業者選び、下請け選び

業者選び、下請け選び

マーケティング担当者ひとりで社内のマーケティング業務すべてを完遂出来ません。
何かしら外部の業者に頼るものがあります。
それは印刷の部分であったり、広告掲載への中継ぎであったり、サーバーレンタルであったり。
その際の業者選定はどうしていますか?

社長の知り合いとか昔からの会社の付き合いとか。
これが厄介です。
特に仕事の質が良くない業者の場合は。
それに「お前のところの社長を良く知ってる!」って輩が多いのです。
「昔はお宅の社長とよく飲みに行った」とか。
どちらが下請けかわかりません。

マーケティング担当者が窓口となって業務を委託するのであれば、マーケティング担当者にとって便利な、仕事の質の高い業者に切り替えたほうが良いです。
質の悪い業者のせいで自分の仕事の質も下がってしまうことになるので。
自分の不得意分野できちんと手助けしてくれる業者を選びましょう。
その仕事の内訳をきちんと説明してくれる業者とか。
それこそ業者から知識・ノウハウを盗むくらいの思惑があった方がいいです。
社長の知り合いのブローカー任せであったりすると、(ブローカーは専門業者に丸投げなので)いつまで経っても自分の仕事の質は改善しません。

士業先生にも切り替えたい業者がいます。
クライアントの社員へろくに挨拶もしない”せんせー”が多いですね。
電話でも名乗らないで「社長いる?」という人。
さも、自分の客は社長であって従業員は客ではないって態度です。
社長に苦情を言っておくべきでしょう。
”せんせー”に対する態度が変わるかもしれません。

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ゴミを如何に多くの人に見せるかマーケティング

ゴミを如何に多くの人に見せるか

今日、メールをチェックしていたら「なんだこりゃ?」とつぶやいてしまいました。
HTMLで作られたタイトルだけのメルマガです。
今月の最新情報のお知らせなのですが、メールには何の情報もありません。
ただ分類項目の画像が貼ってあるだけ。
ゴミ?お知らせが更新されたよ!って通知。
要は見たけりゃクリックしてね!ってことです。
この企業からは欲しい情報も来るのでメルマガを解約せずにいるのですが、今回はあまりにも残念過ぎで速攻で削除しました。

Webマーケティングの業界では如何にクリックさせるか、如何にアクセス数を増やすかに技術を費やして、本来のマーケティングから遠く離れてしまっています。
内容なんて関係なく、例えゴミであっても如何に多くの人に見せるか、がマーケティングの目的になってしまっています。

騙し合いばかりしていると、いつか顧客にそっぽ向かれてしまいます。
真に顧客に望まれるマーケティングを。

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イラスト化した理由は満足いく写真がなかったから

八ッ場ダム工事現場見学会

Webサイトの制作にあたり、もしくはパンフレット制作にあたり、顧客に商品サービスを伝える工夫をします。
その際、見せたい説明したいイメージがない、手元の写真で良いものがない、ネット販売されているものに満足のいく写真がない、といった悩みがあるのではないでしょうか?

イメージとしてすごく良い実績写真があるけれど、クライアントから使用禁止されていたり、社会的にヤバい業界であったりと、使いたくても使えない写真もあります。

先週、土木学会の現場見学会に参加し、八ッ場ダムを見てきました。
その時に現場責任者の方が、現場写真を安易にSNS投稿しないでほしい、と言われていました。
蓋し建設中の現場には、公開したくないゼネコンのノウハウがあり、作業員さんの顔が映りこんでしまったり、一般には公開してほしくないヤバい場面があるから、と一人合点してました。
現実、前職・建設業では同様の場面を見てきましたので。

マーケティング担当者としては、写真が安易に使えないことが悩みの種でした。
当時私が編み出した解決策は、写真のイラスト化でした。
営業時代もPowerpointやWordのオートシェイプで図形を描いて提案書にしていたこともあり、あとはたくさん描いて慣らしていくだけでした。
結果として他社とは比べられないオリジナリティが出せました。
そして慣れると営業の要望に即時対応できるスキルに育っていました。

イラストの描き方についてはここでは述べませんが、私流は写真の輪郭をなぞって塗り絵する、という方法です。
イラストを部品化してストックしておけば、組み合わせでいくらでも対応できます。

