自社商品を分かっていないで営業している

当社の商品は見えないのです

転職が多い私、新しい勤め先でまずやることは自社商品の勉強です。
ある会社で、周囲に聞いても理解できない商品がありました。
概念がふわっとしていて形になっていない。目に見えない。
システム開発商品や作業請負サービスがいい例です。
周りの営業たちは「顧客によって違うから」などと言います。
売ってる営業本人たちはあまり気にしていないのです。
それは、顧客に言われるまま商品を用意しているからで、こちらから積極的に提案していないからでした。

ホームページやカタログにしようと思うとある程度見える形にしなければ顧客に伝わりません。
営業にとっても、顧客に提案しようと思うならば、ある程度見える形にするはずです。
でないと顧客に提案なんてできませんので。
形になっていないのは、顧客(引き合い)ありきの商売だからです。

新規開拓を行うならば、まず顧客に伝わる形を作るのは当たり前の話です。

常に新規開拓担当であった私は、自分で理解して見える形にして提案するようにしています。
お陰で顧客に伝わりやすくなりました。
私が見える形にした商品提案書を社内に公開して初めて商品を理解する営業もいました。
いままでどうやって売ってきていたのか不思議です。

私のやってきた『見える形にして提案する』は、私のマーケティングのベースになっています。

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マーケティング内製化プロデューサー
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マーケティング担当者と個人情報保護

法の改正

個人情報保護士の更新手続きを行いました。

個人情報保護法平成27年改正、5000件要件の撤廃、個人情報保護委員会の設置。
私が資格を取得した頃より内容がいろいろ変わりました。
ISMSやプライバシーマークを取得していた会社に勤めていて、資格取得のため一生懸命覚えた常識はもう過去のもの。
気付かずにいたら犯罪者になってたかもしれません。

会社に命じられてやってたら実は違反だった、そんなことがあるかもしれません。
でも処罰されるのは個人です。
マーケティング担当者はアンケートやDM、メルマガ等で個人情報を扱います。
知らずにいたら法に抵触する機会がたくさんあります。
自分の身は自分で守るべく、常識を身に付けておくべきでしょう。
個人情報保護士の資格を取るまでもなく、参考書を読んでいるだけでも知識は身に付きます。
法律は時々変わりますので、できるだけ最新の情報を。

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目的が変われば手段も変わる

目的が変われば手段も変わる

毎日コーヒーを飲みます。
朝に事務所に出社してT-falでお湯を沸かしてドリップして。
若いころは全く飲まなかったのですが、現在はほぼ毎日、ブラック党です。

スタバでスイーツ、手軽にセブンカフェ、目覚めの缶コーヒー・モーニングショット、ルノアールでゆったりと。
コーヒーを入手する手段はたくさんあります。

実はコーヒーはあまり好きではありません。
苦いし、不味いし。

では何のために飲んでいるかというと、カフェインを摂取したいからです。
ぼーっとする頭を働かせるためにカフェインを取っています。

さて、コーヒーではなくカフェインを手に入れると考えると、上に挙げたのとは別の手段が存在します。

比較的カフェイン量が高い緑茶・玉露。
気合い入れたい時にはエナジードリンク。
更にイキたい時にはカフェイン錠剤。

目的が変われば手段が変わります。

つまりアプローチの仕方によっては参入できるターゲット層が増えるということです。
顧客ニーズの真のニーズを嗅ぎ分けられれば、新たなビジネスへと発展することが可能になります。
顧客が本当に必要だったものは何か、です。

営業だけではリサーチしきれない部分は、マーケティング担当者側でやってみましょう。
Web、展示会、方法はいろいろあります。
何が掛かるか楽しみです。

では質問。
ビールを飲みたい人の目的は?
お酒大好きがターゲット層だけではノンアルコール・フリーはここまで売れませんよね。

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ヒアリングする前に想定課題の解決策を

想定最大最小値

営業が初めての顧客と面談する際、手ぶらで、何の提案も持たずに商談に挑むなんて、ありえない話です。時々いますけれど。
顧客にしてみれば、何しに来たの?という感覚です。
営業からすると、面談で顧客の課題を聞き出すつもりなのかもしれませんが。

質問ばかりしてくる営業がいます。
その内容が、売り込み側にとっての質問ばかりなので、顧客はうんざりします。
顧客はまず最初に提案が欲しいのです。
そのために面談という貴重な時間を作っているのですから。

ヒアリングは大事ですが、一方的に相手から情報を聞き出せるわけではありません。
こちらからも情報を提供してあげなければ、相手は警戒することでしょう。
情報収集はギブアンドテイクです。

では、こちらから提供する情報とは?

課題解決事例は如何でしょうか?
顧客にヒアリングする前に、想定課題の解決策を挙げてしまうのです。

面談する以上、少なくとも顧客の業態は分かっているはずなので、顧客の抱えているであろう課題を想定し、その解決策をストーリー化して事例を作り上げるのです。
これはたたき台です。
たたき台に対し顧客の課題が異なるのであれば、そこで初めてヒアリングをスタートすることで、相手に不信感を抱かせずに課題を伺うことができます。

予め想定する課題解決の事例を準備しておく。
いくつも事例のストックを用意しておくと便利です。
この作業は営業ひとりで出来るものではありません。
会社で組織的に仕組みを作ることです。

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営業部門とマーケティング部門の関係

前衛の営業、後衛のマーケティング

最近のマーケティング本やマーケティング関係のサイトを見ると、ITノウハウや騙しテクニックばかり目立ちます。小手先マーケティングテクニックです。
まるでマーケティング単体で売り上げがなんとかなるような幻想を抱かせるものばかりです。
個人事業や店舗商売・ネット販売ならまだしも、BtoB向け・法人向けにはありえない話です。
法人向けビジネスは営業部門ありき、です。
顧客と直接に接触するのが営業部門。
顧客と営業をつなぐ・顧客と営業の商談をサポートする・取引後も顧客との接点を作るよう仕向けるのがマーケティング部門の仕事です。
RPGで言えば、前衛の営業部門、後衛のマーケティング部門。
営業活動はパーティ組んですすめるべきです。

営業部門とマーケティング部門との関係は、上下の関係ではなく独立した関係でもない。
並列の関係です。

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