新規開拓のキーマン探し

キーマン探し

新規開拓においてキーマンを見つけることが重要です。
こちらが提供する商品が使えるか否かを判断し、所属する企業に契約を促してくれる人がキーマンです。
決裁者(経営者)とはちょっと違います。どちらかといえば”できる社員”です。

キーマンは商品のスペックを知りたいのではなく、自社に応用できるかに興味を持っている。
だからネットで検索したり展示会で情報収集したりしています。

『VE提案とは、Value Engineeringの手法に基づいて、サービスや製品の価値を向上させる提案。
現在の機能・品質だけではなく、コストなども含め総合的に優れた価値を追求する。
建設分野における対象物は、目的物、施工方法、維持管理など。
目的物の機能のほか、維持管理を含む方法や手段を提案する。』(Wikipediaより)

建設業ではVE提案という言葉をよく使います。
公共工事では役所が計画し入札方式で事業者を集います。
公共工事はある程度仕様が決まっています。
それに対して事業者は「こうしたらコストダウンになりますよ」「こうしたら工期が早くなりますよ」「こうしたら後々の維持管理が楽になりますよ」という価値ある提案を含めて入札し、提案と金額(プラスこれまでの実績評価)の総合評価で事業者が決定(落札)されます。
価格が安いだけではなく、品質や他のメリットなど価値も考慮される仕組みが公共工事の入札です。
そのため建設業の提案担当者(営業・技術者・積算担当など)は日々技術研鑽と技術情報収集に励んでいるわけです。

建設業に限らず製造業でもサービス業でも、情報収集に励んでいる提案担当者がいます。
そんな提案担当者に向けて自社の商品サービスのスペックだけでなくノウハウ情報を提供してあげることは、営業がコンタクトする前の営業活動になります。

キーマンを見つけるのは新規開拓の要です。
そんなキーマン探しを営業マン任せにせず、マーケティング担当者にもその任を担ってもらうことで、効率の良い新規開拓が可能になります。
彼らキーマンの課題を解決する方法があることを知らしめる、情報を届けてあげるのがマーケティング担当者の仕事です。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

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販売店向け営業とマーケティング部門

販売店向け営業とマーケティング部門
一般消費者向けの商品を扱っている会社において、営業部門とマーケティング部門は異なる動きをします。
営業部門は販売店を通しての販売の場合、法人(量販店や代理店)にアプローチ。法人営業スタイルです。
一方、マーケティング担当者は一般消費者に向けて施策を行います。
メディア広告やユーザーキャンペーン等でPRします。
営業部門とマーケティング部門はターゲットが異なるので訴求ポイントも異なります。
ホームページも一般消費者向けページと販売店向けページの両方があると良いです。

営業部門とマーケティング部門、ターゲットが異なるのでバラバラに活動して良いかというわけではありません。
一般消費者→販売店、もしくは販売店→一般消費者の流れを構築するため、お互いの方針・計画を都度すり合わせの必要があります。
場合によっては、ユーザーキャンペーンを販売店と連携することがありますので、マーケティング部門も販売店の担当者との面通しくらいはあってしかるべきです。

全体の販売計画なので、社長もしくは営業部門長が音頭を取って営業とマーケティング部門をまとめるべきでしょう。

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豪華なカタログは捨てられない

豪華なカタログは捨てられない

ある会社で営業マンだった時の話。
総合カタログというものがなく、商品ごとのA4ペラの単品パンフレットしかありませんでした。
クリアファイルに入れてもペラペラなので営業に行くのに恥かしいです。
ですので事例集小冊子(A4を二つ折り中綴じ)を自作して持って歩くようにしていました。
あまりにもしょぼいので、会社に掛け合って豪華なファイリングを作ることにしました。
パンフレット以外にも価格表・見積書・顧客ごとの提案書などを挿入できるファイリングで、厚みを持たせて机の上に立たせるようにし、お客様の目に留まるようにしました。
表紙にはお客様に興味を持ってもらうように関連するキーワードをランダムに配置したデザインにしました。
デザイン担当は私です。

パンフレット1枚だとポイされがちですが、豪華な目立つ表紙のついたカタログであれば簡単には捨てられません。
ダイレクトメールでもそうですが、価値があるように工夫することで手元に置いてもらえる効果があります。
お金はかかりますが広告宣伝には営業個人力では賄いきれない部分を補助できます。

