提案出来ない営業には技術者同行を

人生初の富士山登山へ行ってきました。
丁度、山小屋の最終日。
閉鎖に向けてばたばたしていました。
当然、トイレも参入口もこの日のお昼で閉鎖となりますので、今登っている人は早く下山しなければなりませんし、これからの入山は出来なくなります。
知ってか知らずか、私たちが頂上から降りてくる最中に入山してくる人、特に外国人が結構いました。
同行してくれた山岳ガイドさんは登ってくる人にいちいち声をかけ、トイレがない旨、山小屋が閉鎖される旨を伝えていました。
なかなか出来るガイドさんです。

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さて、私の参加した富士山登山ご来光ツアー、旅行会社の企画なので、当然一般の人が参加しています。
老若男女問わず、です。
子供や体力のない女性も一緒ですので、体力弱者に合わせてのペースで登っていくのです。
そうなると、私のようにマラソンに向けて鍛えてる人には物足りなくなる訳です。
そんな不満を、下山して温泉につかりながらガイドさんに不満をもらしてしまいました。
すると、ガイドさんから提案がありました。
本来はメニューにない、個人に合わせたプランです。
すごく気に入りました。
やはり出来るガイドさんです。

お客さんの不満を聞いて、即行で、カタログ・メニューにはないお客さんに合う提案を、みなさんの会社の営業マンは出来ますでしょうか?

こういった提案が出来ない営業マンはたくさんいます。
どちらかというと、現場寄りの人・技術者の方が、カスタマイズ提案が得意です。
出来ない営業マンには是非、技術者を同行してのお客様訪問をお勧めします。
自分にないスキルと経験を彼らは持っているのです。
お客様の要望を満たす方法を技術者は知っています。

ちなみに私たちのツアーでは、頂上は天候不順であったため、残念ながらご来光を拝めませんでした。

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映画『JOBS』にみる、マーケティング

映画『スティーブ・ジョブズ(JOBS)』(2013)を見ました。
2015年版もあるみたいですが、そちらは次回に。

さて、この映画にはマーケティング要素がたくさん盛り込まれていましたので、ご紹介。
勉強になります。

Apple1号機の納品の場面。
ICチップはんだ付けマイコンボード、なんて懐かしいことか。
このモニターなし、キーボードなし、本体ケースなしのマイコンボードだけを見せて、ジョブズの言った言葉。
「可能性」
ユーザーの勝手し放題、どんな使われ方をするか分からない”可能性”というニーズを提供することを示唆しています。
部品メーカーであれば、ホームページに自社製品の特長を掲載することで、お客さんがそれを見つけ、自社の想定外のニーズを発見することができるかもしれません。

AppleⅡの後継機リサの開発メンバーを前にして、ジョブズの言った言葉。
「なぜユーザーは他社でなくアップルを選ぶと思う?
自慢できる、
ステイタス・・・それ以上、社会的通貨だ」
現在のマーケティングに通じる考え方です。
よく例に挙げられる”スターバックス”などがそれに当たります。

マッキントッシュ・プロジェクトメンバーを前にした、ジョブズの言った言葉。
「他社製品を見たら改善を考えるよりも、別のアプローチを考えろ」
実に営業的。
営業マンであれば、自社製品を他社製品と比較された場合、この精神でお客さんを説得しなければなりません。

ペプシ・チャレンジを成功させたマーケティング専門家(名前忘れた)の言葉。
「諸君は優れた製品を作った。
だが諸君が売るのはより優れたものだ。
我々はコンピュータでできることを売り込む。
心のツールだ。そしてそのツールには限りがない。
人々はより多くを得るだろう、仕事から、結婚から、金から、人生から、マックを使って、どんな夢でも叶えられる。」
当時、パーソナル・コンピュータの利用価値はそこまでありませんでした。
しかし今、インターネットの普及によって、パソコンで得られた価値は皆さんの知っての通りです。
コトラーのマーケティング4.0でいう自己実現のためにパソコンを、そしてスマホが、その価値を実現しているのが現在です。

