マルチスキルへの道

マルチスキルへの道

マーケティング担当者は様々な仕事を行います。
Webプログラミング、画像制作、ライティング、ヒアリング、情報収集、情報解析、プランニング、社内外均衡・・・
マーケティングのスペシャリストは実はゼネラリストなのです。
様々なスキルが必要になります。

一昨日に開催したセミナーで指摘を受けたことなのですが、多くのスキルを身に付けるにはどうすれば良いのか?

ゼロから1にするのは大変な事ですが、1から2にする事は比較的簡単に移行出来ます。
そして1は自分(自社)にはないけれど、外にはたくさん存在します。そこで、1は外部に依存して、外部から既にある1を取り入れ模倣することで、2へ移ることが楽になるのです。

例えば、私のようなマルチスキルを持った人から教わったり、Web制作のスクールやコピーライティングのセミナーに参加して各スキルを身に付ける方法です。

この場合、実践(実戦)をすることで効果が出ます。
”課題を解決しなければならない”、という実践の場があると、人はやるようになります。

私自身がマルチスキルを身に付けたのは、若いころからITに馴染んでいた事と、転職に次ぐ転職で得た多くの業界知識と手法、営業職でのソリューション経験、によるものです。
営業職は、顧客の課題を解決するために身についたスキルを実行できる実践の場でした。
自分の売り上げに直結することですので、”やらなければならない”状況下で様々なスキルが身に付いたのです。

マルチスキルを持った人による引率は、マルチスキルを身に付ける一番の近道です。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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私のための見える化営業術

私のための見える化(見せる化)営業術

今日の日経産業新聞にちょっと面白かった記事がありました。

”アナログで業務「見える化」”

グローリー社の業務改善の取り組みとして、イラストや図解による「見える化」を取り入れている、と紹介されています。
言葉よりもビジュアル化した方が分かりやすいですし、伝わりやすいですので、たいへん良い取り組みだと思います。

私は会社員だった頃、実は口下手な営業マンでした。
今もそうですが。
それでもいくつもの業界で営業が出来たのは、”口頭説明以外の方法”を用いていたからからでした。
それがビジュアル化です。
プレゼンもパンフレットも、会社のホームページにも、活用事例や解説を出来るだけイラストや写真で行っていました。
お客さんから大クレーム付けられた時も、原因と対策をグラフと写真での説明と謝罪で、だいたいは納得してもらえました。
口先だけで謝る他の営業より大事にならなかったです。
ビジュアルのおかげで、口下手な私がしゃべるよりもお客さんに伝わるので、営業職をやっていけたのです。
そんな営業スタイルが、現在の私のマーケティングのベースにもなっています。

私は売り込みに来る営業マンのマニュアルのような営業トークは信用しませんが、見える形になっているもので購買を検討しています。
そんな私だからこそ発生した、見える化(見せる化)した営業術です。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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会社は井戸の中というひとつの社会

カンフル剤

会社員で営業をしていた頃、月に一度の営業・工場会議がありました。
営業からは受注見込みの状況報告を、工場側からは生産の進捗状況の報告を、そしてお互いに貶し合う、なんともつまらない会議でした。

ある時私は、こっそりこんな企画を用意して会議に臨みました。

『営業が聞いてきた”当社の評価・他社との比較・うわさ話”』

顧客や仕入れ先、下請けさん等から耳にした生の情報を、この営業・工場会議で報告したのです。
褒められた点もありましたが、大半は顧客の身勝手な(実現不可能な)要望とクレームです。

高機能の付加してほしい
品質の絶対安定化してほしい
短納期&低価格の実現してほしい・・・

私の報告に工場側は大いに憤慨し、何故か味方である営業側からも攻撃を受けました。
ですが、やって良かったと思っています。

工場側には、営業が普段、外で何を言われているのかを知って欲しかった。
外部からどう見られているか、意識して欲しかった。
それに、報告で挙げたうわさ話の中には将来の新製品のヒントが含まれていたのです。
良い刺激になったのではないでしょうか?
工場長は理性的な方だったので、私の意図は分かってくれていたようでした。

会社というのはひとつの社会、ひとつのコロニーで、その中では独自の文化が形成され、単一の情報しか回っていなかったりします。
会社が”井の中の蛙”にならないように、時々外側からカンフル剤を与えてやる必要があります。
マーケティング担当者は、その役割に最適な立ち位置にあります。
そのためにも、マーケティング担当者の情報収集活動は大事な仕事になるのです。

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得意先の担当窓口は優秀な営業マンだった

稟議書書いて仕事が楽になる

営業マンが顧客訪問する時、誰と面談しますか?

「決裁権を持つ社長にコンタクトしろ!」

営業部長からこう言われるはずです。
決裁権のない人と話をしても中々クロージングまで持っていけないからです。
社長という決裁権のある人は、場合によっては一瞬で採用を決定してしまいます。
だから社長を口説きましょう、というのが営業のセオリーです。

社長は一発採用の権限を持っていますが、提供される商品サービスに対しては素人です。
業務担当者でなければ、その商品が自社の業務に活かせるかどうか分らない場合、採用・導入してしまったらどうなるでしょうか?
業務担当者から「使えない」コールが出てしまい、その商品サービスは死蔵となります。
このパターンが焼き畑型営業であり、今後の継続取り引きにはなりません。

逆に担当者が良いと思った商品サービスは、会社に稟議書を上げて採用したい・導入したい、という行動を取ってくれます。
担当者が自分の業務をより良くするため、楽するために採用し、なおかつ使ってもくれますので、リピート取り引きもありうるのです。

自社の商品サービスの価値を分かってくれる人を味方につけた方が、採用への近道です。
得意先の担当窓口は、自分に代わって社内営業してくれる優秀な営業マンなのかもしれません。

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人の心理を突いたセキュリティ

最初に読んでねtext

社内で情報を共有する様々な方法があります。
グループウェアを採用が多いのですが、予算もIT技術者もいない企業ではファイルサーバーにファイルを保存して共有しているのではないでしょうか?

ファイルサーバーにおいて、部門内だけファイル共有したい、他部署に見られたくない場合、共有フォルダーやファイルにアクセス制限をかけるのが一般的です。
社内にITの詳しい人間がいない場合、セキュリティの設定が出来ませんし、それ以前にそういった知識もありません。

私が以前やってた”こんな手”は如何でしょうか?

共有フォルダーに
ReadMe.txt(もしくは”最初に読んでね.txt”、または”重要_ここのファイルについて.txt”)
を置いておきます。
そのテキストファイルにこう記しておきます。

「この共有フォルダーはアクセスを監視しています。
許可のない方はアクセスしないで下さい。
管理者:○○」

意外とみんな怖がってファイルを見ようとしません。

デジタル社会においては、技術的なセキュリティも必要ですが、人の心理を突いたセキュリティもあります。
ちょっとしたアイデアで守れる場合もあります。
街中で見かける、ママさんの自転車かごに貼ってある、
”見てるぞ!”マーク
みたいなものですね。

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