マーケティングメソッド活用して上手くいかない理由

マーケティングメソッドの成否

巷には様々なノウハウ・メソッドが出回っています。
マーケティングやコーチングの先生達は、独自のメソッド(method)に名前を付けてビジネス展開しています。
『〇〇の法則』とか、『5つの○○』とか、『○○5つのステップ』とか、『○○マンダラ』とか。

どこそこの業界の成功事例!
として紹介されているので実際にやってみたら、上手くいかなかった、というケースがあります。

事業者の業界・業態は様々です。
個人開業の美容院と工場を持つ製造業とでは、事業の戦略が全く違います。
商材も提供方法も、ターゲットすら違うので、上手くいくわけがありません。
営業の方法にしても同様です。

また、同じ業界・業態なのに上手くいかない場合は、自社の情報が整理できていないのかもしれません。
ホームページの制作を業者に丸投げして失敗するケースがこれです。

自社の商品サービスがお客様の価値観に当て嵌めた形で表現されていなければ、自社は選ばれません。
そのためにはまず、自社の情報を整理されている必要があります。

逆に上手くいったケースでは、
・業界業態が合っている
・自社の情報が整理できている
が出来ていて、メソッドに当て嵌めてた結果、メソッドの売り文句通りに効果が出ている、という訳です。
もしくは、「そもそもこれまで営業もマーケティングもやっていなかった」なんてことかもしれません。

私がよくセミナーやブログで主張するのは、自社の研究・自社の情報の把握です。
自社研究がしっかりしていれば、私の提案する”コンテンツくるくる当番表”に従って情報発信が可能になります。
まずは自社研究を。
夏休みの宿題にしては如何でしょうか?

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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マルチスキルへの道

マルチスキルへの道

マーケティング担当者は様々な仕事を行います。
Webプログラミング、画像制作、ライティング、ヒアリング、情報収集、情報解析、プランニング、社内外均衡・・・
マーケティングのスペシャリストは実はゼネラリストなのです。
様々なスキルが必要になります。

一昨日に開催したセミナーで指摘を受けたことなのですが、多くのスキルを身に付けるにはどうすれば良いのか?

ゼロから1にするのは大変な事ですが、1から2にする事は比較的簡単に移行出来ます。
そして1は自分(自社)にはないけれど、外にはたくさん存在します。そこで、1は外部に依存して、外部から既にある1を取り入れ模倣することで、2へ移ることが楽になるのです。

例えば、私のようなマルチスキルを持った人から教わったり、Web制作のスクールやコピーライティングのセミナーに参加して各スキルを身に付ける方法です。

この場合、実践(実戦)をすることで効果が出ます。
”課題を解決しなければならない”、という実践の場があると、人はやるようになります。

私自身がマルチスキルを身に付けたのは、若いころからITに馴染んでいた事と、転職に次ぐ転職で得た多くの業界知識と手法、営業職でのソリューション経験、によるものです。
営業職は、顧客の課題を解決するために身についたスキルを実行できる実践の場でした。
自分の売り上げに直結することですので、”やらなければならない”状況下で様々なスキルが身に付いたのです。

マルチスキルを持った人による引率は、マルチスキルを身に付ける一番の近道です。

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情報が潤沢でない中小企業のマーケティング

とある新人マ担当の苦悩

WebやDM、展示会等、マーケティングの手法はいろいろありますが、まず必要なものがあります。

それは自社の情報です。

自社の商品サービスを宣伝するにあたり、顧客に提示する情報が必要です。
ホームページやブログであったり、カタログ・パンフレットであったり、広告の原稿であったり。
それらはテキストや写真・イラスト、時には動画で構成されています。
制作するのは外注でも出来るのですが、その元となる情報がちきんと揃っているかが問題なのです。

情報とは、商品サービスの仕様書・顧客の情報・導入実績情報・クレーム報告書・商品サービスや環境の写真・解説図・評価試験結果・過去の広告実績・・・

制作物の元となる情報です。
情報が揃っていないと、顧客に伝える情報が貧弱になってしまいます。

「当社商品は最高の○○」
「必ず○○が出来ます」
「安心・安全」

と、怪しげな広告宣伝になってしまいます。
顧客が納得する根拠、顧客が理解できる表現が必要です。

大手企業が広告代理店に丸投げしても上手くいっているのは、大手企業だからこその潤沢な情報があるから、広告代理店は上手な表現が出来るのです。
中小企業が業者丸投げで失敗するのは、貧弱な情報しか業者に提供できないから、表現も貧弱なのです。

中小企業がマーケティングを本格的に行うのであれば、まず自社の情報収集を徹底することをお勧めします。
マーケティング担当者は制作よりも先に、情報収集作業から始めなければなりません。
マーケティング担当者はやることがたくさんあって大変です。

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あえてリードを取らないマーケティング

選定者は女子事務員さん

マーケティング用語でリードとは、見込み客のことを指します。

リードは、ホームページからの資料請求や展示会来場者との名刺交換によって得られた個人情報(会社名・氏名・連絡先等)です。
営業から見ると訪問先リストのようなものです。

Webマーケティングでは、リード(見込み客リスト)獲得のために、ダウンロード可能なホワイトペーパー(PDF)や動画を用意し、個人情報と引き換えにお客様に有益な情報を提供します。

リード(見込み客)が決裁権のある人であれば、躊躇なく個人情報を入力してくれるのですが、社員出会った場合その多くは個人情報を提供したくありません。
業者から売り込みされるのが嫌だからです。
発注が決定するまでは、できるだけ業者と接触したくないのです。

しかしこれら社員の中には、決裁権はないものの社長にお勧めたり、会社に稟議書を回して発注を促す、選定者の立場の人も存在します。

そこで、リードマーケティングとは逆に、あえてリードを取らないマーケティング活動をしてみるのも手です。

・稟議書を回しやすいような商品サービスの概要と価格を書面(PDF)にして公開する。
・自由に勝手にダウンロードしてもらう。

売り込みされるのが嫌な人は、とにかくホームページを検索して、発注直前まで情報を収集しています。

検索で”ウチのページ”を見つけてくれた人は、女子事務員さんかもしれません。
その女子事務員さんの一言で、”ウチ”との取引が始まるかもしれません。

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マーケティング内製化プロデューサー
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マーケティング担当部署の有無

マーケティング担当部署の有無

東京商工会議所から『生産性向上・ICT活用状況に関するアンケート調査結果』報告書が公表されました。
その中で興味を引いたものがあります。
“マーケティング担当部署の有無”
※マーケティング部署=販売促進・顧客分析・商品開発企画などの部署

従業員数が少ない企業は、担当部署が無いもしくは社長がマーケティングを行っており、従業員が多い企業ほど専門部署があるもしくは担当者がいる割合が高い、との結果です。

マーケティングに対する理解をいただけない社長さんがまだまだたくさんおり、そういった企業は昔ながらの営業スタイルを貫いています。
今のように目まぐるしく動いている市場においては、既に従来の営業スタイルでは通用しておりません。
またいつか景気が戻ってくる、それまでの辛抱だ、とリストラで凌いでいる企業を見ていると、社員が不憫でなりません。
そろそろ、”マーケティングには営業に匹敵する要素がある”、と気付いていただきたいと思います。
マーケティングの重要性に気付いた企業は早々にマーケティングを組織に取り入れ、順調に業績を伸ばしている。
そんな結果が、アンケート調査から伺えました。

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