ネタがない!時の事例づくりの秘策

事例づくりの3つの秘訣

顧客にわかりやすく説明する資料として事例紹介が適しています。
自社の実績を基に事例づくりを進めていくわけですが、ネタがない!をお困りではないでしょうか?

実績情報を握っているのは営業です。
だから営業に聞き取りするのが早いのですが、営業は情報提供したくないのです。
実績は自分だけのノウハウであるので秘匿したいし、協力するのが面倒。
マーケティング担当者が営業にいくら情報提供を頼んでも、直接自分の売り上げにつながらない限り、営業は非協力的です。
しかしながらマーケティング担当者は自分の職務を遂行しなければなりません。
事例づくりの秘策を3つお仕えします。

①トップダウン
『虎の威を借る狐』作戦です。
マーケティング担当者が営業にいくら頼んでも協力してくれないのであれば、社長または営業部長からの業務命令で協力要請しましょう。
結果的には会社の、そして自分たち営業の為になる業務なので、無駄になる仕事ではありません。
トップダウンでお願いしましょう。

②マーケティング担当者自ら一緒に体験する
営業自身が面倒に思うのであれば、彼ら営業に同行して一緒に実績を作り上げましょう。
その実績を営業が持ち歩ける形にしてあげれば営業は顧客提案に使えます。
そんな活動によって営業とは徐々に協力体制ができてきます。
一緒に行動することでマーケティング担当者自身もより商品サービスの知識が増えるというものです。

③経験豊富なベテランを巻き込む
一番実績情報を握っているベテランや社長にくっついて、最初の事例を作りあげましょう。
いくつか事例ができるはずです。
できた事例を営業に販促物として持たせ、その有用性を理解してもらえれば、今度は営業から情報を収集します。

こうしてある程度事例ができてくれば、こんな場面・あんな場面を想像(創造)できてくるのではないでしょうか。
ここからは創造で事例をでっち上げましょう。
想定する活用事例ですので、実際に実績がなくても大丈夫です。

徐々に事例を増やしていけば営業も協力的になるし、顧客の環境にマッチする場面が出てくるはずです。
顧客は自分の環境・自分の条件にマッチしないと関心を持ちません。
ですので出来るだけ多くの事例を挙げることで、顧客とのマッチング率を上げることになり、顧客の関心を引くことになります。

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マーケティング担当者は黒幕になれ

情報収集役の忍者

ホームページを運営する人、パンフレット制作を手配する人、カタログの在庫管理者、広告代理店窓口、Twitterおもしろ担当、営業サポート(クレーム処理係)・・・
Webマーケティング企業は別として。
私から見た他社のマーケティング担当者(に相当する職務の人たち)の印象です。
社長からすると特に重要ではないが思い付きで始めた部門。
言ってしまえば雑用係。
営業の下請けと思って仕事をするとつまらないものになります。

私が理想とするマーケティング担当者像は、
『戦略を立て、営業を動かし、売り上げに貢献する』
ことです。
表舞台は営業に任せ、自分は裏方となって営業を支援することで、会社という演劇を成功させるのがマーケティング担当者の役割だと考えています。
演じる役者(営業)にどう動いてもらうか、役者(営業)に何が必要か、観客をどう集めるか等お膳立ててあげる仕事です。
どちらかというと経営に近い活動で、実行部隊であります。
ですので、マーケティング担当者には雑用係ではなく黒幕(裏で操っている人)を目指して欲しいです。

時々、情報収集役の忍者として舞台に登場してもいいかもしれません。
ほっかむりして(唐草文様でないやつ)。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
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顧客の環境に合わせた提案・事例紹介を

顧客の環境に合わせた提案・事例紹介を

営業が顧客に提案していて、顧客が退屈そうな顔をする場合があります。
提案内容が顧客の置かれている環境や条件とちょっとでも違うと刺さらないからです。
「この顧客にこの提案がマッチしているはず」と営業が思い込んでいても、顧客にとっての前提条件が適合していなければ、顧客は聞く耳を持ってくれません。
この前提条件を見つけ出すのは難しいものです。
そのためのヒアリングなわけですが、初めて相対する人物(営業)には警戒心を持ち情報をあまり明かさないのが普通です。

「すべて吐き出してください、余さず教えてください、でないとアドバイスできません」
などと言うコンサルタントがいまずが、顧客の警戒バリアをさらに大きくさせるだけです。

対策としては、事前に場面の異なる複数の提案を用意しておくのが良いでしょう。
場面の異なる複数の提案は、顧客の置かれている環境を探るたたき台になるはずです。

さて、マーケティング担当者は情報発信が仕事です。
事例紹介という手段を使い、潜在する顧客とのファーストコンタクトを狙います。
事例紹介を公開するにあたり、『この業界はこれ!』『こっちの業界はこれ!』とひとつずつしか挙げられないのは、先に述べた営業の「この顧客にこの提案がマッチしているはず」と同じことになってしまいます。
顧客の置かれている環境はそれぞれ異なります。
その環境が違えば、せっかくの事例紹介も見向きもされません。

例えば医療業界。病院にもいろいろあります。
規模(大学病院~診療所)、科(内科・外科・歯科)、ターゲット層(小児科なら子供を持つ親御さん・駅前の歯科ならサラリーマン)などなど。
もし医療業界を狙うのであれば、病院における考えられる場面を想定し、それぞれの提案書や事例を用意すべきです。

多くのネタを用意できれば、顧客からの信頼が得られ、もしかしたら自分の環境も対応してくれるのでは?という期待感が増すというものです。
環境の違う場面の提案・事例をたくさん用意すること。
顧客とのマッチングを図るたたき台です。
これは結構労力のいる仕事です。
しかしその後の営業活動を考えれば、やっておくべきでしょう。

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ご遠慮願いたいお客様

事務所に来られたカイリキーさん

事務所に来られたカイリキーさん

やたらアクセス数を増やすボット、Youtube広告からくる冷やかし(←ウチのターゲット層としてはあり得ない)、広告収入業者のscript、クレームじみたコメントと宣伝らしきコメント、売り込みしてくる業者・・・

WebやSNS、広告で幅広く宣伝すると、ご遠慮願いたいお客様?が寄って来てしまいます。
その多くは、彼らの利益を増やすための活動なので、こちらにはあまり旨味がありません。
宣伝活動をする上でのリスクかな、と諦めています。

ある程度のリスクを承知でマーケティング活動を行わなければなりませんが、会社の組織の中においてはマーケティング担当者だけにリスクを背負わせるのはどうかと思います。
会社として対応すべく、経営者とともに常に情報を共有しておくことです。

事務所に来られたコダックさん

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マーケティング無料相談
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図解マーケティング担当者

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マーケティング担当者の役割は会社によって様々です。
社長の下書きを組み立てるのが仕事であれば、マーケティング担当者の役割は制作者。
営業部門をサポートするのであれば、マーケティング担当者の役割は販売促進。
新しい商品を担うのであれば、その役割は商品企画。
市場の動向を探るのであれば、市場調査員。
制作を外注任せであれば、監督。

規模の大きな会社であれば役割を分担して専門の技能スタッフとなります。
しかし、中小企業では人員に余裕がないため一人何役もこなさなければなりません。
外注を使おうが分担しようが、重要なのはすべての役割が連携していなければならないということです。
それと営業部門との連携も重要です。
マーケティング部門だけの独断専行は、会社のためになりません。

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