マーケティング担当者、自分で何でもやる

第6回河川堤防技術シンポジウム

土木学会の第6回河川堤防技術シンポジウムに行ってきました。
第2回からの参加で今年で5回目。
毎回勉強になるお話を聞けてありがたいです。

ある発表者が、検証に必要なデータがないから自分で採取している、と述べていました。(お馴染みの先生です)
※何を採取するかというと、河川堤防に使われている地盤(地下土壌)のことです。
実際に現場に行って、自分たちで採掘し、その採掘の方法も自分たちで考え工夫しているのです。
えらいなぁ、と思いました。

私が前職(土木)でマーケティング担当者だった時、Webやパンフに使える写真がなかったので、カメラを持って自分で撮りに行きました。
自分が想定する現場の、自分が表現したいアングルの画像が欲しかったからです。

マーケティング担当者をしていると、使用したい写真・画像・解析プログラムがなければ自分で何とかしなければならなかったので、自然とゼネラリスト(何でも屋)になってました。
自分で手配することで、より理解できたと実感しています。
マーケティング担当者は第三者に伝えるのが仕事ですから、自分に理解力がないと顧客には伝わりません。
結果、営業の負担と不満をつくることになってしまうのです。

さて、別の研究発表の中で、ある計測装置を使った研究結果がありました。
思い出したのは、前職で似たような計測装置のプレスリリースの際のこと。
当時、新開発であったため写真がありませんでした。
当然自分で写真撮りに行きました。
近場の河川堤防に重たい装置と単管(鉄パイプ)を担いで。
それっぽいイメージになるよう単管を堤防に打ち込んで、右から左からパシャパシャ。
メーカーは違いますが、似たような装置が世の中の役に立っているのを見て、子供の成長を見るような思いがしました。

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マーケティング担当者の気構え

すべてをアウトソーシングした会社組織

マーケティング担当者になったからには、営業をコントロールしてやるぞ!くらいの気構えが欲しいところです。
マーケティング担当者は、営業スタッフ全員と既存・新規、代理店とエンドユーザーすべてのお客様が自分の担当です。
担当分野だけでみると営業部門長と同じ立場なのです。
営業を使って如何に顧客と接触させ、如何にクロージングに持っていくべく顧客の説得材料を準備できるか、がマーケティング担当者の考えること。

私が以前から「マーケティング担当者には営業経験者が向いている」と述べているのは、常に顧客の方を向いて接触方法・関心を惹かせる方法・購入意欲を後押しする方法など、営業職は常に考えることを身につけているからです。

マーケティング担当者がもし社内で、ただの作業しかしていないのであれば、将来そのポジションは外注さんに取って代わられることを危惧した方が良いでしょう。
経営者は人件費のコストダウンには大変な関心がありますので。

ただしアウトソーシング(外部委託)は会社の成長にとっては良いことではありません。
業務丸投げは会社にノウハウが何も残りません。
会社が成長するには、会社が、社員がノウハウを身に付けて他社にない商品サービスを提供できることが重要です。
そのためにもマーケティング担当者は自分の役割を意識することです。

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営業が辞めたらノウハウが残らない

営業が辞めたらノウハウが残らない

営業マンは自分の担当顧客第一主義です。(そうでない人もいます。)
営業が会社と仲たがいして辞めた場合、自分の担当顧客を持って独立されたらたまらない。場合によっては同僚・部下も道連れに。
そんな危機感を抱く経営者は少なくないことでしょう。
顧客情報の流出防止に、会社として名刺の管理・顧客の管理をしっかりしておくべきです。
何故なら名刺は営業の所有物ではなく会社の財産だからです。
名刺管理を営業任せ(放置)では後のまつりです。

営業個人の活動のノウハウを会社で共有させたいと思う経営者も多くいます。
個人スキルのデータ化・文書化はなかなか難しいもので、共有化の成功事例はあまり多くありません。

そこでお勧めは『事例づくり』。
各自の実績案件・失注案件の顧客ニーズや提案内容を1枚にまとめてもらうのです。
これを事例カルテと呼びます。
事例カルテが集まれば、そこから見えてくるものがあります。
顧客の性質、商品サービスの課題、環境・タイミング・・・
収集した事例カルテを汎用化(どこにでも見せられる形)にすれば、営業の勉強になり、顧客への提案の基にもなります。
これが会社に蓄積される営業のノウハウです。
そして事例カルテを集めて汎用化して顧客へ発信する仕組みができれば、これはマーケティングのノウハウです。

営業が辞めたらノウハウが残らない会社ではなく、営業が辞めてもノウハウが残る仕組みを作り上げることが会社の成長へと導くことになるでしょう。

事例カルテ

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ヘイトを稼ぐネット広告

ヘイトを稼ぐネット広告

いつも使ってるアプリに、最近ずっとパラスポーツの広告がずっと表示されています。
広告削除の[×]押しても再び表示、もういいかげんにしてほしい!
パラスポーツを非難しているわけではないのですが、加減が過ぎると嫌悪が芽生えてきます。
広告が表示されればされるほどヘイトが貯まる、ネット広告にはそんなリスクがあります。

広告出稿を自動化していると、もしくは広告代理店に丸投げのままだと、顧客の心情に関係なくどんどん広告表示を行います。
彼らの目的は、如何に表示回数を多くすることだからです。
結果、広告主は知らないうちに嫌悪の対象になってしまうのです。
ネット広告やSNSは非常に早く・広く告知できるのに便利ですが、ヘイトも稼いでしまう、というリスクも考慮しておくべきでしょう。

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マーケティングとWebマーケティング

大阪と東京

マーケティングとgoogleで検索するとWebマーケティングがたくさん出てきます。
マーケティング=Webマーケティング、みたいな扱いです。

申請した商標について先日、拒絶通知(不採用)が届きました。
特許庁の審査内容を読んでいると、『マーケティング』という言葉について『Webマーケティング』がインターネットから引用されていました。
『マーケティング』と『Webマーケティング』、意味が違うのですが、世間には一緒とみられている、ということです。
声が大きい方が”勝ち”みたいです。
私の事業もWeb/SNSのコンサルタントだと思われてしまっています。
HP作ってくれとか、FBページ管理してくれとか。
まるで、大阪に観光に来た外国人が大阪名物を楽しんで「これこそJAPAN!」とYouTubeで言ってる、そんな感じです。

マーケティングに関わる人たちも色々です。
Webアクセス数を追いかける人、Webサイトやパンフレットを作る人、市場調査統計を追いかける人、経営学的な仕組みを追いかける人、新たな商品を生み出そうとする人、営業を支援する立場の人・・・
『マーケティング』とは『Webマーケティング』だけではない、ということを言っておきたいです。

大阪万博開催決定に引き続き、ネット上では大阪マラソンに出場したタレントの話題でにぎわっていますが、当日はつくばマラソンもやっていたんですよ。話題になっていませんが。
さらに私も完走してきたんですよ。誰も話題にしませんが。

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