商標を武器にブランディング強化

商標登録査定通知

私のマーケティングに対する考え方、その根底にあるのは、営業。
15年以上の営業人生から来ています。
私の主張する『マーケティング担当者の仕事』は、売上につながる行動をする点では、営業と同じ。
営業と違うのは、特定の顧客を担当していない事。
未知の顧客、既存の顧客、そして営業マンがマーケティング担当者の顧客であると定めています。
事務仕事スタイルで集客とファン顧客作りと営業を支援する、その事からマーケティング担当者現役時代は、私自身を『デスクトップセールスマン(机上営業)』と呼びました。

という訳で、かねてより申請していた商標『デスクトップセールスマン』の登録査定の通知が来ました。
そして今日、特許庁に登録料を納付に行ってきました。

時間がかかりました。
申請から9か月です。
”商標登録”で検索すると、半年くらいというように特許事務所のサイトは述べていますが、その情報は古いです。
今は異変が起きています。
8・9か月はかかるようです。
特許庁のサイトでも凡その進捗が確認できます。

何はともあれ、『デスクトップセールスマン』を武器に、ブランディング強化していく予定です。

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活動記録を残す意味

アウトライン化されて元のフォントが分からない

転職すると、新しい会社でいちから仕事を覚えなければなりません。
私も転職回数が多いので、毎回毎回リスタートです。
残念ながら、前任者からの引き継ぎの経験があまりありません。
私が入社すると既に前任者がいないからです。

マーケティング職で引き継ぎなしで困ったのは、今までどうやってやってきたのか、活動の記録が残っていないことです。

今までどんな広告を出してきたのか?
今までどんなプレスリリースをやってきたのか?
今までどんな展示会装飾だったのか?
今までどんなHPの構造だったの?(制作ツールのTEMPゴミファイルが邪魔!)

そんな中で一番困ったのは、保存されていたロゴやフォントがアウトライン化されていて、元のフォントが分からないものがありました。
最悪なのは、JPEGファイルしかなくて・・・
はっきり言って、再現できません。
全面改装しました。
どうやら前任者が個人所有のフォントを使っていたらしいのです。

システム開発会社にいた頃にも似たようなことがありました。

販売しているソフトウェアのソースが保存されておらず、実行ファイルしか残っていない。
バージョンアップの度にソースを上書きされて、過去のバージョンや手直しの箇所の履歴が残っていない。
コメントアウトが無く、一見では分かりにくい。(構造解析ソフトで視覚化してなんとか理解した)

プログラマーが一人だけだったので、その人のPCの開発アプリの中にしかソースが存在しないのでした。

1年経って再びイベントが発生した時、活動記録は役立ちます。

前回の展示会でどんなことやったっけ?課題は?
前回の広告原稿のデザインをちょっと手直しして使ちゃえ!

活動記録は、過去の反省、次回の改善、次世代への継承に役立てられます。
そして活動記録はその会社だけのノウハウ集です。

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営業は顧客に情報提供したい

営業は四面楚歌

顧客から頼られる営業マンは、頻繁に顧客への情報を提供しています。
結果、売り上げにつながってきています。
情報の引き出しを多く持っている営業が成績の良い営業とも言えます。

多くの営業には、社内の味方が少ないです。
同僚営業とはライバル視され、工場とは仲たがいし、日頃からいいように使われている技術スタッフからはいい顔されず、社長や営業部長からは成績如何によってはミソクソに言われます。
そんな四面楚歌の中でも、顧客へ提供するための情報収集をしています。
営業は情報を欲しています。

マーケティング担当者の仕事のひとつは、営業が顧客へ提供するための情報を提供してあげることです。
マーケティング担当者の情報発信の手段は、なにも広告やSNSだけではありません。
営業という顧客に接している媒体も情報発信手段として使えるのです。
営業とタッグを組んで情報収集→制作・まとめ→情報発信の流れを作ることで、売り上げにつながる活動になります。

そして逆に、営業は個々に情報を持っています。
個々の営業からの情報を集めることで、別の営業への提供材料が作れます。
社内の情報収集・情報発信の流れを作る、これもマーケティング担当者の仕事です。

