自分と同じ考え方に出会うと生じる感情

マネジメント

ビジネス本を読んでいると、またはセミナーに参加していると、自分と同じような考え、同じようなノウハウに出会います。
気持ち悪いくらい自分と同じ主張に出会ったりします。
ビジネス上、こちらは後発ですので、自分のノウハウがパクリと思われないか心配になります。

私は言葉による表現が下手なので、イメージ化・図式化する癖があります。
時間がかかってしまうのが難点ですが、他社へ伝える手段としては、理解しやすくて良いと思っています。
営業マン時代はこれで営業成績を上げてきました。

同じ考え方をする著者やセミナー講師の発する言葉は大変参考になります。
そういった表現があるんだ、と。
しかしながら、私はパクリが嫌いなので、自分なりの表現をしたいのです。
”自分なり”に行きつくまで、やっぱり時間がかかってしまいます。

同じ考え方なのに、他者の方がすばらしい表現であったりすると、
「自分は間違っていなかった」という安心感があると同時に、
他者に対して、嫌悪・焦り・嫉妬といったマイナス感情も生じてしまいます。
感情とは出来るだけ上手に付き合いながらやっていくしかないのでしょうね。

初めてドラッカーの『マネジメント』を読んだ時、衝撃を受けました。
「自分と同じこと考えてる!!」

(部分的にですが)大御所と同じ思考であることが、巨大な安心感を与えてくれます。

そういえば、あのブラック企業の経営者も愛読しているんですよね。
『マネジメント』を。

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社長だけが気付くのは何故か

社長だけが気付くのは何故か

「なんでそんなことに気が付かないんだ!
誰でも分かることだろ!!」

社内でよく耳にする、怒気をはらんだフレーズ。
社員に対して”使えない”を連発する社長、いますね。

必ずしも社員がダメ、という訳ではないのです。
社内の情報の流れが問題なのかもしれません。

会社の組織が上手く機能していない場合、特に社長のワンマン経営が強い場合は、社内の情報の流れが上への一方通行になりがちです。
社員はみんな、社長の方を向いて仕事をしているからです。
これでは社員同士、横への情報共有が出来ません。

ワンマン経営による組織図

情報は社長に集中します。
社長は社内全体が把握できる位置にいるので、”ちょっとした事”にも気付くのです。
社員ひとりひとりは自分の周囲しか分かりませんので、社長の気付いた”ちょっとしたこと”にはなかなか気付くに至りません。

営業職は、自分の営業成績にしか頭にないので、同僚の営業とは情報の共有を行いません。
また、技術職の人、製造部門・サービス部門・SE部門は”何故か”営業と仲が悪いので、こちらも情報共有を行いません。
社員は単独で仕事をしているのです。

管理職や情報収集する部門など、ワンクッション置くことで情報の共有ができるようになった例があります。
情報ハブの役割になってもらうことで、情報は一方通行にならず、情報の流れがスムーズになります。

社長の言う「誰でも」は、情報が集まる位置にいて且つ第三者的な位置にいる社長のような立ち位置なら、「誰でも」と言えます。

情報の流れがおかしくないか?
組織がちゃんと機能しているか?
本来はハブとなる管理職も社長の方を向いて仕事をしていないか?

この点にも社長には気付いてほしいものです。
組織は社長がいなくても、ショート問題を解決できるようでなければなりません。

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不特定相手の講演の難しさ

きた経営塾勉強会_170724

今日は地元の勉強会でマーケティングの話をしてきました。
不特定の方々にとって、私のマーケティング理論はどう感じてもらったのでしょうか?

