内製化は行動の高速化を生み出す

展示会で見かけるLEDパネル

展示会で見かけるLEDパネルというものがあります。
バックライトで光らせるので、普通のスチレンボードの展示パネルより目立ちます。
でもお値段がちょっと高め。
業者にもよりますが、普通のパネルが1万円くらいとすると、LEDパネルは10万円くらい。

このLEDパネル、表面の印刷されたフィルムだけ交換すれば、使い回しが利きます。
「今回の展示会ではA商品をPRするけれど、2か月後の内覧会ではB商品をメインにしたい」
そんな時、毎回わざわざ高価なLEDパネルを買い増さなくても、印刷フィルムだけ新しく手配すれば、1万円程度で出来ます。
展示会が終わったら、事務所の入り口・受付に飾っておくと見栄えが良くなります。

さてこの印刷フィルムですが、社内で原稿が作れればこの値段、という意味です。
もし原稿の制作を外注に頼めば別途デザイン費がかかります。
なおかつ業者とのデザインの打ち合わせに時間もかかります。

原稿制作を内製すれば、時間とコストを削減できます。
印刷業者も、デザイナーひも付き業者ではなく、価格面・納期面・品質面で選び放題です。
また自社で制作したデザインはパンフレットやHPなどにも転用が利きます。
それも早急に。

マーケティング担当者による制作の内製化は、行動の高速化を生み出します。

今、経済変化はものすごいスピードで動いています。
その変化に合わせたスピード経営を目指すのであれば、早急な手配・対応が必要になります。
外注さんでは打ち合わせだなんだで、どうしても初動が遅くなってしまいます。
是非マーケティングの内製化をご検討ください。

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マーケティングのイメージの落差

売りつける型営業

悩んだ時や考えが詰まってしまった時、私は問題解決のために本を読みます。
以前に参考になったドラッカーの本を改めて読んでいて・・・

彼のマーケティングの理念・理想、当初は共感していたのですが、今は相当高いところにあるように思えてきました。
崇高なところに。

ですが、私の支援の対象である中小零細企業にとっては、崇高な理念よりもまず売り上げにつなげることが大事。
崇高な理念のために人件費や設備費への投資はできません。
衣食足りて礼節を知る、というやつです。
まず衣食を満たさなければなりません。

体力のある大手企業や理想に燃えたベンチャー企業は初めからマーケティングにかける予算を組んでいる。
ところが、これまで営業主体で経営してきた企業にとってはマーケティング費が余計なもの・重荷に感じてしまいます。
売り上げ(=営業)に直結しなければ、即効性がなければ、人材・設備への投資価値はないと判断してしまいます。

そこで私は、中小零細企業こそマーケティング部門の育成に投資すべきだ、と言いたい。

中小零細企業ではマーケティング部門と営業とがタッグを組むことだと言いたい。

ドラッカー氏がその著書の中で、
「販売(セールス)とマーケティングは逆、補い合う部分さえない」
と言うものだから、一部の中小零細企業の経営者は勘違いして、
「マーケティングは営業とは別物、だからマーケティングなんてやってる場合じゃない!」
とマーケティングを毛嫌いしてしまう。
ここで言う販売(セールス)とは、『売りつける』型営業という意味だと思いますが。

しかし、営業活動を『売りつける』ではなく『買ってもらえる』に変えるのがマーケティング。
ですので営業を活かすためにマーケティングを活用する、営業とマーケティングが補い合うのが、中小零細企業の取るべき形なのではないでしょうか。

マーケティングを勉強したい人、マーケティングを導入したい経営者にとっては、マーケティングを理念・理想を目指す概念的なものと捉えています。
しかし中小零細企業にとっては、売り上げに即効果があるならやる、ないなら辞める、楽して売れるノウハウ的なもの、という判断で考えてしまいます。
立場によって『マーケティング』のイメージ・概念の落差に戸惑います。

『売りつける』型営業の会社では、なかなかマーケティングを理解してもらえず残念に思っています。

ふと、以前に営業部長が言った言葉が思い出されます。

「年度末だから、押し込め!」
「次の訪問で、決めてこい!」

顧客を何と思っているのやら・・・
『顧客に選んでいだたく』が理解できる訳がない。

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もう使えない営業はいらない

使えない営業の人事異動

『元使えない営業だったけどITが得意なのでシステム管理部に異動になってもやっぱり使えない社員だった』

私はいくつもの会社で営業をしてきましたが、どこの会社でも使えない営業が存在しました。

営業部長の旧知にしてお気に入りで入社した営業マンがいました。
私を含めた他の営業マンはすべて新規開拓でしたが、営業部長の判断で既存の上得意先のほとんどをまかされました。
ところがこの営業マン、既存の顧客との関係が上手くいかず売り上げは減りクレームも多発。
商品説明が下手で、どうやら顧客から”使えない営業”と認定されて担当変更を訴えられました。
急遽クレームになった客先へは私が担当になって関係改善しましたが、上客のほとんどを握っていた営業マンだったため、社全体の売り上げは激減してしまいました。
半年後、会社はなくなってしまいました。

