使えない営業だけどマーケティング室に異動になったら営業部の売り上げが2倍になった件

使えない営業だけどマーケティング室に異動になったら営業部の売り上げが2倍になった件

人間、向き不向きがあります。
営業部に配属になってもなかなか芽が出ない、上司からは”使えない営業”と呼ばれている。
本当に使えない人も中には存在します。
そんな人はどんな部署に配属になっても使えない人です。

しかしその所属する営業部のやり方に向かないだけの人もいます。
テレアポ主義とか、飛び込みオンリーとか、接待必須とか。
新規開拓が上手なのにルートセールスをやらせるとダメな人もいますが、逆にお客さんが喜んでくれる人もいます。

そんな既存の営業部のやり方に不向きな人には是非マーケティングを任せてあげて欲しいです。
統計が得意な人、資料作りが得意な人、Webが得意な人、色々アイデアが出てくる人、対面営業が苦手な人、などなど。

営業部での営業経験は、マーケティングにとって重要なのです。
どうすれば売れるのか、どうすれば顧客に伝わるのか、を考えて行動してきたからです。

人材は適材適所。
不向きな部門で腐らせるよりも向いている部門で成長してもらう方が会社にとっても良いはずです。
使えないと言われた営業マンも、マーケティング部門にクラスチェンジすれば売り上げに貢献できるかもしれません。
かもしれません。

流行りのネット小説風に言えば、こんな感じでしょうか?

『使えない営業だけどマーケティング室に異動になったら営業部の売り上げが2倍になった件』

マーケティング担当者ってナニするの?セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

営業も情報発信メディア

営業も情報発信メディア

マーケティング部門は営業とは独立して広告を出している。
そんな組織形態では、マーケティングは上手く機能しません。

情報発信の媒体としては、ホームページやSNS、専門誌の広告や展示会など、様々あります。
実は営業部門も、マーケティング担当者からすれば立派な情報発信メディアです。
直接顧客まで届き、お客様の反応を伺える、双方向型情報発信ツールなのです。

発信する情報は、マーケティング担当者だけでは創り上げることが出来ません。
営業がその情報ソースを握っているのです。

営業部門とマーケティング部門は協力し合ってこそ、仕事を達成できます。
その組織の調和を管理できるか否かは、経営者の力量にかかっています。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

営業を増やせば売り上げが増えると信じている社長

営業は使い捨て

営業を増やせば売り上げが増えると信じている社長さんがいます。
このような社長さんはマーケティングにあまり関心を持っていません。

先日もある経営者から言われました。
「正直、マーケティング必要だと思っていないんです」

売り上げは営業が作るもの。
そうやって自分は会社を大きくしてきたのだから。

でも、経済の流れ・時代の変化に気付いていない。
そしてある時ふと気付くのです。
会社の成長が止まっていることに。
業績がおかしくなって、力押し的な営業スタイルが通用しなくなってきていることに、ようやく気付くのです。

力押し営業から打破するためには、論理的な営業スタイルが必要です。
マーケティングは科学的に検証し、論理的に行動を決定し活動していくものです。

新規開拓は営業がやるもの。
売り上げは営業の個人力に完全おまかせ。
業績の低い営業は使い捨て、また新しい人を採用すればいい。
そういう考えで営業社員を雇う社長さんがいます。

営業を採用するのに求人広告費と採用に関わる労力がかかり、営業の育成にも人件費と時間がかかります。
同じ経費をかけるのならばマーケティングに費用をかけるべきだと思います。

営業は優秀に育っても、辞めてしまったらノウハウもこれからの業績も消えます。
しかし、マーケティングは仕組みなので、やり方・方法がノウハウとして会社に残ります。
マーケティング活動の結果は数値データとなり、成功例・失敗例は次の打つ手の検証材料として残ります。
つまりノウハウは会社に残り、代々受け継がれて蓄積されていくのです。

マーケティングを必要だと思っていない社長さん、そろそろマーケティングを始めませんか?