この映画、パソコンの歴史を知らないと、訳が分からない、つまらない映画だと思います。
30年以上パソコンの歴史とともに歩んできた私にとっては、楽勝でしたが。

iPod-miniに始まり、iPad・iPhone・MacbookProと、気付かぬうちにAppleのマーケティング戦略にまんまとハマっている私。
今夜のアップル スペシャル イベントが待ち遠しくなっています。

apple special event

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ブログ100記事目になりました

ビジネスブログがおかげさまで100記事目を迎えました。

ネット検索で、”ブログ100記事”で検索すると、
”100記事超えたあたりからの反響”云々
が色々とヒットしてきます。
当ブログも80記事超から、期待していたキーワードでの検索が目に見えて増えてきたのが分かります。
ホームページだけでは達成しえなかった圧倒的文字量が、SEO的に良い影響を与えているのでしょう。

実は明日、人生初の富士山登山に挑戦します。
そのため、事前に持ち物や服装のチェックを、と思いネットで検索していると、Q&A系やブログばかりがヒットしました。
そして、やはりブログが情報源になってきます。

企業からの情報発信、個人の情報発信。
情報過多の時代になりました。
マーケティングも情報過多を生き抜く工夫が必要です。

富士山登山準備

追記:
明日の登山は、台風の影響で中止との連絡が旅行会社からありました。
4日後に再予約を入れましたで、9/10-11でトライしてきます。

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最新のクリエーターツール

Adobe(アドビ)のクリエイターの祭典、Adobe MAX Japanに参加してきました。

Adobe Max

最初のセッションはマイクロソフト社、Surface Bookのペン機能を使ったツールの使い方に参加。
Illustrator/Photoshopのペン操作の実演を見ていて、3台目の仕事用PCに欲しくなりました。
ペン機能でトレースイラストの制作、なんて素敵なんでしょう!
このプレゼンテーター、Adobeのイベントなのに、iPhoneを取り出して自社Office Lensでスキャンしたものを自社OneNoteに取り込んで、などという実演を始めてしまいました。
うまくデータリンク出来ずにぐだぐだでしたけど。
なんてフリーダムなんでしょう?

次のセッションは、”ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識”と題したイラレのノウハウ。
実はこの人の著書、持ってました!読みました!
知らなかったツールの使い方、加工の仕方を教わったので、早速試してみたいです。

3つ目のセッションは、Webデザイナー向けのAdobe製品の活用に参加です。
気になったのは、Adobe XD。
Mac版のみですが、WordPressのように簡単にWebサイトの制作ができるみたいです。
しかも従来のPhotoshopやIllustratorとうまく連携して。
もう普通のコーダー(ホームページを作るだけの人)はいらないかもしれない。
Photoshop・Illustrator・モバイルアプリを上手に連携することで、その場でクライアントさんに修正部分を詰められるという、最新の納期短縮手法を見たような気がします。

Adobe製品全般に言えることなのですが、ソフトウェアの機能・やれる事がたくさんありすぎて、みんなフルで使いこなせていないのではないでしょうか?
こういった教育活動は是非続けていってもらいたいです。
来場者はみんなAdobeのユーザーでありファンなのですから。

サーフェスが欲しい

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マイナンバーカード、もらってきました

本日雨の中、区役所へ行ってマイナンバーカードを受け取ってきました。
そんな中、今日のYahooニュースで関連したニュースが上がっていました。

『マイナンバー障害 富士通に損賠請求へ 機構、7カ月後ようやく』

サーバーのプログラムミスによるシステム障害のため、発注した地方公共団体情報システム機構が受注した富士通に賠償請求をする、という話です。

果たしてずさんだったのは、
サーバーのシステム開発を請け負った富士通を含めた5社なのか、
システムを運営する地方公共団体情報システム機構なのか。

どちらにしても、被害を被ったのは、自治体の窓口。
そして私を含めた国民です。

以前に私は、震災後の放射線量測定システムの文科省入札案件を追いかけていました。
結局はA社が落札受注し、福島県内に多数設置されました。
”これで安心”と、当時ニュースでも話題になりました。

しかし、システムの能力が発注した行政の意向(計測の精度)に達していなかったため、損害賠償請求という問題になりました。
再度入札を行い、代替えのシステムを受注したのは富士通でした。

設置済みの放射線量測定システム。
その数値を信じて見守ってきた地元住民からすれば、なんともやりきれないことでしょう。

銀行のシステムにしても、鉄道運営のシステムにしても、市民に影響を与えるシステム開発はもっと慎重に取り組んでいただきたいものです。
我々市民の生活を向上させる、誇りある仕事ですので。

マイナンバーカード

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