このような使えない営業マン、結構見てきました。
世の中いるものです。

仕入れ先にも存在しました。
発注したのに納期になっても納品されない。
しかも仕入れ先営業担当には連絡が取れない。
そんなことが何度もあり、私の顧客にも何度も迷惑をかけました。
会社同士の問題としてクレームをつけたのですが、先方の対処がどうにもはっきりせず、とりあえず先方の担当が変わることで解決しました。
御曹司か何かの問題児だったのでしょうか?不明です。

別の例で、使えない営業マンだったのですがITが得意なのでシステム管理部に回された営業マンもいました。
適材適所という会社の判断は間違っていない。
しかしながらシステム管理部でもやっぱり使えない社員でした。

使えない営業マンに振り回されて、会社に悪い影響のあるのは、経営者も社員も困ってしまいます。

実は、営業支援部隊がしっかりしていると、なんとかなったりします。
顧客はしっかりしている人とやり取りします。
しっかりしている営業アシスタントとか、きちんと仕上げてくれるデザイナーとか、要望を実現してくれるSEとか、営業に先行してプレゼンしてくれるマーケティング担当者とか。
社内外から「営業いらないじゃん」と言われる会社は、優秀な営業支援部隊のおかげで顧客の信頼を得ている会社です。

もし自社の営業不振でお悩みでしたら、マーケティング部門の強化をお勧めします。
豊田マーケティング事務所ではマーケティングの内製化でお手伝いさせていただきます。

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社内へのマーケティング啓蒙は報告会で

社内へのマーケティング啓蒙は報告会で

社内へのマーケティングの啓蒙を『インナーマーケティング』と言うそうです。
自分でやっていてそんな言葉があるとは知りませんでした。

近い言葉では、『インナーブランディング』とか『インターナルマーケティング』とか言うそうです。
インナーブランディングは、どちらかというと社員意識の取り組み感が強く感じます。
クレドとか社是とか合宿とか。

私が推進する『マーケティング内製化』では、この社内へのマーケティングの啓蒙を重要視しています。
マーケティング担当者がスムーズに活動するには、社長や社員の理解と協力がなければマーケティング活動はままなりません。
そのためには、何のためにマーケティングを行っているのか、マーケティング活動のためにはどんな協力が必要なのか、社内に知らしめる必要があります。

社内では様々な報告会があります。
マーケティング会議、営業会議、全社会議などです。
会議ではマーケティング担当者も自分の活動を主張するよう勧めています。

マーケティング担当者にとっての報告会の目的は、
①表向き→営業並びに間接部門との情報の共有(主に情報提供)
②真の目的→マーケティングの社内啓もう(マーケティングへの理解)
有用な情報を提供しつつ、理解と協力を求める、という事です。

マーケティングは担当者ひとりで活動するものではありません。
担当者は営業の下請けだけやっていれば良いのでもありません。
マーケティングは会社全体の取り組みとして活動していくものです。

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企業が求めるマーケティング担当者像

企業の求めるマーケティング担当者像

企業によってマーケティングの仕事内容が異なります。
それに、営業力の強い・弱いによって、BtoC・BtoBによって、取り扱う商材によって、マーケティング担当者の役割と立ち位置が異なります。

例えば・・・
大手企業では、マーケティング部門は営業とは独立した組織が多く、商品企画する部門であったり、経営戦略・経営企画の部門であったりします。
求めている人材としては、アナリスト・常にアンテナ張ってる人・アイデアマン・クリエイター(独創的)等のスペシャリストを欲しています。

中小企業では営業が主体であるため、その営業の支援・販売促進として営業の下請け的部門になります。
営業に口出しして欲しくない、営業に言われた事をやってくれればいい、そんな立場です。
欲しい人材は、ホームページ屋さん・クリエイター(作業員)等、言われたものを作ってくれる便利な人です。

ITベンチャー企業では根本的な営業力が弱いので、Webマーケティングでなんとかしようとする傾向があります。
そのため、最新のWebマーケティングやSNSが得意な人を必要としています。

マーケティング担当者が営業の下請け的立場である会社では、マーケティング担当者の活躍の場があまりありませんが、営業力が弱い会社では、マーケティング担当者が自主的に動かなければならなりません。
つまりマーケティング担当者が主導権を握れるチャンスでもあります。
マーケティング担当者が売り上げにどうやって貢献するかが腕の見せ所、営業が弱体化しているうちにマーケティング主体の戦略を起こすことが出来ます。

本来、マーケティングとは売り上げ向上の考え方・手法であり、営業部門と協力してやっていくべきなのですが。
マーケティング担当者を外注より便利なクリエイターとみるか、営業アシスタントとみるか、または営業に代わって売り上げを生み出す人材と考えるか。
経営者がどう考えるかによって、その会社のマーケティングの意味が異なり、マーケティング担当者の役割も違ってきます。
マーケティング担当者を活かすも飼い殺すも、経営者次第です。

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