お客様インタビュー、真の目的

お客様の声をホームページに掲載したり小冊子にして配布するのは、大変効果のあるマーケティング手法です。
お客様の声は、既存のお客さんとの更なる関係作り(ファンになる)ができ、新規のお客さんからの契約の後押しにもなってくれます。

社名を出してホームページに掲載する、などと言うと引けてしまうお客さんもありますが、認知度が増すことによる相乗効果・Win Winというメリットを説明してあげてください。
お客さんの”ファン化”への近道になります。
掲載不可であっても取材は取り付けるべきです。
その際には、
「お客様満足度調査の一環です」
「社内にフィードバックして、更なる商品サービスの改善に努めるのが目的です」
と説得してみてください。

クレームを言われた部分は即座に改善し、商品サービスの向上に努めましょう。
お客さんから褒められた部分は、営業はもとより間接部門へのモチベーションアップにもなるでしょう。
また、取材で得た情報の中には、将来の新製品開発へのヒントも隠れています。
情報はきちんと解析して上手に活用してみてください。

取材には担当営業よりもマーケティング担当者の方が向いています。
担当営業は自分の売り上げに関係することしか興味を持ちません。
マーケティング担当者は俯瞰する位置から、会社全体を盛り上げるためにはどうするか、という目線で見ています。
ここで得た情報を次のマーケティング戦略に役立てることでしょう。

取材の本当の目的とは、自社の繁栄のための情報収集だという意識で挑んでいただきたいと思っています。

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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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制作物は出来るだけ内作化を

ホームページを作りました。
でも全然営業につながりませんでした。
そんな話をよく聞きます。

HPに限らず、カタログやプレゼン資料にしても、外注に丸投げして制作したものに果たして効果は出ているのでしょうか?
自社で取り扱う商品サービス、果たして外部の制作会社にうまく伝わっているのでしょうか?

自社の商品サービスを良く理解しているのは自社の人間です。
それなのに、数枚の写真と幾つかの文章をワードやパワポで業者に渡して制作を頼んでも綺麗に仕上がるだけで、引き合いが増えるように作ってくれる訳ではありません。
自社の商品サービスをどう見せればお客さんを引き寄せられるのか、どう説明すれば説得できるのか。
知っているのは自社の人間です。

ホームページやSNSはリアルタイムに情報発信できます。
更新を業者に任せての発信の遅れはチャンスロスです。

また、昨今の印刷事情では、ネットで注文して原稿をアップロードすれば翌日には入荷可能です。
展示会など直前になって大量部数が必要な時でも対応できる世の中になっています。
自前で原稿制作まで出来れば、どれだけ経営スピードが速くなると思いますか?

制作物は出来るだけ内作化することが経営スピードを早めることができます。
そのためにも制作が出来る担当者が必要になります。
ただし、制作するだけのデザイナーやコーダーではなく、マーケティングを行える担当者が必要になります。
活動の目的は、”売れるための仕組みを作ること”、つまりマーケティングなのですから。

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マーケティング担当者へのクラスチェンジ

人材採用が難しくなってきています。

「マーケティングをやりたいけれど人材がいない」
という企業の声をよく聞きます。
マーケティングという価値が見えない人員のためだけに、と人材採用をためらう社長さんの気持ちも分かります。
ならば営業を採用しておけば売り上げにつながるから、と安易に営業ばかり増やしてしまうのもどうかと思います。

そこで提案したいのは、今ある人材をマーケティング担当者にクラスチェンジするということです。
新規で人材採用するよりも、社内の業務に精通していますし、商品も理解している人材のはずです。

マーケティングの仕事はルーチンワークと違い仕事内容が多岐にわたりますので、他の業務との掛け持ちは難しくなってしまいます。
そのためマーケティング専任とするのが望ましいです。

さて、どんな部門から引き抜いたら良いのでしょうか?
得意なスキルを挙げてみます。

・営業推進/広報 → ”PR”を理解している
・商品企画/商品開発 → ”自社商品”と”ニーズ”を理解している
・業務/管理 → ”業務の流れ全体”を理解している
・営業 → ”売る”を理解している
・営業アシスタント → ”営業支援”と”お客さんの動き”を理解している
・社長秘書 → ”経営戦略”を理解している
・WEB制作/デザイン → ”見せ方”と”制作物”を理解している

マーケティングには、
・経営者の「謀る」戦略
・営業の「売る」精神
・クリエイターの「創る」感性
を必要としています。

各部門の得意とするスキルがあるので、足りないスキルを身に着ければマーケティング担当者への転身も可能になります。
マーケティング担当者を育成してマーケティングを始めてみませんか?

 

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マーケティング担当者の仕事とは、

マーケティング担当者の仕事は、
経営者の方針に則ってマーケティング戦略を企画・運営していくことです。
その目的は、
 
・引き合いを増やす

・ブランディング活動

・営業支援活動
・商品・サービスの改善
 
つまり”売れるための仕組み”を作り運営していくことです。
 
実際の作業としては具体的には下記のようなものがあります。
 
・ホームページの制作・運営
・SEO対策
・カタログ・パンフレットの企画・制作
・ダイレクトメールの企画・制作
・広告の企画・制作
・展示会の企画・運営
・プレゼンテーション・勉強会の運営
・プレゼン資料・提案書の作成
・問い合わせの窓口・管理
・顧客管理
・販促グッズの企画・制作
・マーケティングリサーチ・取材
・顧客満足度調査
・営業
 
多岐にわたる仕事です。
マルチスキルが必要になります。
裏方の仕事、という訳でもなく、会社によっては営業に代わって表舞台でお客様に対応する仕事になります。
 
マーケティング担当者がうまく立ち回ることによって、営業の無駄な活動を減らすことができます。
会社によっては、営業の人員自体をも減らすことが可能になるかも。
 

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