自然にSEO効果が効いてきます。
HPが未完成でも、HPと同じドメインの中にブログ・コラムを持つことで、Googleさんとの良いお付き合いが始まってくるのです。

【マーケティング内製化のススメ】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

小規模展示会での工夫

小規模展示会での工夫

地域の商工会や銀行、市区町村の産業振興課が主催する小規模の展示会があります。
出展料は比較的安価です。
大きな展示会で大金を投じるよりも小規模展示会に複数回出展する方が効果がある場合があります。

来場者は「どの商品を求めている」のではなく、ビジネスパートナーを探している経営者が多いので、大手展示会にはない意外なビジネスマッチングがあったりします。

展示スペースが小さく、みんな同じフォーマットのブース作りです。
そんな中でも、ちょっとした工夫で自社を目立たせることが出来ます。

名入れしたコーポレートカラーのテーブルクロスをひとつ持っていくだけです。
テーブルや壁などブース環境はみんな同じなので、自社の色を持っていくだけで目立ちます。

私も以前展示会でこれをやった翌日、周辺ブースも真似して自社色の生地を持ってきていました。

テーブルクロスを作る際には防炎処理を行ってください。
テーブルクロス屋さんに頼めばやってくれます。
展示会によっては消防署の審査で使えない場合がありますので。

テーブルクロスは小規模展示会だけでなく、協賛出展やセミナー・勉強会など、集客イベントでも使えます。

さて、私の事務所周辺の板橋区・足立区・荒川区・川口市なども小規模な産業展をやっていて、見学に行ったりします。
何故か私のいる北区はやってないのです・・・
北区には産業がない?

マーケティングコンサルティングのご案内
マーケティングコンサルティング

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

企業のマーケティングとマラソンの身の丈戦略

冷やかし客とターゲットの割合

先週・昨日と連チャンでマラソン大会に参加してきました。
コースは地元・北区赤羽スタートで、私のジョギングコースでもありますので、こなれた感じで完走しました。
年間10大会ほど出場していますが、私は決して足が速くはありません。
むしろ遅い方で、10,000人中7~8,000番目です。
そんな私ですが、毎回身の丈に合った目標を立てて参加しています。
速い人とは基礎体力が違うので、速い人と同じような練習をしませんし、同じ目標を目指しません。

企業のマーケティングも、似たようなことが言えます。

「ホームページのアクセス数を増やしたい」と言っても、中小企業と大手企業とではそもそものターゲットの層も数も違うので、同じような目標を立てても仕方がないのです。

ビッグサイト等の大規模展示会でよく見かけるのは、「今日の名刺獲得数〇〇〇枚」とブース朝礼で営業部長がハッパかける光景です。
出展の目標が名刺集めだと言わんばかりです。
果たして大勢の来場者のなかに自社のターゲットとする割合がどのくらいなのか、ブースに来た人がターゲットになりえるのか、そういった見極めが必要です。
さもなければ多くの冷やかし客を相手にしなければなりません。
売り子たちは疲弊してしまいます。

私のサラリーマン時代には様々な分野・業界の展示会を経験しました。
どの展示会でも、来場者に対する自社のターゲットの割合が小さいのを理解していました。
なので、極力冷やかし客は相手にせず、興味を示した人だけ相手にするようにしていました。
他の売り子たちは冷やかし客と楽しそうに談笑していましたが。
営業であった私としては、冷やかし客よりも自身の売り上げにつながるかもしれない客の方が重要です。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

広告を出したら営業電話が殺到

広告を出したら営業電話が殺到

1月発行のあるメディアに記事広告を出しました。
年明けから毎日のように電話があります。(現在進行形)
大半が営業の電話です。
例えば、

SEO対策、HP制作、マーケティングツール、動画制作、新聞広告、自費出版、パーソナルプロデュース、光回線、資格取得スクール・・・

決して営業の電話が悪いと言うつもりはありません。
私も元・営業マンでしたので、新規開拓にはテレアポも手段の一つだと理解しています。
それに一部、私の興味のあるものは会って話を聞いています。
冷やかしではなく、自分のビジネスにマッチした集客技術であれば、お金を払って契約したいと思っているからです。

広告やメディアで露出するということは、多くの人に認知されると同時に、アンチを生んだり、営業のターゲットにされたりします。
しかし、そもそも人に知ってもらわなければ、例え優れたぎ十tであってもビジネスが成り立ちません。
そのためには、ある程度の費用とリスクを覚悟に広報しなければなりません。

営業電話が多いということは、それだけ認知度も高いということです。
「広告の反響があった」と言えます。
しばらくは営業電話との駆け引きが続きそうです。

マーケティングコンサルティングのご案内
マーケティングコンサルティング

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->