顧客に情報提供したい営業を上手く操って、顧客への情報発信をしてみましょう。

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マーケティング担当者による営業の動かし方

営業の中のヒエラルキー

マーケティングは、営業なくしては成り立ちません。
顧客と接触するのは営業であり、マーケティングだけでは売り上げにならないからです。
営業の存在は無視できません。
そのため営業との付き合い方は大事です。

マーケティング担当者が営業に動いてもらうように仕向けるには、営業マンを理解する必要があります。
彼らが何を考え、何を原動力にしているのか?
その点を理解できれば、営業を扇動じゃなくて営業に行動してもらえる方法が分かってきます。

営業にとっては、誰が一番大事なのか?
ちょっと営業の頭の中を覗いて、ターゲットを順位付けをしてみましょう。
こんな感じではないでしょうか?

自分の担当顧客 > 社長 > 営業部長 >>>> 他の営業の顧客=同僚営業=下請け=自社工場=間接部門・・・

営業は自分の売り上げ・自分の業績が一番大事です。
それは、自分の賞与に直結するからであり、仕事へのやりがい感があるからであり、人によっては上長への恐怖心からでもあります。
営業の売り上げに関わる人(担当顧客>社長>営業部長)が営業マン個人のターゲット。
彼らの興味は何か?
業績?情報?ノウハウ?技術理論?好奇心?ゴルフ?美味しいお店?
営業は彼らの関心を買うことに注力を注ぎます。
この理屈に沿って営業を支援してあげることで、営業は自ら進んで動きます。

営業を理解するには営業を経験するのが一番良いです。
営業に同行して顧客回りしてみるのも良い経験になります。
私が元・営業マンのマーケティング担当者にクラスチェンジを推薦するのも、営業の心情を理解しているからでもあります。
(どう売るかを考える営業脳を持っていることが一番の理由です。)

「せっかく資料を作ったのに営業は活用してくれない」
と嘆くのではなく、営業が注力する事は何か?に焦点を当てて資料を作ってあげれば、営業は喜んで動いてくれることでしょう。

もし「うちは使えない営業ばかりで・・・」と自社の現状にお悩みであるならば、上に挙げたことをやってみてはどうでしょうか?
営業をコントロールできるかもしれません。

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顧客の顧客を見据えたマーケティング

顧客の顧客を見据えたマーケティング1

BtoBビジネスの場合、特に部品製造業などの場合は、顧客の顧客(ユーザー)を見据えたマーケティング活動が必要です。
ユーザーが顧客から商品サービスを購入すれば、自動的に当社の商材も売れるからです。
当社の商材をもっと買ってもらうには、顧客を動かしてユーザーに買ってもらうように仕向ける施策を、マーケティング部門としては考えなければなりません。

顧客の顧客(ユーザー)にとって価値・メリットがあれば、顧客は自社の売り上げのためにユーザーにPRしてくれます。
ユーザーにとっての価値とは何か?
それを考えるのが、マーケティング担当者の仕事です。

この顧客の顧客を見据えたマーケティング、Aの商材を使ってBがCを説得する(A→B→C)の構図になります。
例を挙げると、

土木(公共工事)入札案件の場合:
建材メーカー→ゼネコン→役所
「この新技術を使った施工で、安全に・正確に・強固に・工期短縮を・・・」

IoT技術の場合:
センサーメーカー→システム開発→企業
「このセンサーを使ったシステムの導入で企業の業務が、正確に・高精度に・リアルタイムに・・・」

BtoBではなくBtoCですが、自動車販売や住宅販売の場合:
販売店→お父さん→奥さん
「子供が安全に・家族みんなで・将来的に・・・」

この場合、顧客(B)がユーザー(C)へ価値・メリットを伝えるためのツールを作ってあげると良いです。
顧客の営業は自分ところの商品サービスを売りたいが、当社の商材を売りたいわけではないのです。
顧客の営業の手間をかけさせないためのツールを用意してあげると、顧客の営業は勝手に営業活動をしてくれます。
当社商材を組み合わせた時の価値・メリットを押すことで、顧客の商品サービスが売れる事に気付かせる、そんなツールや謳い文句を開発してあげると良いでしょう。

理想としては、顧客の営業が勝手に見積書に組み込んでくれること、勝手に受注してきてくれることです。
当社営業の代わりに営業してくれる、そんなマーケティング施策が理想です。

顧客の顧客を見据えたマーケティング2

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