10年以上も前、電線・ネットワークの業界で働いていた時の話です。
LANケーブル・モジュラーケーブルの製造販売に携わっていて、プラグ(LANコネクター)を説明するのに良い写真がなく、設計図しかありませんでした。
そこでプラグ(LANコネクター)をイラスト化して配線の説明を、と描いていたら社長に怒られました。
営業が外に出ないで何やってるんだ!と。
顧客に説明するまともな資料がないから自分で制作している。
手ぶらで顧客に訪問してどうするの?
会社としてまともな営業資料を用意してほしかった、と未だに愚痴っています。

その当時の思いと工夫が、マーケティング担当者になって営業支援のためのノウハウになり、現在はマーケティングのコンサルタントとしてマーケティング支援のノウハウにもなりました。

LANケーブル単線より線

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情報共有はマーケティング活動の副産物

マーケティング担当者による情報収集

マーケティング活動は、マーケティング担当者ひとりでできるものではなく、営業や間接部門スタッフ、社長も含めて協力していかないとできない活動です。
なぜならマーケティング担当者から発信する情報は、マーケティング担当者ひとりで見つけてきた情報というわけにはいかず、常に顧客に接している営業や商品サービスに最も詳しい技術スタッフ、会社設立以来最大の経験値を持つ社長から得られた情報がベースになっているからです。
そして各位の持つ情報を収集し、顧客向けに編集したものが、コンテンツとなります。

さて、このコンテンツ、マーケティング担当者が社内(あるいは社外)から収集したものですが、編集したものを社内に再発信することで社内の情報共有となりうることにお気づきでしょうか。
何故なら、営業は隣の営業の情報を持っていないからです。
営業は営業同士かつ工場や技術部門・システム開発部門とは情報共有しない生き物だからです。

『顧客への情報発信』という名目で各営業から情報を収集し各営業へも発信してあげることで、各営業は隣の営業の情報を知ることになります。
その情報には、隣の営業のノウハウや顧客分野、あるいは技術スタッフの持つノウハウも含まれます。
マーケティング担当者が社内の情報ハブとなって行動することで『情報共有』が生じるわけです。
情報共有はマーケティング活動の副産物とも言えます。
経営者はこの点に早く気が付いて上手にマーケティング担当者を用いるべきでしょう。

マーケティング担当者による情報発信

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ウチのライバルってどこだ?

立ちふさがる壁

営業マン時代、ケーキ製造会社に工程管理のシステムを提案して時の話です。
私はハードウェア会社だったので、主力の端末(ハード)+システム開発(オプション)で攻めていました。
そんな中、そのケーキ製造会社の製造ラインを構築していた会社が、その工程管理システムを受注してしまいました。
彼らは工程管理システムは本業ではないのですが、元々製造ラインの方で取引のあった関係で、私の提案書を見せてもらい同等の提案をして巻き返してきた訳です。
思わぬところにライバルがいたものだ、と気付かされました。

インターネットの検索で、自社を見つけてもらう戦略が当たり前になった現在、検索キーワードにおけるライバルも気にしなければならない点であります。
例えば”マーケティング”というキーワードで検索すると、Webマーケティングに強い会社と、広告宣伝にお金をかけている会社が上位を牛耳っています。
こんな会社が。

・Webマーケティングの会社
・広告代理店
・マーケティングイベントの宣伝
・市場開拓をITで推し進めるハードウェア企業
・人材採用をマーケティングする会社

検索結果は、必ずしも検索したい人のニーズ通りの検索順位であるとは限らないのです。

そういえば20年以上前、POP販促の展示会・POPEYE JAPAN SHOW(ポパイジャパンショー)に出展したことがあります。
上司・同僚の誰も手伝ってもらえず、私一人で準備から運営・説明員までやりました。
そんな中、大手クライアント企業を引き連れてぞろぞろと会場内を回る電通社員。
私自作のブース装飾を見て笑いました。
「売り方を教えてやろうか?へへっ(笑)」
一緒にいたクライアントさんは興味深そうに私の出展した商材に質問してきましたが。
あの日以来、電通を敵と認識しています。

マーケティングというキーワードで常に広告が出てくるこの会社は、同じくマーケティングというキーワードで広告を出している私のライバルともいえます。
ウチのライバルは電通なのかもしれません。

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