詐欺する会社のパンフレットって、お金かけた豪華な作りなんですよね。
だから疑われず信用されてしまう。
胡散臭い営業トークだけではお客様に信用されません。

マーケティング無料相談
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マーケティング担当者の使い方<情報収集>

営業から情報を吸い上げる

経営者によるマーケティング担当者の使い方、その3
マーケティング担当者の使い方<情報収集>

社内でマーケティング活動を行う上で一番重要なのは情報収集(インプット)だと考えます。
アウトプットではなくインプットです。
昨今のマーケティング関係の話題といえば情報発信の技術ばかり取り上げられがち。
コンテンツの発信テクニックの事なのですが、社内に情報(ネタ)があるのを前提としてのコンテンツです。
そもそもコンテンツとなるネタは潤沢ですか?

あるベテラン営業マンはその豊富な経験からいくらでも引き出せますが、別の営業マンは経験不足なため引き出しがからっぽです。
これでは顧客への説明もまともにできません。
マーケティングでも同様で、情報発信のための元ネタがなければ良いコンテンツが制作出来ず顧客へも伝わりません。
フォントをポップ調にするとか海外の美しい景色を使うとか、そういうことではないのです。
顧客が欲するのは外観ではなく中身なのです。
ですからまずネタのインプット、そしてインプットあってのアウトプットなのです。

そこで社内の情報を収集する役割を担うのがマーケティング担当者。
情報収集の目的はふたつ。
ひとつは情報を収集し分かりやすくしてコンテンツにすること。
もうひとつは技術情報・ノウハウを蓄積して社内で共有することです。

収集する情報(ネタ)として一番使えるのは実績・事例・案件。
その内訳として案件リスト・提案書・技術ノート・図面・現場写真などで、足りない分は関係者にヒアリングしてテキスト化していきます。
顧客へ見せるためのコンテンツ用と、営業の引き出しを増やすためのノウハウ共有用を意識しながら情報収集すると良いです。

営業マンは情報(ネタ)を握っています。
多くの場合、営業は情報共有しない組織なので営業マンは自分の引き出しだけで顧客と勝負しています。
1人の営業マンの引き出しよりも、多くの営業マンから情報を吸い上げた方が提案ネタは豊富になります。
情報を集約する専属の担当者が必要になるわけです。

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見せる化営業マン

活用事例小冊子

私は営業トークが下手で、言葉では全く説得できません。
口喧嘩すると必ず言い負かされるので、その前に手を引くことにしています。

サラリーマン時代は営業なのにトークでお客様を説得できない人だったので、テキスト少なめビジュアル多めの資料を作り紙で渡して提案していました。
これが結構成約確度が高いのです。
提案しているものが目で見えるのでお客様の理解が早い。
そんな提案を見せる化する営業マンでした。

営業マン時代にやってた事例集はどんなものかというと、
PowerPointもしくはWordで1ページ1案件の活用事例をまとめた事例集を作りました。
写真や図・グラフ、マイクロソフト社のアートギャラリー、場合によっては自分でイラストを描いて解説図も含めました。
それをA4サイズに2面付け、2つ折りで印刷。
プリンターの設定によっては小冊子印刷という便利な設定があり、A4を2つ折りして真ん中を縦にホチキス止めして完成、活用事例集です。
活用事例は案件をこなすとどんどん増えるので、事例集に追加して刷新し、お客様に持って行きました。

こういった事例づくり、誰でも出来るとは言いません。
私がこの事例集づくりが可能だった前提条件として、自分の案件情報を克明に記録保存していたことです。
そもそも情報を持っていないと事例集なんて作れません。

私のマーケティング・コンサルティングで度々情報収集の重要性を説いているのは、この経験が根底にあるからです。
営業マン全員に同じように事例集を作れと言っても出来ないでしょう。
営業マンは自分の情報を記憶はしていても記録をしていないからです。
営業という仕事をしていく上で案件情報の記録を習慣付けることをお勧めします。

社内で事例集を作りましょうとした場合、案件情報を一元管理する担当者が必要です。
営業部門長でもよいのですが、後々加工することを考えればマーケティング担当者が適任です。
事例集の原本があれば、営業の持参用ツールにも、Web特設ページにも加工できるのです。

『マーケティング』は情報発信ばかりに注目されがちですが、情報収集あっての情報発信。
まずは案件情報の収集からはじめましょう。

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