私の主催のセミナーでは、ある程度のマーケティングの内容を掲示しているので、その内容に対しての課題をお持ちの方、これからの展望を知りたい方が参加されます。

今日の勉強会では、まず参加者があって、マーケティングというお題で話をする形です。
参加者はBtoBもいればBtoCもいる、個人事業主もいれば営業組織のある企業もいる。
そしてマーケティングをやってる企業もいない企業もいます。

個人事業主の方にとっては、営業と組織の話はつまらなかったかもしれません。
ブログ・コラムをやってる方にとっては、今更だったかもしれません。
マーケティングのノウハウを期待していた方にとっては、抽象的な話ばかりでがっかりだったかもしれません。

ターゲット(参加者)が不特定、どんな課題をもっているのか状況がつかめない講演は難しい。
話の内容がターゲットに合っていないと、退屈させてしまう。
だから商工会のセミナーには、自分の事業に合わないためつまらないものが存在するのか、と今更ながら認識しました。

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マーケティング担当者は第三者に伝えるのが仕事

極小情報伝達装置

営業とマーケティング担当者、ともに売り上げにつながる顧客に対する活動を行います。
異なるのは、営業は”ある顧客”に対して提案・フォロー活動を行うのが仕事に対して、マーケティング担当者はまだ見ぬ第三者に伝えるのが仕事であるということです。

”ある顧客”とは、相手が誰で、どこに居て、どんな業態・性質であるのか分かっています。
事前に相手を調査して、事前に策を練って対応に臨みます。
営業は1対1でコミュニケーションを取ります。

対してマーケティング担当者の対応する第三者は、相手が誰で、どこに居て、どんな業態・性質であるのか分かっていません。
広告宣伝は釣りをするようなもので、水面下が見えず、何がいるのかも不明です。
マーケティング担当者と第三者とは、1対nの関係です。
相手が未知の存在ということは、相手がこちらの商品サービスや環境をどこまで理解しているのか分かりません。
この第三者に伝えるということは、基本的な情報や環境説明から始めなければなりません。
素人に説明しても理解できる伝え方が必要なのです。

一般に、自社の商品サービスを一番理解しているのは営業、と思われています。
(商品説明を技術スタッフに丸投げする営業は除きますが。)
営業は商品サービスだけの知識で営業ができてしまうものです。
しかしマーケティング担当者は、それ以上に情報・知識が求められています。
自社の商品サービスを取り巻く環境・ターゲット業界の知識(自社の業界ではなく)も必要で、第三者に伝えるためにも自身が理解していなければなりません。
自身が理解していないのに、カタログなんて作れるわけがありません。

第三者に情報を発信するためにも、マーケティング担当者は日頃から情報収集と理解に励まなければなりません。
そういった活動に、会社は理解していただかなければなりません。
サボっているのではない、と。

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プチ豊田って何?

プチ豊田1

ニュースサイトから気になるタイトルが流れてきて読んでしまいました。
『「プチ豊田」な女たち…あなたの“傲慢ぶちキレ度”チェック!』(週刊朝日)

豊田真由子衆院議員の「このハゲー!」騒動を発端に、キレやすくなる40代女性のメカニズムの話でした。

意外とまともな話だったのですが、”プチ豊田”だの”豊田予備軍”だの”豊田騒動”だのネーミングが気に入らない。
私をディスってるの?
全国の豊田家に対して失礼な名付け方です。
記者本人は気にもしていないのだろうけれど。

子供たちの間で「このハゲー!」フレーズが流行りだしているような記事もどこかで見かけました。
連日、テレビで放映されているので、子供が真似をするのは当然でしょう。
テレビの悪影響で全国の豊田くん・豊田ちゃん「このハゲー!」とか言われてイジメられないか心配です。

最近のメディアはモラルの低下が目に余るものがあります。
バズったが勝ち(価値)みたいなところがあります。
CMでそれをやって炎上したビールメーカーの話は、ついこの間の事。
批難が出れば企業価値が下がります。
クライアントは多額の費用をかけて、メディアと一緒に自分の首を絞めているようなもの。
モラルやコンプライアンスのチェック体制を社内に設けるべきなのではないかと感じます。
会社に損害を与えるかもしれない情報発信を、一部署の判断で行っていいものではないはずです。

さて、不本意なネーミングをされた”プチ豊田”。
お口直しに、プリティな”プチ豊田”を発信させていただきます。
全国の豊田さんも是非やってみましょう。

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