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

営業支援で営業をコントロールする

営業はわがままです。
この商品の販売には力を入れるけど、あの商品は嫌いだからやらない

そして営業は孤独です。
工場やシス開連中とは仲が悪いし、社長や部長からはどやされる。
営業の同僚とはノウハウ共有なんて絶対にしない。
営業に気持ち良く協力してくれる味方は社内にはいません。
だから顧客や下請け協力企業と仲良くする。

営業はノルマを達成しなければ自分のクビがかかっているので、必死です。
社内行事や社長の言ってることなんて、どうでもいいんです。

そんな営業社員は統制が取れず、コントロールしにくいのです。
経営者の悩みの一つです。

営業をコントロールするために、恐怖政治を布く会社がありますが、これは悪手です。
自立型の営業社員はどんどん辞めていってしまい、また営業を募集して一から教育のし直し。
かかるコストと時間を考えたら、無駄な経営戦略です。

営業をコントロールするためのひとつの手段として、経営方針(社長の考え)に沿った形の営業支援、というやり方があります。

営業支援で営業をコントロールする1

①これまで:
営業はそれぞれ独自のやり方で活動しています。
営業ツールもやり方もバラバラです。

営業支援で営業をコントロールする2

②営業支援を開始:
営業ツールの提供やマーケティング部門による後方支援等、営業支援を活用し始める一部の営業は成果が出始め、営業力を強化していきます。

営業支援で営業をコントロールする3

③営業力の増えた営業を見て、他の営業も営業支援に頼るようになります。

営業支援で営業をコントロールする4

④営業支援の活用により、更に営業力強化していきます。
営業支援に拒絶感のある一部の営業は取り残されてしまいます。
周りを見て営業支援に乗るか、さもなくは・・・

営業は、社内からの営業支援を喉から手が出るほど欲しているはずです。
経営方針(社長の考え)に沿った形の営業支援

営業支援とは、営業にとって有益なことでなくてはなりません。
営業がしやすくなるツールや仕組み、情報、付帯業務の肩代わりなど、各営業に合わせた必要とするものを、経営方針(社長の考え)に沿った形で提供していきます。
営業というファンを作りあげるBtoCマーケティングに近い考え方です。

ただし、営業支援をする側・マーケティング部門等への経営方針(社長の考え)への理解が必要です。
強要ではなく理解です。
気を付けなければならないのは、一貫した経営方針(社長の考え)
社長の考えがブレまくっては、理解する方(社員)は理解出来ません。
どっちに向かえばいいのかと、旗を振るのは社長なのです。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->

マーケティング担当者は第三者に伝えるのが仕事

極小情報伝達装置

営業とマーケティング担当者、ともに売り上げにつながる顧客に対する活動を行います。
異なるのは、営業は”ある顧客”に対して提案・フォロー活動を行うのが仕事に対して、マーケティング担当者はまだ見ぬ第三者に伝えるのが仕事であるということです。

”ある顧客”とは、相手が誰で、どこに居て、どんな業態・性質であるのか分かっています。
事前に相手を調査して、事前に策を練って対応に臨みます。
営業は1対1でコミュニケーションを取ります。

対してマーケティング担当者の対応する第三者は、相手が誰で、どこに居て、どんな業態・性質であるのか分かっていません。
広告宣伝は釣りをするようなもので、水面下が見えず、何がいるのかも不明です。
マーケティング担当者と第三者とは、1対nの関係です。
相手が未知の存在ということは、相手がこちらの商品サービスや環境をどこまで理解しているのか分かりません。
この第三者に伝えるということは、基本的な情報や環境説明から始めなければなりません。
素人に説明しても理解できる伝え方が必要なのです。

一般に、自社の商品サービスを一番理解しているのは営業、と思われています。
(商品説明を技術スタッフに丸投げする営業は除きますが。)
営業は商品サービスだけの知識で営業ができてしまうものです。
しかしマーケティング担当者は、それ以上に情報・知識が求められています。
自社の商品サービスを取り巻く環境・ターゲット業界の知識(自社の業界ではなく)も必要で、第三者に伝えるためにも自身が理解していなければなりません。
自身が理解していないのに、カタログなんて作れるわけがありません。

第三者に情報を発信するためにも、マーケティング担当者は日頃から情報収集と理解に励まなければなりません。
そういった活動に、会社は理解していただかなければなりません。
サボっているのではない、と。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
<-----------------
豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
----------------->