マーケティング担当者には3つの顧客

マーケティング担当者には3つの顧客

マーケティング担当者の仕事の中には、顧客に対して情報を発信する、があります。
そのマーケティング担当者には、3つの顧客があります。
①営業の顧客(既存顧客)、②まだ見ぬ顧客(新規開拓)、そして③営業部隊です。

①の営業の顧客(既存顧客)に対しては、営業と相談しながら担当する顧客に役立つ情報発信を。

②のまだ見ぬ顧客(新規開拓・担当なし顧客)には、自社の情報あるいは商品サービスの情報公開を。

そして③の営業部隊には、彼らが営業活動しやすいよう市場情報や社内に蓄積された事例情報などを提供して支援する。

こうしてみると、実はマーケティング担当者は営業活動をしているのです。
ですからマーケティング担当者は、プログラマーやデザイナーのような下請け気分の作業者であってはならないのです。
マーケティング担当者は、営業マインドを持って業務にあたるべきなのです。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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マーケティング担当者は社内の情報ハブ

社内の情報ネットワーク

情報共有、どこの会社でも抱えている難しい課題です。
嫌いな隣の席の営業に情報を提供なんてしたくありません。
聞く耳を持たない人に情報を提供しても参考になんてしてくれません。
人は都合の良い情報しか耳に入れない構造になっています。
同じ会社に所属しているとはいえ所詮は他人同士。
仲の良い社員でない限り、全社的な且つ自発的な情報共有は困難な課題です。

さて、私の推進するマーケティング内製化では、マーケティング担当者には社内ネットワークの情報ハブという役割を担っていただきます。
各位から情報を吸い上げる役割。
情報の内容を共有すべきか吟味し、役立つ形で加工する役割。
そして各位に必要な形で情報を提供する役割。

マーケティング担当者が情報ハブの役割を担う形で、例え犬猿の仲の営業同士でも、有用な情報を有用な形で共有できる、という仕組みです。

その当たりの話は、次回のセミナーで述べたいと思います。
興味ある方は是非ご参加ください。

7/23開催、経営セミナー
「動かない営業マンの売上を劇的な加速させるマーケティングとコミュニケーション」

経営セミナー開催

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代理店のコピーサイトと認定され消された話

代理店のコピーサイトと認定され消された話

販売店・代理店・提携先・・・
自社営業マンによる直販以外にも販売チャネルがあります。
販売店のホームページにも、自社の商品を掲載してもらえれば、顧客の目につくチャンスが増えるというものです。
他にも、技術情報サイトや業界ポータルサイト等に商品を登録して露出を増やすのもマーケティング担当者の仕事です。

以前に体験したことです。

ある時、いつものように検索順位をチェックしていると、商品名を含むあるキーワードで、該当商品ページがGoogle検索で出てこなくなりました。
これまで必ず1ページ目、3位から5位にあったのに見当たりません。
日々のブレというものがありますので、たった一日の変動で一憂一喜していられません。
しばらく様子見にしました。
ひと月後、やはりそのキーワードでは検索されませんでした。
不審に思い、該当キーワードで表示される1位から10位までチェックしてみたら・・・
ウチのサイトと全く同じ解説文と画像のサイトがありました。
販売提携している会社(代理店)のサイトでした。

テキストと画像がサイトから丸パクリなので、Googleにコピーサイトとみなされ消された(想像)ようです。
ウチのサイトが。

UPDATE的にはウチの方が古いのですが、代理店側はサイト制作とSEO対策に多額の費用をつぎ込んで、関連するあらゆるキーワードで常に上位にいるサイト。
完成度と認知度からしたら負けでした。

これを機会に、自分でも意味のよく分からなかった古い解説文や映りの良くない画像を全面見直ししました。
また販売店サイトをチェックして画像や商品説明文をオリジナルとは違うものを用意して販売店に提供するよう管理しました。

フリーダムなWebの世界は、誰かに言えば何とかなるものではありません。
サイトの運営は自衛するスキルを身に着ける必要があります。
1社に一人はマーケティング担当者が欲しいところです。

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マーケティング担当者は社内の潤滑剤

情報の流れを作る(情報収集)

採用面接で自分の役割を潤滑剤と称する人がいます。
おそらく自分のフレンドリー体質で周囲を和ませるって意味で言っているでしょう。

マーケティング担当者も潤滑剤と言えます。
社内の情報ハブを役割としていますので。
情報を収集し、収集した情報を加工して、社内・社外に情報を発信する。
マーケティング活動をしていれば、自然と情報の流れを作る事になります。

この情報のやり取りと続けていると、各部門・各個人との情報のパイプが太くなってきます。

情報の流れを作る(情報発信)

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マーケティング担当者には社内調整能力が必須

Balance of PowerBalance of Power

マーケティング担当者は、営業もですが、社内調整能力が必要です。
工場各部署や技術スタッフ、それに営業とも上手くやらなければなりません。

マーケティングに携わる人は何故か営業と仲が悪く、その上に工場の人達からは営業の同類(工場と営業は仲が悪い)と見られがちです。

営業にはマーケティング不要論者や唯我独尊者がおり、彼らを説き伏せ協力を仰がなければ、マーケティング活動は成り立ちません。

さらに一番の難関は社長。
社長がマーケティング不要論者であると、そもそもその会社ではマーケティングが上手くいきません。
逆に社長がマーケティング推進派であれば、営業にも協力を強いることが出来る強い味方になります。

マーケティング活動の第一歩は、社内の情報戦です。
まずは社内の情報をかき集め、加工して、顧客に向けて情報を発信する。
一度で終わりではなく、繰り返し繰り返し。
そのためには全社を巻き込まないと、負担が大きすぎてマーケティング担当者の一人負けになってしまいます。
肝心なのは早めに社内で理解者を見つけ味方に付けることです。

最近読んでいる書籍『マーケティングとは「組織革命」である。』(森岡毅)には、理解を得られない会社にマーケティングを導入しようという奮戦が描かれています。
自分のやってきたこと・自分の考え方に似ているので、親近感がわきます。
本書は大手企業のケースなので、中小企業でやってきた私とは敵の種類も質も規模も違うのですが、大変参考になります。
中小企業では中小企業なりのやり方をしなければなりません。

マーケティングとは「組織革命」である。

【動かない営業を戦力化する仕組みづくり】セミナー
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